たーぼうです。年々、家でプリンター(複合機)を使うことも少なくなってきた。年賀状を刷ることもしなくなったし。でも全く使わない訳でもなく、たまに印刷やコピー、スキャンをしたい場面がたまにあったりもする。もっとも、妻は職場でも自宅でも仕事をする関係で僕よりは家でプリンターをよく使っている。
「電話機付きの複合機」が便利だと思う理由とは?
今まで使ってきたプリンターは正確に言うと「複合機」という製品で、印刷のみならず、コピー、スキャン、FAXもこなす多機能製品だ。
僕が今まで使ってきたのはブラザーのプリビオ(MFC-J980DN)という機種で、最大の特徴はコードレスの電話機もついている複合機だということ。この「電話機付き複合機」って家庭用だとブラザーしか出してないんですよね。
固定電話機って意外とスペースを取るので、この「電話機付き複合機」って省スペースが実現できるという意味でもとても便利な商品だと思う。
でも何でこういう商品キヤノンやエプソンは出さないんだろうか?とも思うけど、まあ最近は若者中心に固定電話を持たない世帯が普通になっているので、この「電話付き複合機」もニッチな商品なのでしょうね。さらには、コンビニとかの印刷サービスを使えばプリンターも要らないよねってことで、プリンターも固定電話も持ってないっていう世帯が今後どんどん増えていくのかもしれない。
でも我が家ではどうかと言うと、妻が家でも仕事をしていることもありプリンターが必要。あと固定電話を使うニーズもあるので、今でもこの「電話付き複合機」があると便利な状況が続いている。
で、今まで使っていたブラザーの複合機、調べたら買ったのは2014年の3月で既に10年以上使っていた。最近いよいよ用紙が送りが上手くいかなくなってきた。恐らくゴム製のローラーが劣化が不調の原因かと思う。だましだまし使ってきたけど、もうそろそろ限界かなという感じになってきたので、買い替えることにした。まあ複合機で10年以上機械的な故障もせずに動いてくれたのはかなり立派だと思う。
買い替え機種の選定
「電話機付き複合機」はブラザーの一択になる
さて買い換える機種は何かがいいかと考えてみると、電話機と複合機を別々に買う手もあるし、ぶっちゃけその方がトータルで安かったりもするんだけど、別々に買うと設置スペース取られるのが難点。で今回も電話機付きの複合機にするかとなると、他社製品が無いので結果的にブラザーの一択になる。ニッチな商品なだけにしつこく作ってくれるブラザーに感謝すべきなのかな?
と言う訳で、やはり今回もブラザーの電話機付きの複合機(MFC-J939DN)を買うことにした。この機種は今まで10年間使った複合機の最新モデルにあたる。価格はヨドバシのオンラインで3万7千円くらい、ポイントを考慮すると実質3万3千円位だった。
下位機種との違いは?
尚、同じブラザーの下位機種でMFC-J739DNというモデルもあり、MFC-J939DN比べて価格が1万円ほど安い。
違いは、ADF(複数の紙を自動でスキャンしてくれる機能)、自動両面印刷、BD/DVD/CDへのレーベル印刷の機能が省かれていて、印刷スピードも遅い。あと個人的に一番気になったのは下位機種は有線LAN接続が省かれている点で、プリンターみたいに設置したら動かさない物は有線の方が接続が安定しててメリットが多いんじゃないかなと個人的には思う。以上を総合的に考え、結果的に今回も上位機種のMFC-J939DNを選択した。
感想(10年分の進化は?)
