歯医者嫌いのアラフィフ男が勇気を出して25年ぶりに歯医者に行った話

2021/5/8作成
2021/5/11追記
2021/5/14追記

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きっかけはなんとなく歯に感じた違和感

 一週間ほど前、朝起きてなんとなく奥歯のあたりに違和感を感じた。痛みというほどでもないし、沁みるというほどでもない。その時ふと、そういえば自分は歯医者に全然行ってないなってことを思い出した。

 前に歯医者に行った記憶は、5年前とか10年前どころの話ではなく、20代のころ親知らずを抜いた記憶があるくらい。恐らく25年前くらいだ。会社での健康診断の時も歯を見てもらうことがなかったし、幸い歯が痛くなったこともなかったので歯医者に行くきっかけもなかった。さらには私は歯医者が嫌い(てか好きな人っているのかな?)。幼稚園の頃、まだ歯が生え変わる前に虫歯になり、歯医者に連れていかれた時の、歯医者の強烈な匂いやドリルの音と痛みが、50代になった今もいまだに記憶に残っている。そんな私が積極的に歯医者に行くわけはなかった。

 歯に軽い違和感を感じるくらいだったら、しばらく様子を見るという選択肢もある。ただ虫歯だったらどうしよう。ほっとけば良くなるものではなく悪化するだけだ。また、現時点では虫歯があると決まったわけではない。希望はある。検査をしてもらって問題無ければ安心することができる。

 私は”なけなしの勇気”を振り絞って「検査で問題がない」ことを確認する目的のために、歯医者に行くことにした。

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そして歯医者へ

 ネットに近所の歯医者を検索して、できるだけ口コミのよさそうな歯医者を探した。1件よさそうな歯医者があった。医師は若そうで病院も新しくおしゃれで今風な歯医者って感じ。多分若い歯科医の方が手元が狂わない気もする。近所だったこともあり、そこを予約した。あくまで来院の目的は検査だ。

 5/7(金)当日歯医者に行ってみると、やはりHPで見た通りの新しくおしゃれで清潔感のある歯医者だった。問診票を書いていよいよ席に座る。ちょっとびっくりしたのは、子供の頃に行った歯医者で感じた強烈な匂いがないことだ。使っている薬が良くなったのかな。でもいいことだ。

 さすがに虫歯があっても今日いきなり治療はしないよなあ。一抹の不安がよぎる。軽く先生とお話をしていよいよ検査開始。まず口内の写真を撮られた。その後歯石を除去する。何やら超音波を使うらしい。音はするがさほどは痛くない。ただやっている間は口に水が入るので苦しい。鼻で呼吸する必要がある。機械で歯石を取った後は手で器具を使って細かい歯石を取っていく。恐らく機械で取れなかった残りの歯石を取るのだろう。そのあと機械でクリーニング。これは痛くなかった。

 一通りの作業が終わった。よかった。思ったほど痛くなかった。だがその後先生から衝撃の一言を言われる。「何本か虫歯がありそうですね。次回はレントゲンを撮りますね。」ガーン。最も恐れていた言葉を言われてしまった。。だがこうなったら観念しておとなしく治るまで歯医者に通うしかないな。

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5/11(火)2回目の通院

 2021/5/11追記

 2回目なので初回ほど緊張はない感じだ。まず最初に歯のレントゲン画像を撮影した。重い防護服を着て(放射線を浴びる量を減らす為?)、口にたばこのようなものを咥えされせられた。その後いきなり音楽が鳴り始め、顔の周りの2台のカメラ?が回り始めた。それが一周すると撮影終了。当然痛みはない。
 次は初回に続きクリーニングだった。クリーニングって2回もやるのか?恐らく数十年分の歯石が相当たまっているのだろう。また口に水を入れながら機械で歯垢を取っていった。その後器具を使って手で残りの歯石を取る。数十年分の歯石は取るのにかなり手こずっている感じがした。途中ちょっと痛い瞬間もあったがまあ我慢できた。無事クリーニングが終わり、クリーニング担当の方に「これからは毎日歯間ブラシ(フロス)で歯と歯の間の歯垢を取ってくださいね。」と言われた。今までは歯と歯の間に何か詰まってないと歯間ブラシを使わなかったので、これからは毎日使うことにしよう。クリーニング後、舌を歯の裏に当ててみると今までと歯の感触が異なる。そう。今まで歯だと思っていた部分は実は歯石だったりするのだ。心なしか歯と歯の隙間が広がって息をスーハーすると気持ちがいい。

クリーニングで見た目上きれいになった私の歯。しかしこの奥の見えない場所に虫歯はあるのだ

 クリーニング後はいよいよ、レントゲン写真の説明。白黒写真を見せられながら3~4カ所位虫歯があると説明された。ただ自分は写真を見てもどこに虫歯があるのか全然わからなかった。虫歯がありそうなことは前回言われていたので精神ショックはない。
 先生に2つ質問してみた。一つ目は「虫歯の治療は痛いですか?」と聞くと、「麻酔をするので痛くはないが、帰宅後麻酔が切れたら痛いかもしれない」そうだ。もう一つの質問は、「あと何回位通う必要がありますか」と聞くと、「虫歯が神経に達してなければ、1回程度で済むが、神経まで達していると5~6回通う必要がある」そうだ。今は虫歯が神経に達していないことを祈っている。

次回はいよいよ虫歯の治療だ。

5/14(金)3回目の通院 いよいよ虫歯の治療!

5/14追記

 いよいよ今日は虫歯の治療の日だ。過去に虫歯の治療をしたのは、小学生の頃だったろうか?。多分40年ぶりくらいなのだろう。いつもの歯科に行き。待合室で待つ。程なくして治療室に案内される。  唇だか歯茎だかに何かを塗られた。しばらくすると、歯の周辺の感覚がなくなってきた。麻酔が効いてきたらしい。程なくして歯の治療が始まった。ドリル?の切り裂くような音が脳天に響き始めた!。ああー地獄の時間帯が始まった・・・しかし麻酔のおかげで痛みは我慢できる程度に抑えられている。よかった・・なんとか行けそうだ、しばらく、ドリル?の切り裂くような音を聞きながらひたすら時間が過ぎるのを待った。時間にして20~30分ほど経ったろうか。治療がおわった。やった!終わった!。口を開きっぱなしにするのも結構疲れた。

 治療が終わり、先生から説明を受けた。やはり今日治療した2本のうち1本は神経まで達しているとのこと。真っ黒な虫歯が写った写真を見せられた。ショックだが仕方ない。治療が終わるまで結構な回数を歯医者に通う必要があるようだ。

 今日治療した箇所には白い詰め物がしているが、麻酔が切れると痛みが出てくる可能性があるそうだ。念のため痛み止めを3回分処方された。麻酔は3時間ほどで切れた。夕食を恐る恐る食べてみたがさほど痛くはなかった。翌朝起きてみると、昨日より痛みがひどくなっている。治療した奥歯を嚙んだ時痛みがある。また歯磨き時に歯ブラシが治療した部分に当たった時にも痛みがあった。処方された痛み止めを飲んでみた。

 今回神経まで達している虫歯を治療したのだが治療時には思ったほど痛みはなかった。さすがに昔に比べて、麻酔や器具の技術が発達しているのだろう。もっと早く歯の検診を受けるべきだったか。。まあ今言っても仕方がないことですが。