過去10年の資産クラス別リターンからわかる「毎年スターは変わる」という事実と過去10年の平均リターンについて

たーぼうです。モーニングスター社のサイトに過去10年の資産クラス別のリターンが掲載されています。年次と月次の切り替えも出来ますし、円換算する・しないも切り替えられます。便利なサイトですね。今回はこの表からたーぼうなりに読み取れることを書いてまいります。

モーニングスター INDEXサイト

本当は資産クラス別リターンの表をキャプチャして本ページに張り付けたかったのですが、著作権上問題がありそうなのでリンクを貼るのみとします。

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概況

リターンが10年でトップだった回数は、「コモデティ・原油」と「国内REIT」が各3回、「国内株式」が2回「新興国株式」・「コモデティ・金」が各1回でした。

ちょっとびっくりしたのが「コモデティ・原油」はリターン最下位を5回も記録しているのですね。極めてボラティリティが高い資産クラスと言えます。

また同じ資産クラスが2年連続でリターン首位だったことが過去10年で1度もなく毎年「スター」が入れ替わってきたことを示しています。

先進国株式は、リターンが毎年2~4位の間に収まっており、安定感を感じますね。それに比べて国内株式は、最下位のリターンだった年もあり、先進国株式比べて安定に欠ける印象です。次に資産クラス毎に個別に見ていきます。

2019年から3年連続でコモディティ資産がリターンの首位をマークしています。もしかして2020年代はコモディティの時代になるのでしょうか?

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過去10年の平均リターン順にコメント

1位:先進国株式:やはり安定的にリターンが高い

10年間の平均リターンを計算すると、掲載されている11の資産クラスの中でトップ(14.4%)でした。リターンがマイナスだった年も10年で2回しかなく、その2回も-10%以下に収まっています。過去10年は安定的にリターンが出た資産クラスです。

少なくとも過去10年では先進国株式を投資の中心に据えて正解だったと言えます。

2位 国内株式:先進国株式に次いでリターンが高かった

先進国株式に次いでリターンが高かったのが国内株式(11.8%)で、過去10年では健闘していたのですね。2013年の+51.5%というリターンが目を引きます。アベノミクス相場でですね。ほんの8年前に日本株が脚光を浴びていた時期があったのですね。最近は見る影もない感じがしますが・・・

アベノミクス相場(初期波動) - あのころ、あのとき - 時事エクイティ

3位 国内REIT:平均リターンは3番目に高かった。

過去10年の平均リターンは10.9%で3位でした。特に2012年~2014年が25~35%の高いリターンが出ていましたね。アベノミクスでJ-REITも上昇したのですね。

J-REITのパフォーマンス要因分析~J-REIT市場の上昇・下落要因を調べる~
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4位 ハイイールド債:意外と安定

平均リターンは+7.9%で4位。過去10年でリターンがマイナスだったのは2015年(-4.5%)の1回しかないのは11の資産クラスの中では最小回数です。極めて安定してます。サテライト的にちょっとHYG(ハイイールド債券のETF)でも持っておいてもいいかなと思いました。

5位 先進国REIT

平均リターンは+6.5%で5位。過去10年で4回マイナスだった年があります。2012年の+33%がかなり高いですね。2012年は世界的にREITの年だったのですね。

6位 新興国株式

過去10年の平均リターンは+4.9%で6位。10年間でマイナスだった年が5回ありました。同じ株式でも先進国や国内株式に比べてかなり差をあけられていた10年だったと言えます。

7位 コモディティ・原油

過去10年の平均リターンは+2.8%で7位。但し3回のリターン1位と5回のリターン最下位を記録した、ボラティリティ面ではトップの資産クラスです。ちょっと長期で持つのは怖い資産ですね。

8位 コモディティ・金

過去10年の平均リターンは+2.2%で8位。2020年だけリターンのトップをマークしています。

9位~11位 債券

過去10年の平均リターンで9位から11位は以下のようになります
 ・ 9位:先進国債券 +0.2%
 ・10位:国内債券 -0.5%
 ・11位:新興国債券 -0.6%
なんか過去10年の平均リターンがマイナスの投資商品とか持ちたくない・・と思ってしましました。

まとめ ~ 毎年スターは入れ替わる ~

なんだが、栄枯盛衰を感じますね。ここから言えるのは、今リターンが高い資産クラスだからといって、「○○持っておけばOK」みたいな思考停止な考え方は、すぐに陳腐化するリスクが高く、危険だということです。

今後どんな資産クラスがリターン上位来るのかはわかりませんが、特に長期投資では特定の資産クラスに偏りすぎないポートフォリオを意識する必要があるように思いました。

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今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。投資は自己責任自己判断にてお願いいたします。