GIANT CONTEND2 のギアを貧脚仕様に変更してみた感想

たーぼうです。2021年10月にロードバイク(GIANT CONTEND2 )を購入しライドを楽しんでいます。2024年11月現在累計走行距離は1万2千kmを超えた所です。

最近チェーン交換後、走行7千kmに達しそろそろ交換しなくてはと思いつつ走ってたのですが、強く踏んだ時に歯飛びを起こすようになってしまいました。さすがに寿命が来たと思ったのでチェーン交換することにしたのですが、走行1万2千kmを超えたのでスプロケットも交換時期に来ています。

丁度いいタイミングだったので、いつかやってみたいと思っていたギア比変更もやることにしました。ギア比を変更するとチェーンの長さも変わるのでチェーン交換タイミングでやるのがベストなんですよね。

スポンサーリンク

CONTEND2のギア比で感じていた2つの問題点

トップの11Tのギアをほとんど使っていなかった

CONTEND2には11-34Tという超ワイドなスプロケットが付いています。その中でトップ側の一番重いギアである11Tを貧脚の僕はほとんど使っていませんでした。この11Tって多分40km/h以上で巡行する人じゃないと使わないギアですよね。僕は追い風とかで気持ちよく走っている時でも35km/h巡行位なので、11Tを使うことはほぼ皆無なのです。

また、CONTEND2にはリア側が8段変速仕様のクラリスと言うコンポが使われているのですが、上位コンポの105が11段、アルテグラが12段なのに比べて明らかに段数が少ないわけです。にもかかわらず、ただでさえ少ない段数なのに使わないギアがあるのは非常にもったいないよなあ・・。といつも思っていました。

同じようにロー側の34Tというギアもほとんど使っていない。これは僕がヒルクライムとかしなかった事もあるんですが。まあロー側の34Tの方は激坂に遭遇した時やヒルクライム時への保険としてはあってもいいかな?とは思うんですけどね。

そういうわけで、普段のライドではトップの11Tとローの34Tは使わない状況で走っているということは、普段はリヤ8段中の6段分しか使っていないことになります。

スプロケットのギア間の歯数差が大きすぎる

CONTEND2には「11-13-15-18-21-24-28-34」というスプロケットが使われています。このスプロケットの特徴は8段という限られた段数で、11-34Tという超ワイドレンジなギア比を実現している所で、激坂から超高速までカバーしている点は素晴らしいのですが、これを8段という限られた変速数でやると「ギアとギアとの間の歯数差が大きい」という弊害も出てきたりします。

僕は平地巡行だと普段最も使うのが15-18-21あたりのギアですが、この辺りで歯数差が3あるとどうなるかというと、例えば21Tで走行していてちょっと軽いなと思って1段重くして18Tにしたら今度は重すぎる・・と言うことが起こりがちになって来るのですね。

シマノにしてみれば「105に替えれば解決しますよ!」と言う話なのかもしれないけど、コンポを入れ替えとなるとかなりお金もかかるので「気軽に交換」というわけにもいかないのです。

スポンサーリンク

問題解決の為に、スプロケットとアウターチェーンリングの交換へ

上記問題の解決のために、まずスプロケットの交換を検討してみましたが、調べてみるとシマノの8段用スプロケットはトップが11Tの物が多く、中にはトップが12T、13Tと言うスプロケットもあるのですが、その場合ロー側が23Tとか26Tになっていて極端なクロスギアになっているのです。さすがにこれでは坂が厳しい。

なので11Tを使えるギアにするにはチェーンリングの歯数を下げる必要があるわけです。

またクロスギア化するには11-34Tのスプロケットを11-30Tとか、11-28Tに変更する必要が出てきます。たださすがに11-28Tは、坂がきついと思われるので現状11-30Tがベストな選択かと思います。

