【長期投資家向き】平時に株が暴落したらどうするかを考えておく。

株価の暴落って、ただそれがいつ来るかはわからないだけで、いつかは必ず来るものだと思います。特に10年~20年以上に及ぶ長期投資の場合、期間中に暴落が来る確率はかなり高いと思います。

なので(今のような?)平時に、株価がマイナス30%~40%暴落したときにどうするかを考えるのは結構重要かと思います。予めどうするのかを決めておけば暴落時にも比較的落ち着いて対処できるのではないかと思います。決めておかないとどうなるか?おそらく狼狽して、ストレスに耐えられなくなって底値で売ってしまうことになりかねません。

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暴落は10年おきにやって来る?

上のチャートはアメリカの株価指数S&P500に連動するETF”SPY”の月足チャートになります。2000年以降だと2000-2003年のITバブル、2008-2009のリーマンショック、2020年のコロナショックの3回の暴落が起きています。近年の暴落は大体10年スパンに近いけど、きっちり10年おきに発生しているわけではありません。暴落の期間も、また暴落前の水準に戻るまでの期間もまちまちです。2020年のコロナショックは暴落期間も、暴落前の水準に戻るまでの期間も異例に短いですね。

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一番いいのは事前に暴落を察知できることだけど。。

暴落への対処法として一番いいのは、暴落を事前に察知して、現金比率を高めておく。その上で、予め日経平均、Nasdaqの指数などに空売りを入れる。そうすれば暴落時に逆に儲けることだって可能になります。そんでもって暴落の底付近で空売りを買い戻して、今度は一転買いに転じる。これができるのならパーフェクトですね。むしろ暴落を利用して稼ぐことが出来る。

ただ(たーぼうを含めて)多くの投資家は暴落を察知する才能もないので、日々情報収集していたとしてもこれができる可能性は低い。まず、暴落のタイミングを事前に察知するのが非常に困難。例え今がバブルだと言ってても、いつ弾けるのかなんてわからないですよね。 誰にもわからないと思います。さらには暴落時の株価の底打ちタイミングを読むのも難しい。

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投資資産を保有したまま暴落に付き合うのも一つの手だ。

次善の策としては、投資資産を保持したまま暴落に付き合ってしまうことですね。多分これは忍耐力さえあれば誰でもできる。暴落中に持ち株を売ることはしない。

そんでもって暴落の途中から少しずつ買いを入れていく。買った翌週にさらに株価が下落しても構わず少しずつ買いを入れる。そう。バーゲンセールはいつまで続くのかわからないし、どこで底打ちするのかもわからないから、少しずつ買いを入れるしかない。

たーぼうは2020年3月のコロナショック時にはこのやり方を採りました。今思えば、もっと大胆に買っておけば良かったと思うんですが(笑)。当時はこの暴落は2-3年続くなんて見方も結構あって、たーぼうもそうかもしれないなと思っていました。なので大胆に買いを入れるのも怖かったです。

コロナショックでは、2020年4月以降急に株価が戻り始めて、Nasdaqなんて気が付いたらあっという間にコロナショック前の水準に戻っていましたね。結果的には、大胆には買えなかったものの安値で買えた株もあったのでよかったかなと思います。多分次の暴落時もたーぼうはこのやり方で行くしかないかなと思っています。

暴落中に持ち株を売るのは避けたい

もし暴落が始まってしまったら、持ち株を売ってしまうのはたーぼう的にはあまりお勧めしないですね。暴落の初期に売ってしまえれば良いですけどこれがなかなか難しい。

結果的に往々にして暴落の真っただ中とかクライマックスで売るはめになるんですが、今度は買い戻すタイミングが難しいんですよね。でも買い戻さないと本当に損失が確定してしまう。あとやはり自分の売値より高い値段では買いたくない意識も働くので、最悪、暴落の底からするすると上がり始めた株をただ指をくわえて見ているだけで、買えなくなってしまうリスクも結構あるかと。もうそうなると結局何もかも嫌になって、株なんかやめた!もう見たくもない!ってことになりかねないと思います。

というわけで、積立とかやってた場合も、暴落時でも普段通り積立を行うのがいいでしょうね。安値で買えるチャンスでもあります。暴落を機に積み立てをやめてしまうのは良くないし、さらに良くないのは積み立てた株や投信、ETFなどを暴落時に売却してしまうことかと考えます。

悪い事ばかりではない株の暴落。

正直言って株の暴落は怖いです。現在自分史上最大額を資産運用しているので、今暴落が起きたらかなりのお金を失うことでしょう。ただ、暴落時に嫌なことばかりが起きるわけではありません。そうです。株のバーゲンセールが始まるのです。例えば、普段1株千円位した、「憧れのあの株」が700円位で買えたりするのです。こんなに嬉しいことは滅多にありませんよね。

但し、株の暴落はデパートのバーゲンセールなどとは異なることがあります。一つは、予告なしに突然バーゲンセールが始まることです。さらにはセール期間もわからないです。1カ月で終わることもあれば、数年続くこともあります。セール期間中は株価は目まぐるしく変わります。なので底かな?と思って買いを入れても翌週にさらに下がるなんてこともよく起きます。なので暴落時に買いを入れるのは実は結構勇気が要ります。

まとめ

いかがだったでしょうか、なんだかエッセイみたいな文になってしまいましたが。たまにはこういうのもありかな。もちろんポートフォリオの内容によっても戦略は変わるかもしれないですけどね。例えばビットコイン100%なんてポートフォリオだったら暴落時には早々に逃げたほうが良いかもしれません。今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。投資につきましては自己責任にてお願いいたします。

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今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。