新型(5代目)スイフトと2代目スイフトをスペック比較してみた

2023年12月6日に遂にスズキから5代目の新型スイフトが発売されました。未だに2009年式の2代目スイフトに乗っている僕からしたら、非常に興味深い出来事ですね。そろそろ買い換えても良いかな?と思わなくもないのですが、今の車が特に故障もなく不自由なことも無いのであまり買い換える動機に乏しいのが現状です。

ただ今の車にずっと乗り続けるつもりも無いし、もし買い換えるならこの新型スイフトも有力な買い替え候補ではあります。果たして2代目スイフトと新型ではどのくらいの違い(差)があるのか?手元に2009年6月のカタログがあるのでスペックを比較してみることにしました。

左画像:新型スイフトの画像はスズキ公式サイトより引用、右画像:2代目スイフトはカタログより引用

2代目スイフトが発売されたのは2004年なので5代目の新型スイフトとは、発売開始タイミングで19年間のギャップがあるのでかなりの違いが出るかもしれませんね。

尚スズキでは、2023年12月6日発売の新型スイフトを4代目と言っています。2000-2005に発売されたHT51S型スイフトをカウントしない数え方ですね。この数え方だと僕が今乗ってるスイフトは初代になるわけです。(この数え方に2代目スイフトに対するスズキの思い入れの深さを感じます)

ただ2000-2005にスイフトという小型車が発売されていたことは事実なので、ここでは新型を5代目、僕が今乗っているZC11S型を2代目と呼ぶことにします。

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スペック比較表

新型(5代目)スイフトはガソリンエンジンモデルであるXG(2WD/CVT)と、2代目スイフトのXG(2WD・5MT)・2009年式をスペック比較しました。

グレード新型(5代目)スイフト
XG・CVT
2代目スイフト
XG・5MT(2009年式)
スペック差
形式5BA-ZCDDSDBA-ZC11S
全長3,860mm3,755mm+105mm
全幅1,695mm1,690mm+5mm
全高1,500mm1,510mm-10mm
最低地上高120mm145mm-25mm
ホイールベース2,450mm2,390mm+60mm
室内長1,905mm1,925mm-20mm
室内高1,225mm1,160mm+65mm
室内幅1,425mm1,385mm+40mm
車体重量910kg1,000kg-90kg
最小回転半径4.8m5.2m-0.4m
燃費24.3km/L
(LC08モード)
18.8km/L
(10・15モード)
+5.5km/L
※同条件での比較データは無し
エンジン形式Z12E型M13A型
排気量1,197cc1,328cc-131cc
最高出力60/5700
(82PS)
67/6000
(91PS/6,000rpm)
-9PS
最大トルク108/4500
(11kg・m/4500)
118/4000
(12kg・m/4000rpm)
-10n・m
燃料タンク容量37L43L-6L
タイヤサイズ175/65R15185/60R15
価格(税込)\1,727,000\1,107,750+\619,250
新型(5代目)スイフトのスペックはsuzuki公式サイトより引用。2代目スイフトスペックは2009/6月カタログより引用
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新型は大きくなり、そして軽くなった

新型(5代目)スイフトの寸法図 スズキ公式サイトより引用
2代目スイフト寸法図 カタログより引用

かなり違うのが全長で、新型の方が10.5cm長い。何故か車って代を重ねるごとに大きくなっていくんですよね。自宅の駐車場が小さいので恐らく全長は4mが限度かと。新型はそれ以内には収まっているので問題は無さそうではありますが。

ちょっと気になるのが、最低地上高が145mm⇒120mmへと25mm減っていること。これが小さいと雪道で下っ腹をこすりやすいんですよね。さすがに新型でも4WDは145mmと2WDより25mm上げてますね。

意外だったのは全長は105mm増えてるのに室内長は20mm減ってるんですよね。クラッシャブルゾーンの確保の為なのか?、それともハイブリッドモデル用にエンジンルームを確保する必要があるのか?

全幅・全高はほとんど変わっていないのに、室内高・室内幅が結構増えているのは良いポイントですね。どこからひねり出したのかな?2代目オーナーが新型に乗ると、室内高・室内幅の面で一回り大きくなったように感じられるかもしれません。

また、いろいろ安全装備とか増えているのに、車体重量が90kgも減っているのは凄いことですね。新型はエンジン馬力は1割程度落ちてますが、車体が軽くなっているので体感上の加速は新旧であまり変わらないのかもしれません。

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ガソリンモデルでも新型の燃費は素晴らしいと思う。

10万キロ走行時のガソリン代を比較

新型スイフトの燃費24.3km/L(LC08モード)、素のガソリンエンジン車でこの燃費は素晴らしいですね。ちなみにマイルドハイブリッド車のMZだと28.9km/Lまで向上します。現在のガソリン価格170円/Lで10万キロ走行した場合のガソリン代を計算してみました。