本体が一周り小さくなった。
設置して感じたのは、本体が一回り小さくなったかなということ。寸法を調べてみると、幅と奥行きが約3cmずつ短くなっている。
実際の寸法図も掲載してみました。本体は小さくなったがトレイを開いたりすると結構前後の場所は取るようだ。
新機種の子機は旧機種の電話機と瓜二つのデザインの子機だなと思ったら、型番(BCL-D120K)が旧モデルと一緒なので多分新旧同じ製品ですね。なんと10年以上変わってないとはちょっとびっくり。固定電話用の子機なんて枯れた商品なのでしょうね。
操作性は旧機種と変わらず、乗り換えユーザーには使いやすい
液晶はタッチパネルになっていてほぼ操作性は旧機種と変わらないので、旧機種から乗り換えた僕のようなユーザーには慣れていて使いやすいと思う。
複合機のセットアップも初回起動時に液晶画面にセットアップガイドが出てきて、その通りにやっていれば設定が完了するようになっていてわかりやすく出来ている。
パソコンは念のため旧機種用のドライバーやソフトウエアは予めアンインストールしてから、再度インストールしてみた。新機種をLANで接続したら、PCから複合機を認識することが出来たのでPCのセットアップも問題なく完了した。
ドライバー/ソフトウエアインストール用のCDも付属していたけど、WEBサイトからでもドライバーやソフトウエアをインストール出来る。最近PCにDVDドライブが無いのが普通になっているので、WEBサイトからダウンロードするのがいいかと思う。CDだとドライバーやソフトウエアのバージョンが古いこともあるしね。
インクのセット方法も押し込むだけで簡単だった。インクは4色。ちょっと残念だったのは旧機種のインクが使えなかった所か。まあしゃーないですよね(笑)。
ブラザーオンラインとトク刷るポイントのサービスがあった。
旧機種では無かったのが、「ブラザーオンライン」というサイトで機種登録すると「トク刷るポイント」というポイントが付くサービスあったこと。ポイントはペイペイやdポイント、auポイント等に交換でき、かなり使用用途が広く使える。
例えば初回登録で300ポイント、インクカートリッジ交換で30ポイント、使用月数12ヶ月ごとに50ポイントといった感じでポイントが付くので、なかなかいいサービスだと思った。恐らく純正インクカートリッジの使用率を上げる目的で始まったサービスなのかなと思う。僕はもともと純正インク派なこともあって早速登録した。
CD・DVD・BDディスクへのレーベル印刷をやってみた
最近は、CD・DVD・BDディスクにデータを入れたり、テレビ番組を録画したりする人も少なくなってきたとは思うけど、この機種にはCD・DVD・BDディスクへの印刷機能がある。
最近筆者がハマっているシンガソングライターTOMOOのLIVE放送がスカパーであったので、わざわざ一時的にスカパーに加入してBDレコーダーに録画した。この番組は保存版にしたいと思って、BDレコーダーからBR-Rディスクにダビングしてみたのだが、せっかくなのでBR-Rディスクにレーベル印刷してみた。
結果はこんな感じ↓。本物?っぽくていいでしょ!(笑)
レーベル印刷の注意事項としては印刷時に複合機本体背面に印刷トレイが出入りするための10cm以上の空間が必要だ。
ぱっと見なら、あたかもレコード会社から発売されたBDのような?仕上がり!って自画自賛したくなる出来栄えになりました。
まとめ
と言う訳で、今は機種の交換が完了したところで実際の使用はこれからだが、気になるところが出て来たら記事に追記していきたいと思う。
この商品は、今まで固定電話、プリンター、FAXを個々に使っていたような人で、省スペースを実現したい人には、特にお勧めできる製品ですね。
願わくはまた、このMFC-J939DNを今後10年間、大した問題も無く使い続けられればいいな。そんでまた10年後にブラザーの電話付き複合機に買い換えることになるのかな。
でもさすがに10年後にはこんなコンセプトの商品はもう存在してないかもしれないですよね。もう今の若い人はわざわざ固定電話引かないでしょうし、印刷が必要な場面も減ることはあれど増えることは無さそうだし。
もしかしたらこのMFC-J939DNは僕が人生の中で買う最後の複合機になるのかもしれないな。そう思わなくもないですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。