Windows10は2025年10月14日にサポートが終了します。今日は2024/11月なので、サポート終了までいよいよ1年を切りました。
では、Windows10ユーザーはサポート期限までに何をする必要があるのでしょうか?現状考え得る選択肢を4つ紹介します。
Windows 10ユーザーは今後サポート期限まで何をすべきか?4つの選択肢
今後Window10ユーザーはサポート期限までにどうすべきか?。現状考え得るのは下記の4つの選択肢です。
・1 Window10パソコンをWindows11にアップグレードする
・2 Windows11PCに買い換える
・3 Windows 10 ESUに加入し、サポート終了後最大3年間引き続きWindows10を使い続ける。
・4 OSを無料OS(Linux)に入れ替えることでWindows10環境と決別する
選択肢①:Window10パソコンをWindows11にアップグレードする
意外と、Windows11へのアップグレード要件ってハードウエアのハードルが高いんですよね。特にCPUとかは2018年頃のCPUでもアップグレード要件を満たせない物が有ったりします。自分の場合も2018年に組んだ自作PCのCPUはアップグレード要件未達だったので、より新しいCPUに交換したことでアップグレード要件を満たすことが出来ました。
僕のケースのように、もし自分のPCが買ってから5~6年しか経ってなければ、パーツ交換無しか、CPU交換のみでWindows11にアップグレード可能な可能性があります。
また特に自作PCなら、古いものでもCPU、マザーボード、メモリーに至るまで交換すれば、Windows11対応PCのアップグレード要件を満たすことは不可能ではないかと思います。但しあまりに多くのパーツを交換すると、コストがPC買い替えとほぼ変わらなくなる気もしますが・・。
PCのアップグレードを検討中の人は、まずは今のPCで「PC正常性チェック」を実行してみて、自分のPCがアップグレード要件に何が足りないのか?について調べてみましょう。
選択肢②:Windows11PCに買い換える
特にパソコンのハードウエア要件が未達の場合、恐らく多くの人にとって一番無難な選択肢は、このWindows11PCに買い換えることですね。2018年頃に買ったPCでも2025年には7~8年経つわけで、そうなると性能的にも古くなって来るし、そろそろ買い替えを視野に入れてもいい時期になるかと思います。
買い換えた場合のパソコンの値段は2023年12月の今時点で、ノートパソコンだと6万台~、デスクトップPCだと5万円台~(ディスプレイ別)で、Windows11PCに買い換えることが出来ます。中古だともっと安いけどパソコンはある意味消耗品でもあり、長く使うなら特に個人的には新品がお勧めかな。
買い換えタイミングについては、個人的には2025年の10月にサポート期限ギリギリのタイミングで買い替えるのはあまりお勧めはしませんね。買い替え需要が高まって一時的に注文が殺到して納期が延びて入手できないとか、PCの価格が高騰する可能性も考えられるからです。(もちろんそうならない可能性もある。)
少なくとも2025年の上半期までに買い換えるのがタイミングとしては無難でしょうね。
他のOSのデバイスに買い換える手もある。
Windows11PCに買い換えでは無く、この際Windowsパソコンから決別し、他のOSのデバイスに乗り換える選択肢もあります。例えばChromebookなら3万円程度で新品が入手できます。Androidタブレットなら2万円前後で買えたりします。
iPadは新品で約5万から、Macの場合、デスクトップにせよ、ノートにせよWindowsよりお高めにはなります。
メリットとしては、Mac以外ならより安価に買い換えられる可能性があること。デメリットとしては、windowsPCとは使い勝手がかなり変わること(良い面も悪い面もあることでしょう)。Windowsから他のOSへの環境移行に手間取る可能性があることでしょうか。
選択肢③:Windows 10 ESUに加入し、サポート終了後最大3年間引き続きWindows10を使い続ける。
Windows 10 ESUに加入することで加入期間中はセキュリティアップデートを受けることが出来ます。加入期間は最大3年になるかと思われます。
Windows 10 ESUの概要
2023/12/6にマイクロソフトから、サポート終了後も引き続きWindows10を使い続けたい人や組織向けに有償提供されるセキュリティアップデートプログラムの概要が発表されました。
その内容はサポート終了後もWindows10を使い続けたい企業や個人は、有償で「Windows 10 ESU」(Windows 10用の拡張セキュリティ 更新 (ESU) プログラム)に加入してくださいね。とのこと。内容詳細は以下のマイクロソフト社のリンクをご参照願います。
このプログラムについて調べてみました。
詳細は上のリンクを参照していただきたいのですが、以下に要所を抜粋します。
誰に対して提供されるのか?