10万キロ走行した場合のガソリン代(ガソリン価格170円/Lで計算)

・新型(5代目)スイフト MZ(2WD/CVT) ⇒ 58.8万円
・新型(5代目)スイフト XG(2WD/CVT) ⇒ 70.0万円
・2代目スイフト XG(2WD/5MT) ⇒ 100.6万円  
  ※2代目スイフトはLC08モードでの推定燃費16.9km/Lで計算

新型スイフトのXG・MZの価格差19.5万円を、燃費で取り返すには17.3万キロ走行する必要がありますね・・。もちろんXGとMZでは装備の違いもありますが自分が買うならXGですね。

2代目スイフトと新型スイフトでは、同じ測定条件での燃費データが無かったので、正確な比較は困難ですが、LC08モードは10・15モードに対して概ね1割程度、燃費の測定値が悪く出るようです。とすると2代目スイフトが仮にLC08モードで燃費計測をしたとすると16.9km/L程度になると推定されます。これで計算すると新型は2代目に比べて44%も燃費が向上してるんですね・・。これは素直に凄い。

燃料タンクは小さくなったが逆に航続距離は伸びたと思われる

燃料タンクは43L⇒37Lと14%小さくなってますが、新型は航続距離をLC08モードで計算するとなんと899.1kmにもなります。(下手したら東京ー広島位は無給油で行けちゃいそう。)対して2代目スイフトはLC08モードで726km程度になりそう。計算すると航続距離は24%伸びている感じですね。

僕はいつも400-500km走ったら給油してる感じなので、新型に乗り換えると500-650km毎に給油する感じになるのかな?。

最近の車はハイブリッド車でなくてもこんなに燃費がいいのだから、そりゃガソリンスタンドがつぶれていくわけですよね。

その他、値段はやはり高くなりましたね・・。

最小回転半径が0.4m小さくなっているのも狭い路地や、車庫入れ、Uターン時などで切り返しの場面が減るので地味に嬉しいですね。

ただ、値段は全然違いますね。まあ今はこれだけ物価高だし、円安だし、安全装備なども雲泥の差なので致し方ない面もありますね。

2代目スイフトのカタログより引用。2009年当時は100万円ちょっとから新車が買えた。またMT車はCVT車より安く買うことが出来た。

特に上表には入れなかったけど、ブレーキサポート、誤発進抑制、車線維持支援などの安全装備は、2代目スイフトには全くついていません。今車を買い替えるならこれらの安全装備の違いが一番大きいかと。本当は特に高齢者ほど、安全装備の充実した新しい車に買い替えたほうがいいかと思います。

2023年12月6日に発表された5代目スイフト(XGグレード)。SUZUKIサイトより引用。

いつ買い換えるか?結構悩ましい。

2009年に新車で2代目スイフトを買ってから約14年にもなるのだけど、いつ買い換えるのかのタイミングが難しい。今乗っている2代目スイフトは走りもデザインも気に入っている。オーナーのひいき目もあるかもしれないけど、2代目スイフトはスズキの車の中でもエポックメイキングな名車だと思う。歴代の中でどのスイフトがいいか?と問われれば、個人的には少なくともデザイン面では2代目か3代目が一番好きだったりします。

家にあった2代目スイフトのカタログの表紙。やはり今見てもカッコいいと思う。
新型もこのデザインをベースに進化させてほしかったかも・・と2代目オーナーとしては思う

そんな僕が5代目の新型スイフトのデザインを見た時、やはり今乗っている2代目の方がいいな・・と思ってしまいました。フロントの顔とかも、新型はかなり個性的で攻めたデザインだとは思うのですが、この車デザインの評価が難しい、写真や動画によって良く見える場合とイマイチに見える場合があるんですよね。

実車を見て判断したほうがよさそうに感じます。色によっても印象変わるし。YouTubeで出てたフロンティアパールブリーメタリックとクールイエローメタリックは良い色に見えますね。

買い替えのタイミングも悩ましい。自分は今53歳ですが、次買う車が人生の最後に買う車だと思っています。当たり前だけど、車は時が経てば経つほど良くなるし、近年では安全装備の向上が著しいと感じます。自分はまだそんなに老いを実感する年齢では無いですが、次買う車は最先端の安全装備が付いた車を買おうとは思っています。年をとってくればアクセルとブレーキを間違えるなんてことも無いとは言い切れないですもんね。

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とりあえず今のスイフトに乗れるだけ乗ろうかな。

2012年に撮影した愛車。まだこの頃はピカピカですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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