たーぼうです。VIGは米国株の中でも10年以上連続増配している企業のみ構成されたETFです。分配金は年4回(3月・6月・9月・12月)出ます。この度2023年3月度の分配金額が確定しましたので、果たしてちゃんと連続増配されているのかをチェックしてみました。
尚、VIGの最新の分配金額は下記のバンガード社のサイトに掲載されています。
2023年3月の分配金額は?
2023年3月期の分配金額は1株辺り$0.7489でした。前年同期の2022年3月期と比べると108%で順調に増配されています。
2017-2022年の分配金推移をグラフ化して見ました。四半期では前年同期比で減配の時もありましたが、年間では毎年順調に連続増配しています。奇麗に毎年増配している感じはさすがVIGと言った感じですね。
ただしVIGも過去には2009年と2013年に年間で減配となった年もありましたので、VIGなら絶対に減配は無いと言う訳では無いです。
VIGの分配金利回りは?
直近1年(2022年6月~2023年3月)の分配金額は合計$3.028になります。これを2023/3/23の終値$148.83で利回りを計算すると2.03%になります。
VIGは配当利回りとしては特段に高配当ではありません。毎年増配していくことで、長期保有すれば毎年元本に対しての利回りが増えていくことがこのETFの魅力です。
VIGの構成企業は?
下の表はVIGの構成企業上位10社になります。
順位 | ティッカー | 企業名 | 構成比 |
1 | UNH | UnitedHealth Group Inc. | 3.70% |
2 | MSFT | Microsoft Corp. | 3.56% |
3 | JPM | JPMorgan Chase & Co. | 3.50% |
4 | JNJ | Johnson & Johnson | 3.33% |
5 | V | Visa Inc. Class A | 2.90% |
6 | PG | Procter & Gamble Co. | 2.74% |
7 | HD | Home Depot Inc. | 2.55% |
8 | MA | Mastercard Inc. Class A | 2.52% |
9 | AVGO | Broadcom Inc. | 2.00% |
10 | PEP | PepsiCo Inc. | 1.99% |
まとめ
というわけで、VIGは今のところは順調に増配を維持し続けています。ここ数年、コロナショックやその後のインフレ、最近では銀行の倒産などもありましたが、毎年着実に増配してくれています。持っていて比較的ストレスの少ないETFだと思います。
たーぼうの買い方としては今後も、毎月低めに指値を設定して少しずつ買い進めて行くつもりです。高値掴みさえしなれば、長期保有で利益の出しやすいETFかと思っています。
関連記事
VIGの2022年1-5月の株価の下落率はSPY、QQQと比較すると下落率が少なかったことが分かります。
VIGは長期保有していると高配当になるというテーマで書いた記事です。長期投資に向いていると思います。
SPYDとVIGは配当をテーマにしたETFという意味では似ていますが、性質的には全く異なるETFであることが分かります。
VIGとVOO。2つのETFを比較することでそれぞれの特徴をあぶりだしてみました。
https://taabohsroom.com/category/investment/etf/
https://taabohsroom.com/category/investment/etf/vig/
最後までお読みいただきありがとうございました。投資につきましては自己判断、自己責任にてお願いいたします。