もともとは、Windows11への移行準備に時間がかかる企業向けを想定したプログラムだと思うのですが、どうしてもWindows10を使い続ける必要のある個人に対しても提供されます。
セキュリティ更新の提供期間は?
このプログラムに加入すればは最大3年間Windows10のセキュリティアップデートが提供を受けることが出来る。つまり2025年10月15日~2028年10月14日まで。
マイクロソフトとしてはその3年間中にWindows11への移行準備を済ませて欲しいと言うことでしょうね。
どのくらいの価格で提供されるのか?
この記事によりますと、米国における個人向けサービス価格は1年目の価格は30ドル(約4560円)となっているとのこと。尚、2024/11/8時点で個人向けESUの日本における価格は公表されてないです。尚2年目、3年目は価格が上がる可能性もあります。
でも意外と?思ったよりリーズナブルだと感じました。もし日本で年間5千円程度で提供されるのならオンボロPCをあと少し延命する為ならこのサービスを利用するのもありなのかもしれませんね。
選択肢④:OSを無料OS(Linux)に入れ替えることでWindows10環境と決別する
一層のことWindows10環境と決別して、Linuxなどの無料のOSに入れ替えると言う手もあります。かなりインストールは知識を要する手段ではありますし、インストール後は操作方法がガラッと変わったりする可能性もあるでしょう。今まで使っていた周辺機器が動作しなくなるリスクもゼロではありません。
興味のある人は苦労する覚悟を承知でチャレンジしても良いかもしれません。もちろんOS入れ替え前にはデータのバックアップを忘れずに。
下のYouTube等を参考にするとよいでしょう。かなりわかりやすく説明されている動画ですが、この動画の内容がわからない人はやらない方が良いかと思います。
【注意喚起】「何もしない」は一番やってはいけない行為です。
これは最もやってはいけない行為なのですが、Windows10サポート終了も、Windows11へのバージョンアップも、PC買い替えも、Windows 10 ESU加入のいずれもせずに、引き続きそのままWindows 10を使い続けたら一体どうなるのか?
Microsoftによれば引き続き動作はするそうです。
⇒つまりマイクロソフトはサポート終了後に、Windows 10 ESUに未加入のWindows 10PCであっても、強制使用停止させるようなことはしないようですね。
もちろん、警告メッセージみたいなものは、出るかもしれませんが。
ただし、少なくともサポート終了後にWindows 10 ESU未加入の状態でWindow10PCを使い続けるのは危険行為なのでやめましょう。
よく、「自分のPCには大したもの入ってないから別におかしくなってもいいんだ」とか言う人がいますが、セキュリティアップデートもなく脆弱性が放置されたままのPCで何が問題かと言うと「知らずのうちに自分のPCが、何者かに乗っ取られて他のPC の攻撃に使われる」なんてリスクもあるのですよ。
まあインターネット接続を切ってそのPCでは2度とネットに繋がないなら問題ないかと思いますが。
補足
実はWindows10は「最後のバージョン」になるはずだった?
Windows 10 ESUのニュースを見た時、マイクロソフトって商売上手だなあ・・と思いました。Window10が最後のバージョンのOSになるって言ったじゃない!と怒っているユーザーもいるでしょうね。
ほとんどのWindow10ユーザーはWindows11PCへの買い替えが最も現実的な選択肢でしょうね。
現状のWindows11とWindows10のシェアは?
この記事によれば、2024年7月時点で、Window10のシェアが約64.99%、Window11のシェアが約30.83%です。まだまだ圧倒的にWindow10ユーザーが多いんですね。
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