VIGとVOO、2つのETFを比較する

2022/1/30 最新情報を反映

スポンサーリンク

VIGとVOOとは?

・VIGは過去10年間以上連続増配している米国株に投資するETFです。
・VOOは米国を代表する企業500社にて構成されるS&P500指数の株式に投資するETFです。
 今回は上記2つのETFを比較分析することでそれぞれの特徴をあぶり出していきたいと思います。

VIGとVOOの概要を比較する

ティッカーシンボル
(ETF名称)
VIG
(Vanguard Dividend Appreciation ETF)
VOO
(Vanguard S&P 500 ETF)
銘柄数267507
経費率0.06%0.03%
配当利回り1.57%1.21%
純資産総額672億ドル(7.2兆円)2,736億ドル(31.4兆円)
上位10銘柄比率31.3%30.4%
株価(2021/5/9時点)$160.82(約18,500円)$406.21(約46,700円)
※2021年12月末時点のデータ。(出典はVanguard社のHPより)

 VOOの方が銘柄数も多く上位10銘柄の比率が低いので分散がされています。VOOの純資産総額がすごいですね。配当利回りは若干VIGの方が高めですが、どちらも1%台で、SPYD,HDV,VYM等の高配当ETFに比べると低いです。

”連続増配株=高配当”というわけではない点には留意する必要があります。どちらも1株から購入可能です。経費率はどちらのETFも素晴らしく低いですね。

上位10銘柄と構成比率を比較する

順位VIG構成比VOO構成比
1Microsoft Corp.3.90%Apple Inc.6.80%
2UnitedHealth Group Inc.3.80%Microsoft Corp.6.20%
3Johnson & Johnson3.60%Alphabet Inc.4.10%
4Home Depot Inc.3.50%Amazon.com Inc.3.60%
5JPMorgan Chase & Co.3.30%Tesla Inc.2.10%
6Procter & Gamble Co.3.20%Meta Platforms Inc.
(旧Facebook Inc.)
2.00%
7Visa Inc.2.80%NVIDIA Corp.1.80%
8Broadcom Inc.2.20%Berkshire Hathaway Inc.1.40%
9Accenture plc.2.10%UnitedHealth Group Inc.1.20%
10Costco Wholesale Corp.2.00%JPMorgan Chase & Co.1.20%
※2021年12月末時点のデータ。(出典はVanguard社のHPより)

VIG、VOOの上位10位中で両方に含まれる銘柄は赤色にしています。上位10社中3社が該当します。VIGには配当を出さない銘柄は入らないので構成銘柄は当然VOOとは変わってきます。

VIGは連続増配株のETFということで歴史がありつつも着実に成長している優良企業が入っています。VOOはGAFAMの比率が高いですね。

VIGは上位1~5位の銘柄でも極端に構成比が高いわけではなく、順位が下がるにつれてなだらかに構成比が下がっていきます。

セクター比率を比較する

※2021年12月末時点のデータ。(出典はVanguard社のHPをデータをもとに作成)

セクター比率もかなり異なりますね。VIGのセクター比率トップは資本財(Industrials)で次いで一般消費財(Consumer Discretionary)ですがVOOトップの情報技術は29.2%に対し、VIGでは14.2%しかありません。

 ちなみに米株のセクター分類は日本株の分類に慣れた私には非常にややこしく感じます。ちなみにグーグルとフェイスブックは通信サービス(Communication Services)に入っていて、アップルとマイクロソフトは情報技術(Information Technology)に入っています。

チャートを比較する

Trading View社提供のVIGのVOO比較チャート クリックで拡大します

上記は2020年初を起点とした直近2022/1/28までの比較チャートです。オレンジがVOO 水色がVIGです。なお配当分は考慮していません。2022/1/28時点で約7.86%VOOがパフォーマンスが良いです。ボラティリティは若干VOOが高いですね。

VIGには、Google、Apple、Tesla、Facebook、Amazonといったコロナショック以降絶好調だった株が入っていない分パフォーマンスに差がついていると思われますが、逆にこれらの株が入っていないのに差がこれだけで済んでいるという見方も出来るのかもしれません。

コロナショック時の値動きを比較する

VIGVOO
ショック前最高値日2020/2/192020/2/19
ショック前最高値$130.91$311.59
ショック最安値日2020/3/232020/3/23
ショック最安値$87.71$200.55
ショック下落率33.00%35.64%
ショック前水準に戻った日
(終値ベース)
2020/8/282020/8/21

コロナショック時においてはVIGが下落幅が少なく底堅い動きになっています。若干VOOの方がショック後の戻りが早かったです。

配当推移を比較する

VIGは連続配当しているのか?配当推移を調べてみました。利回りではなく配当額(単位はドル)で比較しています。

四半期配当の比較

出典:Vanguard社のHPのデータを元に作成

VIG/VOO共に年4回配当が出ます。(3月・6月・9月・12月)2016-2021年の配当履歴をグラフ化して見ました。特にVIGはかなりデコボコしていますね。3月と9月の配当は低めに出る傾向があるようです。VOOは12月が多めに出る傾向があります。

2020年3月の配当はVIG・VOO共に落ち込んでいます。配当にもコロナショックはあるのですね。

年間配当比較

出典:Vanguard社のHPのデータを元に作成

さすがVIGは年間配当で見ると連続増配していますね!。VOOは2019年以降は、配当は増えていません。

スポンサーリンク

まとめ

 私は現在上記のVOOに相当する投信である「eMAXIS-slim S&P500」をポートフォリオのコアとして13%保有しています。(コアという割に比率少ないかもですが・・)
 またVIGについては現在6.32%を保有中。両方毎月定期的に買い増しして、少しずつ保有比率を上げています。 

 VOO(eMAXIS-slim S&P500)はGAFAやTeslaなどの米株で最も成長している企業群を取り込めて、加えて分散性も申し分なく、今後もコアに据えていきたいETF(投信)ですね。

これに対してVIGは、連続増配しつつ、かつ成長性も維持してる優良企業で構成される安定感とボラティリティの低さが魅力です。配当利回りは高くは無いですが長く持つことで買値に対しての配当利回りは上昇していくので、その意味でも引き続き長期ポートフォリオに組み入れたいと思います。

今後GAFAやTeslaが不調になる局面においてはVIGがリカバーしていく場面も出てくるかもしません。というわけで今後の私のポートフォリオは下記のような感じで構築していきたいなと思います。

種別銘柄目標比率
コアeMAXIS-slim S&P50025%
サブコアQQQ,VIG,GOOG25%
サテライト米国個別株、日本個別株、新興国株50%
将来的にはこんな構成比のポートフォリオにしていきたい。

関連記事

 

 

 

外国株

外国株及び外国株で構成されたETFや投資信託に関する記事のカテゴリー

今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。投資につきましては自己責任、自己判断にてお願いいたします。