今までママチャリしか乗ってこなかったような人が、もっと遠くに行きたいとか、もっと速く走りたいとかでスポーツ自転車に興味を持った時、どんな自転車を買いたいと思うでしょうか?
そんな場合、なんとなくイメージで「自分は貧脚だし、ガチでレースに出るような目的じゃないからロードバイクは向いていないんじゃないか?」と考えてロードバイクを敬遠する人が多いんじゃないでしょうか?
でも個人的にはそんな理由でロードバイクを敬遠するのはもったいないと思うんですよね。だってロードバイクって最も楽に走れるスポーツ自転車なのだから。実は現代のロードバイクは貧脚にこそありがたい特性を持っています。実はロードバイクこそ貧脚にお勧めなスポーツ自転車である理由を4つ挙げてみました。
実は貧脚に適している!ロードバイクの特性を4つ挙げてみた。
完成車重量が軽い。
ロードバイクはスポーツ自転車の中でも最も軽いです。10万円程度の入門モデルでも完成車重量は10kgを切るモデルが多いです。高級車だと7kgとか8kgのモデルもあります。
当たり前ですが同じスピードで走る場合、軽い自転車の方が楽に走れます。脚力が弱くてもある程度はスピードが出せるんですよね。これすなわちロードバイクが貧脚に向いている第一の理由です。
ちなみにクロスバイクの完成車重量は11kg~12kg位です。
タイヤが細い
ロードバイクはスポーツ自転車の中でもタイヤが細く作られています。大体入門車で700x28cのタイヤ、上級車種だと700x25cなどもっと細いタイヤがついていたりします。ちなみにクロスバイクのタイヤは700x30cとか700x32cとかの太めのタイヤがついていたりします。
何故ロードバイクのタイヤが細いかというと路面抵抗が少ないことで速く走れるからです。速く走れると言うことは、ゆっくり走った時も楽に走れると言うことです。このロードバイクの特性も貧脚向きの言えますよね。
タイヤが細いと乗り心地が硬くなる欠点はありますが、パットが入ったサイクルパンツを履いたり、サイクルグローブを着用することで路面のショックを軽減することが出来ます。
前傾姿勢である。
ロードバイクはクロスバイクと比べると前傾姿勢になります。前傾姿勢になることで空気抵抗を抑えることが出来ます。自分は貧脚だから空気抵抗って関係ないじゃないか?って思う人いるかもしれませんが、特に向い風だったりするととんでもない抵抗を感じたりします。そんな時ロードバイクは空気抵抗を最小限に留める姿勢(ポジション)が取れるのです。これはもちろん貧脚にも恩恵があります。
貧脚に優しくなった最近のロードバイクのギア比。
僕は90年代の一時期ロードバイクに乗ってて、20年以上のブランクを経て2021年にロードバイクを再開したのですが、最近のロードバイクで一番びっくりしたのが、90年代と比べてめちゃくちゃワイドギアになっていたことです。
今乗っているCONTEND2なんかは、34×34という無茶苦茶軽いギア(クランク1回転でタイヤ1回転)が付いています。90年代のロードバイク(当時はロードレーサーと言ってましたね)は一番軽いギアでも42×25位のギアだったと思います。今から思えば「貧脚はすっこんでろ」みたいなギア比でしたね。
ギア比がワイドになった最近のロードバイクは貧脚にとても優しい乗り物と思います。僕もCONTEND2に乗ってから坂でペダル踏めなくなって押した経験が全く無いですもん。
まとめ
というわけで、個人的には初心者も臆することなくロードバイクを選んで欲しいなと思います。別にロードバイクでちんたら走っていてもいいんですよ。全然恥ずかしいことは無いと思います。と貧脚の私は思います。
最初のスポーツ自転車って、なんとなく乗り易そうってイメージでクロスバイクを選択する人が多いのでは?と思いますが、このクロスバイクとロードバイクの差って結構大きいですよ。確かにクロスバイクだと6万前後、ロードバイクの入門車が10万以上と差があるのは確かなんですけど。
クロスバイクに乗ってたら、ゆくゆくはロードバイクに乗りたいなと思う人結構多いんじゃないかな?って思うんですよ。そんな風に思うよりかは最初からロードバイクに乗った方がいいのではないでしょうか?って思います。
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