東名高速の横浜町田IC下り線の加速車線が2022年11月19日より延伸。渋滞は緩和されるのか?

たーぼうです。東名高速の横浜町田IC下り線の加速車線が2022年11月19日より延伸されることがNEXCO中日本よりニュースリリースにて発表されました。これにより渋滞が緩和されるのかについて考えてみたいと思います。

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加速車線延伸の概要

東名高速の横浜町田IC~海老名JCTは日本有数の交通量区間

今回、拡幅されるのは東名高速の横浜町田IC下り線の加速車線。東名高速の横浜町田IC~海老名JCTはもともと交通量が多く(1日約14万台!)、しかも新東名が並走していない(建設予定もない)こともあり今後も引き続きかなりの交通量が見込まれる区間です。

NEXCO中日本 企業サイト ニュースリリース2022/11/14より引用

渋滞も頻発するので横浜町田IC~海老名JCT間を部分的に片側3車線を4車線に拡幅する工事が行われています。

今回拡幅されるのは横浜町田IC下り線の加速車線

今回拡幅されるのは横浜町田IC下り線の加速車線で同時に合流方法も変更されます。

NEXCO中日本 企業サイト ニュースリリース2022/11/14 「(別紙)工事完成予定区間や横浜町田IC下り線の渋滞状況など」より引用

現況の合流方法よりは変更号の方が、整然と合流が行われそうな気もします。ただ横浜町田ICからの流入量が半端なく多いこともあり、完全に渋滞が無くなることは無いでしょうね。根本的にはこの区間は片側3車線では足りないのだと思います。

現在も拡幅工事が行われており、今後も拡幅区間が増加する予定。

NEXCO中日本 企業サイト ニュースリリース2022/11/14 参考資料「渋滞対策について」より引用

拡幅工事は今回で完了と言う訳では無く、現在は大和トンネルと横浜町田IC間で引き続き拡幅工事が進められています。

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渋滞は緩和されるか?

合流が整然と行われることにより多少は渋滞がましになるかと思いますが、劇的な変化はないと思います。今回の拡幅区間の先に片側3車線に絞られる区間が残るので、結局ここがネックとなり渋滞が発生してしまうのではないでしょうか?と推測します。

部分的な4車線化では渋滞解消には程遠いと思われる

気になるのは、現在工事中の区間の拡幅が完成しても、東名の海老名JCT~横浜IC間に片側3車線区間が残ることです。もしかして現在工事中の区間の拡幅が完了したら渋滞対策工事は完了となってしまうのでしょうか?

今後新東名が新御殿場IC~新秦野IC間建設されれば、ネック区間が解消されることで、横浜町田IC~海老名JCTの交通量がさらに増えると思われます。そのことを考えた場合、この区間は全区間片側4車線化しないと根本的な問題解決にならない気がします。(仮に全区間片側4車線化したとしても渋滞が残るかもしれません)

現在新東名は新御殿場で一旦途切れる。新御殿場ー新秦野が繋がればネックは解消されるが、逆にピーク時の横浜町田ー海老名JCTの交通量は増えると思われる。

仮に部分的な4車線化で渋滞対策工事は完了とされた場合、渋滞解消には程遠いのではないかと思います。

追い越し車線が増減するような拡幅区間の活用を検討すべき

またこの区間を走っていて思うのは、拡幅によってせっかく増えた一番左側の車線を走る車が少なく、あまり活用されていないと感じられることです。何故この車線が不人気なのかというと、拡幅区間が先で終わるので結局は、右側への車線変更を余儀なくされることが嫌われるからだと思います。

個人的には拡幅区間で左側の走行車線が増えるのではなく、追い越し車線が増えて拡幅終了の際に追い越し車線が減るような車線の引き方をすれば、「拡幅区間で左側の車線が使われない問題」は解消されると思います。

拡幅で追い越し車線が増えた場合、たとえ追い越し車線が部分的だとしても、流れが速いことを好んで選択する車が一定数出てくるので、結果的に拡幅された4車線区間がより均等に活用されることに繋がり、結果的に渋滞緩和に効果があるかと思います。

この方法は中央道で実績があります。

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最後までお読みいただきありがとうございました。