トヨタ自動車(7203)の配当金推移を調べてみました

2025年5月8日 2025年3月期末配当決定を反映

トヨタ自動車の配当金推移について2001年からさかのぼって調べてみました。数字はすべてトヨタ自動車の決算報告サイトから調べました。リンク先を張っておきます。

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2001年以降の配当金推移(表)

出典:トヨタ自動車決算報告アーカイブス資料を参考に作成
https://global.toyota/jp/ir/financial-results/archives/ 
最終更新日2025/5/8

尚、トヨタ自動車は2021年に1→5株の株式分割を実施しましたが、配当推移を分かり易く見るために2021年以前の配当も5株に分割した場合の配当を掲載しています。

伝統的に中間配当が少なめで、期末配当が多めになっています。配当支給日は例年中間が11月下旬、期末が5月下旬頃になります。

2001年3月期~2008年3月期までは毎年増配していますが、2009年3月期と2010年3月期は、赤字決算の影響で大幅な減配になっています。その後2013年3月期~2015年3月期は大幅に増配し、2014年には、配当額が赤字決算前の水準を超えています。

2011年3月期以降は減配は無く、前年配当維持か増配を続けているのは立派ですね。2023年3月期は年間で大幅60円と前期比+15%の大幅増配になりました。引き続き2024年度の年間配当も60円⇒75円と増配です、2025年度も75円⇒90円と大幅増配です。

配当性向は2025年3月期で25%とまだまだ余裕があります。但し2026年3月期が減益予想で増配を予定していることから配当性向予想は39.9%とトヨタにしてはかなり高くなっています。

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2001年以降の配当金推移(グラフ)

出典:トヨタ自動車決算報告アーカイブス資料を参考に作成
https://global.toyota/jp/ir/financial-results/archives/
最終更新日2025/5/8

2009年3月期~2013年3月期が配当低迷期ですね。それ以外は前年水準維持もしくは増配しているので、比較的配当が安定している会社と言えるかと思います。2010年3月期以降は10年以上減配がなく、前年配当維持か増配を続けています。

2018年3月期~2020年3月期は3年連続で前年配当維持だったのですね。近年は増配に慎重だったわけですが、そうなるとコロナショックにもかかわらず増配した2021年3月期が光りますね。2021年3月期以降は増配基調が続いています。

グラフにしてみると2024年度以降の増配の伸びの高さがわかりますね。

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株価チャート

TradingView提供のトヨタ自動車の週足チャート(期間2023年1月~2025年5月)

上の図は、2023年1月~2025年5月のトヨタ自動車の週足チャート(株式分割後価格)です。

2023年5月以降の上昇が素晴らしいですね。ただ直近では2024年3月にピークを付けて、2024年8月以降は株価は2700円前後をうろうろしている感じです。

個人的には今の株価水準でも買値の2.2倍位になっているので2700円位で停滞していても全く問題ないですね。旧NISAで保有しているのでどこかのタイミングで新NISAへ移行させる予定です。

取得価格ベースの配当利回りも、2026年3月期予想の1株95円で計算した場合約7.7%と申し分ない水準になっています。こういう優良株を長期でがっちり保有するのが楽で報われる投資になりますね。

まとめ

というわけで、少しさかのぼってトヨタ自動車の配当金推移を調べてみました。

トヨタは配当向上と株価上昇の両方を狙える株だと思いますので今後も長期保有していきたいと思います。

やはり長期保有するなら、株価も配当も両方成長するような株を持っていたいなと思います。

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