というわけでいろいろ検討した結果、アウターチェーンリングを50T⇒46Tへ交換することで、11Tでもギア比が軽くなるようにしつつ、スプロケットを11-34Tから11-30Tへとクロスギア化することで8段変速と言う限られたギア数を最大限自分に合った構成にすることにしました。

下の表で普段CONTEND2で自分がどのギアをよく使うのかを色付けしてみると大体1.2~3.5あたりのギア比を普段よく使っています。

この1.2~3.5から外れるギア比を出来るだけ少なくし、かつ1.2~3.5の範囲内のギアが出来るだけクロスになるように、チェーンリングやスプロケットの構成を選択すればいいわけですね。

結果的に以下の方針になりました。

ギア比の変更方針
・スプロケットを、11-34Tから11-30Tに変更する
・アウターチェーンリングを、50Tから46Tへと変更する。

アウターチェーンリングを50Tから46Tに変更すれば、フロントがアウターの場合に「ほとんど使わないギア」が無くなる計算になります。「よく使うギア」の枚数が増えてギア間のギア比の差も小さくなるので、よりしっくりくるギアを選べる確率が高まると思われます。

ただこのギア比にもデメリットがあって、最も軽いギア比が、1.00⇒1.13へと若干重くなります。激坂への保険が若干心許無くなるわけです。まあこの点は妥協することにしました。インナーチェーンリングを30Tにすればこの問題は解決しますが、CONTEND2についているFSA TEMPOというクランクには30Tのインナーチェーンリングはつかなさそうなので見送ることにしました。

クランクそのものをMTB用とかの物に替えれば30Tというチェーンリングもつくでしょうけど、高くなる(あるいは重くなる)ので今回はやめておきます。

スポンサーリンク

スプロケットとチェーンリングを交換した感想

というわけでチェーン、スプロケット、アウターチェーンリングの3点を同時交換しました。工具を持っていないこともあり、交換自体はワイズロード新宿本店にお願いしました。

アウターチェーンリングはTIOGAの46Tに交換。
BCDは110mm。
スプロケットは11-30Tに。
ロー側が30Tになったことで若干小降りに見える
アウターチェーンリングが46Tになったことで「ロードバイクっぽさ」が若干スポイルされたような気もするが、まあ乗りやすさが一番ですよね。

今回交換したのは以下の3部品になります。

感想:リヤ8段の制約の中で現状最も自分に合ったギア比を手に入れた

いつも走る多摩川を走った感想としては、やはり以前よりギア間のギア比が縮小した実感は得ることが出来ました。以前のようにリヤ8段中6段しか使っていない感覚はなくなり、ようやく8段をフルに使えるようになった感じなりました。

欲を言えばもっと間のギアが欲しい場面も無くはないけど、これが8段の限界であり、「これ以上望むなら105買えよ」ということになるわけです。

あとはフロントが50-34Tから46-34Tになったのでインナーに落とした時の落差が以前より結構小さくなった感じがあります。意外とアウターチェーンリングの50T⇒46T化は感覚が変わりますね。

尚、お店の人に言われたのが、トップと2段目で音鳴りするが仕方がないとのことでした。確かに音鳴りはしました。使用頻度的にはあまり使わないギアなので個人的にはしかなないかと思いました。尚交換前も音鳴りはありましたね。

あとは、一番軽いギアが以前よりも若干重くなったのは特に坂では実感できますね。今のところヒルクライムとかしてないので全然大丈夫です。ただヒルクライム時でもフロント34Tーリア30Tがついてれば大抵の坂は大丈夫じゃないかと思いますけどね・・・。まあこの辺は自分の脚力向上でカバーすることにします(笑)

結論としてはリヤ8段の制約ある中では、現状の自分の脚力だとこのギア比が一番合っている気がします。

愛車近影。

関連記事

自転車

2021年10月に購入したロードバイク(GIANT CONTEND 2)や、自転車用品、ツーリング記録等。

最後までお読みいただきありがとうございました。