新東名 伊勢原大山~新秦野ICが2022/4/16に開通。開通区間が東名渋滞時の迂回路として使えるか?について考えてみた。

たーぼうです。新東名の伊勢原大山~新秦野ICが4/16に開通します。正直新御殿場ICまで延伸してくれないと高速道路ネットワークとして機能しないので開通効果は限定的と思われますが、今回は新東名の開通区間が「東名渋滞時の迂回路として機能する可能性はあるのか?」について考えてみました。

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開通区間の概要

NEXCO中日本 参考資料【別紙1】新東名(伊勢原大山IC~新秦野IC)の開通の概要 より引用

今回開通するのは新秦野IC~伊勢原大山ICの約13km。途中に秦野丹沢サービスエリアが設置予定ですが、開業時期は未定となっています。SAに併設して秦野丹沢スマートインターが設置され、こちらは新秦野ICと同じく4/16に開通予定です。

今回の開通区間は片側2車線往復4車線での開通になりますが、静岡区間が片側3車線になっているのに全通すれば静岡区間より交通量が多そうな神奈川県内区間が片側2車線なのには疑問を感じます。最初から片側3車線で整備したほうが、あとから拡幅するよりトータルで安いのではないでしょうか?ねっ猪瀬さん。(片側3車線で整備すると海老名南JCT先頭の渋滞が酷くなるのを見越してあえて片側2車線にしたのもしれないですが)

尚、現在工事中の新秦野IC~新御殿場IC間は、途中の高松トンネルにおいて、脆弱な地盤が出現しトンネル切羽の崩落、内空断面の変形及び大量の湧水が発生するなど工事が難航しており、2022/12/16に開通時期は2027年度と発表されました。全通しないと本領発揮出来ないので開通時期遅れは残念ですが仕方ないですね・・。

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意外と近い?大井松田ICと新秦野IC

東名の大井松田ICと新東名の新秦野IC、実はそんなに離れていないです。国道255号・246号経由で大体5km位です。新秦野ICの出入口は国道246号の八沢入口交差点付近に設置されます。

ということは、例えば東名上り線の大井松田~厚木ICが渋滞時に一旦東名を大井松田ICで降りて、一般道経由で新秦野ICに行って再度新東名に乗れば渋滞を回避できる可能性があります。

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迂回時のネックは片側1車線の国道246号?

ただネックなのはこの区間の国道246号が、片側一車線で途中に信号もあり交通容量が低い為に渋滞が頻発することです。

仮にもし東名の大井松田~厚木ICが渋滞時に、車が大挙して新東名の新秦野ICを目指すようになった場合、国道246号の区間がいとも簡単に大渋滞することが予想されます。なのでもし東名渋滞時に、新秦野ICに迂回を検討する場合は、大井松田ICから新秦野IC間の一般道が渋滞していないかを、事前に確認したほうが良いかと思います。

個人的には下手に迂回するより素直に東名の渋滞に突っ込んだ方がましだった・・というケースが多そうな気はします。

ちなみに御殿場ー東京の高速料金は¥2,620ですが、途中大井松田で一旦降りて新秦野に乗った場合はトータルの高速料金は計\2,710と若干高くなります。

同じ迂回するなら大井松田ICで降りて小田原厚木道路の小田原東ICに迂回する手もありますね。まあどっちみち東名上りの厚木~大井松田ICが渋滞していれば厚木~横浜町田ICも渋滞してることが多いので、目的地が東京や横浜の場合は渋滞を避けるのは至難の業ではあります。

国道246号に建設中の新秦野IC出入口付近のストリートビュー。

まとめ

というわけで、たーぼうは、今回の新東名の開通区間が「東名渋滞時のう回路として機能する可能性はあるのか?」についてはやや悲観的に考えています。やはり新御殿場~新秦野間が開通して新東名全通!とならないと本領発揮にはならないでしょうね。ただ新東名が全通しても車が厚木ICや海老名JCTでさらに詰まりそうですよね。せめて、海老名JCT~横浜町田IC間の完全片側4車線化くらいやってもらわないと休日を中心とした渋滞は解消しないのでは?と思います。

あとは圏央道・横浜環状南線(藤沢~釜利谷JCT [2025年度開通予定])が開通すれば、圏央道経由で横浜新道・横浜横須賀道路・首都高湾岸線方面に逃げられるので、渋滞回避の選択肢が増えることになります。そうなれば、海老名JCT~横浜町田IC間の渋滞も多少は緩和されるかな?

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今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。