VIGとVOOの過去の増配率を比較してみた。増配率が高かったETFはどっち?

たーぼうです。VIGは米国の連続増配企業で構成されたETF、VOOは米S&P 500株価指数銘柄で構成されたETFです。多分、増配率はVIGの圧勝だろうな・・と思って調べてみると、意外?な結果になりました。

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VIGとVOOの増配率を比較。意外にもVOOのほうが平均増配率が高かったが・・。

意外にも?、2012~2022年の平均増配率はVOOが圧勝しています。特に2012-2013年の増配率の差が大きく、ここの差で平均増配率の差に影響している感じです。

グラフ化してみました。VOOは2013-2014年は著しい増配だったのに対し、VIGは2013年はわずかに減配になっているですよね。尤も、2015年以降の増配率はVOOもVIGも似通っています。さらには2020年以降は、VIGの増配率がVOOの増配率を3年連続で上回っています

また、VOOは増配率が年によって乱高下しているのに対し、VIGの増配率は比較的安定しています。安定のVIG、乱高下のVOOと言った感じでしょうか。コロナショックの2020年でさえ増配だったVIGは近年の安定感が凄いですね。

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配当利回りの推移は?全体的にVIGの方が高めだった。

年末株価に対する年間配当額で算出した配当利回り推移も出してみました。全体的にVIGがVOOを上回っています。2011-2022年だと、唯一2019年だけVOOがVIGの配当利回りを超えています。

グラフ化して見ました。2011~2013年はかなり配当利回りに差がありましたが、2014年以降は配当利回りが似通っています。それでも概ねわずかにVIGの方が配当利回りが高いですね。

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株価推移は?

TradingView社提供のVIGとVOOの比較チャートを使用

2011年以降のVIGとVOOの株価比較チャートです。チャートの動きはVIGもVOOも似通っています。株価成長率に関してはVOOがVIGを上回っていますね。コロナショックでの落ち込みはVIGの方が少ないです。「安定のVIG」「成長のVOO」といった感じですね。

まとめ

・意外にも2011~2022年の平均増配率はVOOの圧勝。但し2015年以降は平均増配率が似通っている。また2020年以降はVIGの方が平均増配率が高い。

・配当利回りは概ねVIGがVOOを上回っている。

・株価の成長率もVOOの方が高い。但しコロナショック時の落ち込みはVIGの方が少なかった。

・全体的には「安定のVIG」「成長のVOO」と言える。

まとめるとこんな感じでしょうか。どちらも魅力的なETFですね。

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