インド株に投資するETF(EPI)について調べてみた

EPIはたーぼうのポートフォリオにも入っているインド株に広く投資するETFです。EPIを買ったきっかけは成長国に投資したいという動機ですが、今回改めてEPIについて深堀してみたいと思います。

スポンサーリンク

成長国インドの概要

現在インドは世界第7位の面積と、世界第2位の13億人を超える人口を持つ国です。面積的、人口的に日本からに見ればかなりの大国です。2020年のGDPもドイツについで5位と近年かなり経済規模が大きくなってきました。

今後も飛躍的に人口が増加するインド

出典 総務省統計局「世界の統計 2021」2-1 世界人口の推移(1950~2050年)

2025年頃にインドの人口は中国を抜き世界一になると見込まれています。中国の人口は2030年ごろに頭打ちになると予測されていますが、インドはその後もずっと増加し続ける予測になっています。

高い経済成長が見込まれるインド

出典:国際通貨基金 最新世界経済見通し2023年1月

上記は国際通貨基金による最新の経済成長率予測になります。インドは2023年、2024年は世界で最も経済成長が見込まれています。

スポンサーリンク

インドに投資するには

インドに投資ができるETFはいくつかありますが、SBI証券、楽天証券で投資可能な3つのETFを比較します。

インドに投資するETFの比較

SBI証券・楽天証券で購入可能なインドのETFの中で下記の3つを選んで比較してみました。

ティッカーEPI028361678
ETF名称WisdomTree India Earnings Fundiシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディアETFNEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信
運用会社WisdomTreeBlackRock野村アセットマネジメント
経費率0.84%0.64%1.045%
資産総額6.6億ドル
(899億円)
 0.84億ドル
(114億円)
207.5億円
市場米国市場香港市場日本市場
銘柄数476銘柄30銘柄50銘柄
上位10銘柄構成比率37.01%67.57%
出典 EPI:WisdomTree社HPより引用(2022/7/10時点) 02836:BlackRock社HPより引用(2022/7/10時点) 1678:野村アセットマネジメント社HPより引用(2023/3/26時点)

新興国ETFは経費率が高めですね。EPIは比較的浅く広く投資するのに対し、02836・1678は上位銘柄の集中度が高いです。たーぼう的には、やや経費率が高いのは気になるものの、資産総額面でEPI一択ですね。

02836は信託報酬面で3商品中最も低いのはいいのですが、香港市場であることで敷居が高く、資産総額が少ない。

1678は資産総額が低く、信託報酬も高いのがネックですね。上位10銘柄構成比率はデータが見つからなかったので空欄にしています。

資産総額が低い商品は購入時や売却時にすぐに売買ができなかったりするので、たーぼう的にはできるだけ避けたいです。

EPIの上位10銘柄

順位社名組入比率セクター事業概要
1Reliance Industries Ltd6.75%エネルギー石油化学、石油・ガス開発、小売、インフラ、バイオテクノロジーなどの事業を手がけるインド最大のコングロマリット
2Tata Steel Ltd6.29%鉄鋼インド最大の民営総合製鉄企業
3ICICI Bank Ltd4.4%金融インドで2番目の規模の銀行
4Infosys Ltd4.32%情報技術世界有数のITコンサルティング・ビジネスコンサルティング・テクノロジー・エンジニアリング・アウトソーシング・ソフトウェア開発企業
5Oil & Natural Gas Corp Ltd3.80%エネルギー石油・天然ガスの探査開発国有会社
6Tata Consultancy Services Ltd2.89%情報技術インド最大手のITサービス企業。インド最大の財閥タタ・グループの中核企業
7Axis Bank Ltd2.69%金融インドの民間銀行において総資産および預金量で第3位の銀行
8NTPC Ltd3.07%公共事業インドデリー首都圏ニューデリーに本社を置く電力会社、発電シェアは約27%
9Power Grid Corp of India Ltd2.06公共事業インド国営送電会社。送電線 ・高電圧直流、配電所、給電所および通信施設の設置、運営を国内全域で手掛ける。
10Hindalco Industries Ltd2.00%金属インドのアルミニウムおよび銅製造会社
出典:社名・組入比率・セクターについてはWisdomTree社HPより引用(2023/4/6時点)

エネルギー、金属、金融、情報技術、公共事業などが上位に入っています。昨今のエネルギー価格高騰の影響のせいかエネルギーセクターの比率が上昇していますね。

EPIのチャート

最新チャート

 

最新チャートも掲載。2022年4月以降下落が続いていましたが、2022年7月で底打ち以降、2023/4月時点では1株$30~34のボックス圏にあります。

スポンサーリンク

まとめ

たーぼうは今まで毎月定期的にこのEPIを購入してきましたが、ポートフォリオ内でのEPI比率が一定割合に達したので2022年2月購入分までで一旦定期購入を停止しました。現在ポートフォリオ全体に占めるEPIの比率は1.55%です(2023/4/6現在)

今後も長期でインドが魅力的な投資先であり続けると考えているので、一定割合を継続保有したいと思います。

インドにとってロシアは友好国である点には注意が必要

インドとロシアは伝統的に友好国関係にあります。現在ロシア・ウクライナ戦争で世界的にロシアへの批判が高まっている中では、注視していく必要があると思われます。

関連記事

2022年12月の分配金はまさかの無配に沈みました。
EPIの2022年9月の分配金は一転して実質無配と言っていいような大減配になりました。
2022年6月の配当は前年同期比21.7倍の超大幅増配になりました。いったい何があったのか!?
インド同様、インドネシアも今後人口増加や経済発展が見込まれています。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。投資につきましては自己責任でお願いします。