函館江差自動車道(北斗茂辺地ー木古内間)開通後の函館への新幹線アクセスルートを考える

たーぼうです。2022年3月26日に函館江差道路(北斗茂辺地ー木古内間)が開通します。この道路の開通によって、函館への新幹線アクセスルートが変わるのか?を考えてみます。

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開通で函館ー木古内間の車利用アクセスが便利になる

函館江差自動車道は現在函館ICから北斗茂辺地IC間(18km)が開通済みですが、2022年春までに北斗茂辺地~木古内までの16kmが延伸開通する予定です。この区間が開通ことによって函館から木古内までがほぼ快適な自動車専用道路で結ばれることになります。

開通によって、現在1時間くらいかかっている函館市街地~木古内間の所要時間が40分位になると思われます。

報道発表資料へのリンクは以下になります。

https://www.hkd.mlit.go.jp/hk/release/v151sd0000000v9z-att/v151sd00000047rp.pdf

国土交通省北海道開発局函館開発建設部サイトより引用
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開通後は、函館への新幹線アクセスは木古内駅利用が便利なのか?

東京に住んでいる人が新幹線で函館観光に行く場合を想定して3つのルートで時間と料金を比較してみました。函館周辺での移動はレンタカー利用を前提とします。

鉄道利用区間の異なる3ルートで、運賃と所要時間を比較

鉄道利用区間レンタカー利用駅料金料金差鉄道所要時間所要時間差
東京 – 木古内木古内¥21,950約4時間
東京 – 新函館北斗 新函館北斗¥23,430+¥1,480約4時間約0分
東京-新函館北斗 – 函館 函館¥23,760+¥1,810約4時間30分約30分
①と②で所要時間がほぼ同じな理由は、木古内駅には速達列車が停車しないからです。

この場合新幹線をどの駅で下車してレンタカーを借りるかですが、もちろん木古内駅で下車してレンタカーを借りるのが一番料金が安いのですが、現状木古内から函館まで車移動だと、やや遠いのが難点でした。(多分1時間位かかる)。

2022年春に函館江差道路(北斗茂辺地ー木古内間)が開通すると、木古内ー函館駅の所要時間は車で40分くらいになり、上表の①②③のどのパターンを使っても東京駅ー函館駅までの所要時間はあまり大差がなくなると考えられます。(この場合、上表①と②では下車駅でレンタカーを借りて函館駅まで移動する前提です。)

となれば、木古内駅でレンタカーを借りるのが、他の手段と時間も同等でかつコスト的には最も有利になりますね。尚、函館江差自動車道の利用料金は無料です。

木古内駅周辺には無料駐車場もあり、駐車場コストでも有利。

こちらのサイトによれば木古内駅周辺には無料駐車場が3カ所あるようです。無料はありがたいですね。

これに対し新函館北斗駅周辺駐車場は有料のようです。

例えば函館住民が旅行や出張で新幹線を利用する場合でも、木古内駅利用が駐車場コスト面で有利です。

ネックは木古内駅の新幹線停車本数か

木古内駅は1日8本(往復16本)しか新幹線が停車しないのに対し、新函館北斗は13本と本数に差があります。速達列車は木古内駅を通過するからです。

ただ今後木古内駅での利用者が増加すれば木古内駅停車の新幹線も増えるかもしれません。ただJR北海道は函館へのアクセスは、出来るだけ新函館北斗駅を使ってもらいたいと思っているかもしれませんが。

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(おまけ)その他のルートも考えてみる。

完全に記事の本題とはそれますが、上記以外のルートも考えてみました。観光目的ならこういうのも面白いと思いますね。

青森ー函館間でフェリーを使う

青森ー函館間にはフェリーが2社運航されています。所要時間は約4時間。どうせ観光で行くのだから、のんびり船旅も楽しみたいとか、青森も寄ってみたい人に向いていると思います。

運賃は¥2260円(津軽海峡フェリー)、¥1800(青函フェリー)※期間により運賃変動あり。東京-新青森間の新幹線運賃が\17,670なので、フェリー代と合わせて大体2万円位で函館まで行けます。(尚、新青森駅ー青森のフェリーターミナルはバスかタクシーで行く必要があります。また函館のフェリーターミナルから函館駅もバスで行く必要があります。)函館のフェリーターミナル場所は2社で異なるので注意。

青森ー函館間のフェリー比較記事のサイトがありましたので詳しく知りたい人はこちらへどうぞ(当ブログ内の記事ではありません)

木古内ー函館間で道南いさりび鉄道を使う

木古内ー函館間では第3セクターの道南いさりび鉄道が運行されています。海を見ながらのんびり列車の旅を楽しみたい人に向いていると思います。本数があまり多くないので時刻に注意ですね。所要時間は約1時間。運賃は1150円なので函館駅まで新函館北斗駅経由で行くよりも660円安く行けます。

↓公式サイトのリンクはこちら

まとめ

ここまであえて飛行機の存在を無視していましたがw、東京ー函館間のメインルートは飛行機かもしれませんね。所要時間は羽田ー函館で約90分。LCCも運行されていて安い日や便を選べば、片道\13,000位で行けるようです。こうなると東京函館間は、時間に加えて費用でも飛行機が新幹線に圧勝かな。函館空港も比較的函館市街地に近い場所にあって便利なんですよね。でも新幹線も列車+ホテルの格安プランもあるし・・とか考えるとだんだんキリが無くなってきますが(笑)。

ともあれ、机上旅行であっても、あれこれルートを考えるのは楽しいですよね。たーぼうも昔、高校生とか大学生だった頃、よく時刻表見て架空の鉄道旅行計画を作って楽しんでいたりしていましたが、あの感覚に近いかな。人間いくつになっても好きなものってあまり変わらないですね。

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今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。