GIANT CONTEND2で自分にとって最適なギア比を実現する歯数構成を考えてみた

たーぼうです。2021年にロードバイク(GIANT CONTEND2)を購入し自転車生活を楽しんでいます。CONTEND2はフロントのチェーンホイールが50-46T、リヤのスプロケットが11-34Tの8×2=16段変速になっています。ただリヤ8段という限られた段数でワイドレンジを実現していると不満点も出てきます。この不満点を解決する最適な歯数構成を考えてみました。

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走っているうちに顕在化してきた、ギア比に関する2つの不満点

ロードバイク購入以来、約5000kmを走行しましたが、走行しているうちにギア比に関する2つの不満点が見えてきました。

不満点1:トップの11Tを使うことがほとんどない

 普段のたーぼうの平地の巡航速度は大体25~30km/hで、追い風なら35km/h程度で巡行することもありますが、そんな時でも11Tまでは使わないです。要するに今の貧脚なら11Tは要らないわけです。今後長い直線の下りとかなら11Tを使うケースもあるかもしれませんが、でもそんな時は多分ペダルを踏まないかと思われます・・w。いつも省エネ走行に徹しております。

 これは何を意味するかと言えば、普段は遊んでしまっている11Tを除いた、7段分しか使っていない訳です。要はクラリスのスペックである8段変速をフルに使えていないわけです。105のように11段あれば使わない歯が合っても良いかもしれませんが、クラリスの8段変速しかないのに使わない段があるのは”非常にもったいない”と感じてしまいます。

貧脚なのでトップの11Tを使うことがほとんどない・・

不満点2:常用域で変速した際のギアの歯数が飛びすぎる

普段平地で25~30km/hで巡行していて、ちょっと重いなと思って変速を落とすと、今度はちょっと軽すぎるなと感じる場面が多々あったりします。その場その場で自分にとってしっくりくるギア比に会えない感じです。この原因は常用域で1段毎のスプロケットの歯数差が大きすぎるからですよね。これは8段という少ない段数で11-34Tというワイドギアを実現したことによる限界が露呈したとも言えるかと思います。

最新のシマノの12段とかならこの問題は無いでしょうけど・・・。まあ貧乏人は金を使わずに頭を使って課題を解決しなくてはなりません(笑)まずは現状の把握からです。

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最適なギア比を実現する歯数構成を考えてみた

まず現状で自分が良く使うギア比を調べてみた

まずは現状のCONTEND2のギアの中にどのあたりのギアを常用しているのかを調べてみました。

CONTEND2のフロント・リヤの歯数からギア比(クランク1回転あたりのホイール回転数)を調べ、さらにその中で、自分が良く使うギア比(黄色背景)、たまに使うギア比(薄黄色背景)、ほとんど使わないギア比(白背景に)に色分けしてみました。

よく使うギア比は1.6~3.5あたりだった。

調べた結果、上表から自分のギア比毎の使用頻度を纏めると概ね以下の感じです。

 ・良く使うギア比:1.6~3.6
 ・たまに使うギア比:1.5~1.0、3.7~4.0
 ・ほとんど使わないギア比:1.0以下、4.1以上

よく使うギア比領域での、スプロケットの歯数間隔は?

また普段はスプロケットの歯数の15-28Tあたりをよく使うのですが、その範囲のスプロケットの歯数差を見てみると3-3-3-4となっていました。現状この歯数差が大きいのでギア比がしっかりこないと個人的に感じているわけです。つまりこの数字が小さければ「よりしっくりくる」ギア比に会える確率が高まるわけです。

自分の脚力に合ったギア比を実現する歯数構成の検討

というわけで、トップギアを軽くして常用域をクロスレンジ化すれば、自分にとっては理想のギア比に近づくわけです。では、実際にスプロケットやチェーンリングの歯数をどう変われば良いのかをシミュレーションしてみました。

シマノのクラリススプロケットサイトを参考に作成

スプロケットについてはシマノのクラリスのスプロケットが上記6種類の組み合わせが可能です。それを踏まえた上で3つの案を比較検討してみました。

案1:チェーンリングのアウターを50T→46Tに変更する

チェーンリングのアウターを50Tから46Tにすることで、スプロケットの13T~28Tが、よく使うギア比の範囲に入ってきます。これでよく使う範囲のギア比が従来より1つ増え、その間のスプロケットの歯数差が2-3-3-3-4となって現状よりもクロスギアになります。

案2:スプロケットを11-30Tに変更する

案1とは逆にリヤのスプロケット交換でギア比がどう変わるかを見てみます。11-34Tのスプロケットを11-30Tに変更した場合ですが、よく使うギア比の範囲での段数が5→6と1つ増えます。その間のスプロケットの歯数差が2-3-3-3-4となって現状よりもクロスギアになります。

ただこの案だと、使わない11Tのギアが残る問題が未解決のままになります。また最も軽いギアが1.00→1.13と若干重くなるのも個人的にはイマイチに感じます。やはり1.00のギア比は激坂用、あるいは自身の調子が悪い時用にあった方がといいかなと思います。

案3:アウターを50T⇒46Tに、インナーを34T⇒30Tへ、スプロケットを11-30Tに変更した場合

案1と案2の合わせ技で案3を考えてみました。チェーンリングの歯数をアウターインナーの両方変更し、スプロケットも11-30Tに変更します。この場合、よく使うギア比の範囲の段数が5→7と現状より2つも増え、その間のスプロケットの歯数差が2-2-3-3-3-4と今と比べてかなりのクロスギアが実現します。

現時点の自分の脚力では、このギア比が最高~♪って感じです。最も軽いギアも1.00と変更前と同じギア比が確保されるので問題無いし。

比較結果

検討の結果、個人的には案3>案1>案2の順で好ましいと感じました。ただしスプロケットは交換可能としても、今のCONTEND2のチェーンホイール(FSA TEMPO)を果たして46T-30T化することが出来るんでしょうか?その辺が気になります。見た目アウターは出来そうだけどインナーは厳しそうな感じ。チェーンホイールやBBの交換が必要になってくるかもしれません。(となると案3が最もお金がかかる案になりそうですね)

CONTEND2のチェーンホイール。FSAのTEMPOというものが使われている。
このチェーンホイール、46-30Tに変更できるのだろうか?

 仮にチェーンホイールを交換するとしたら、最初から46-30Tが付いているのがいいですよね。調べてみるとシマノのALTUSというコンポで46T-30Tのチェーンホイールがありました。コンポのグレードではクラリスより下かと思われますが・・。でも意外と見た目はかっこいいじゃないですか。

基本8速用のチェーンはロードもMTBも共通なので使えそうですね。チェーンガードの有無が選べるようですが個人的にはチェーンガード無しが好きですね。多少軽そうだし。

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ギア比変更タイミングの検討

チェーン、チェーンリング、スプロケット、いずれも消耗品です。どうせならチェーン、チェーンリング、スプロケットの交換時期に合わせて、ギア比を変更するのが財布にもやさしいタイミングだろうと思います。

サイトを見ると、チェーンが5,000km、スプロケット、チェーンリングが10,000kmでの交換が推奨されているようですね。

たーぼうのCONTND2は先日累計走行5,000kmを超えてチェーンを交換したばかり。なのでスプロケット、チェーンリングの交換が推奨されている累計走行10,000kmでのギア比変更がベストタイミングですね。多分来年かな?

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最後までお読みいただきありがとうございました。