SPYDの「値幅取り戦略」はありか?について考えてみた。

SPYDは米国株の中でも高配当株に特化したETFで、特にコロナショック前は高配当を得る手段として日本の投資家にも人気だったかと思いますが、コロナショックで値下がりと減配に見舞われてからは人気が落ちた感があります。このSPYDを値幅取りに使えないか?というアイデアを思いつきましたので紹介したいと思います。

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SPYDの「値幅取り戦略」の概要

TradingView社の月足SPYDチャートを使用しています。(一部追記あり)

上の図は2016年以降のSPYDの月足チャートです。株価をすごく大雑把に見れば、$20代~$40代を行き来しているボックスチャートになっています。このチャートに楕円で売買タイミングと追記してみました。

今回考えたアイデアはつまり、「株価が$20~$40代のボックスチャートなら、$20代で買って$40代で売れば儲かるんじゃないの?」ということです。ものすごく単純でしょうw?

さらにこの戦略のメリットは、保有中は3か月ごとに配当が入って来る点にあります。成功すれば配当も値上がり益も両方とれる ”欲張り戦略” と言えるかもしれません。

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この戦略のリスクは?

この戦略の最大のリスクは、今後も株価が$20~$40代を行き来する保証がないと言うことでしょうね。株価が$20代で下げ止まるとは限らないし、上昇が$40代で止まって下げに転する保証も無いわけです。

例えば、株価$30割れで買ってもその後もどんどん下落して、$20も割れちゃったというリスクもありますし、反対に株価$40を超えて喜んで売ったらその後もどんどん上昇して$50を超えちゃって結果的に早く売りすぎちゃうリスクもあるわけです。

ただ今までの値動きを見る限りは、SPYDも$20代で買えれば下値リスクも相当小さくなっているはずなので、株価が$30を割ったら買い始めて、のんびり待っていればいいんじゃないかと思います。そう、待っている間は3か月おきに配当も入ってきますしね。

加えてもちろん為替リスクもあります。現在円安が進んでいるのは日米の金利差拡大が大きな要因ですが、今後反対に金利差が縮小すれば一転して円高になるリスクもありますよね。

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現在の株価は$34付近。買い時は来るのか?

株価は2023年初には$40を超えてましたが、2023年10月銀在$34付近まで(順調に?)下がってきました。現在は債券金利が上昇しているのでリスクを取って株を買う必要も薄れてきているわけですよね。なので今後も株価が下がって$30を割った時に買い始めればいいかなと思います。買うときも売る時も一度に一気にやらないで期間を分散するのがお勧めですね。

ちなにに2023/10月現在の配当利回りはおよそ5%と言ったところです。十分高配当と言えますね。

まとめ

まとめとしてこの戦略のメリットとリスクをまとめて見ました。

メリット
 ・成功すれば値上がり益を得ることが出来る
 ・保有中は3か月ごとに配当を得ることが出来る。

リスク
 ・今後も株価が$20~$40代を行き来する保証がない
 ・為替リスク

個人的には株価が$30を割ったら買い始めようかと考えています。ただ大金をつぎ込むのではなく、全体の運用資金の5%以内の範囲でやってみたいと思います。

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