「KAMISEYA PARK(仮称)」開業で、相鉄は「日本一地味な大手私鉄」から脱却?アクセス手段はどうあるべきか?

日本には16社の大手私鉄があります。内訳は「東武・西武・京成・京王・東急・京急・東京メトロ・小田急・相鉄・名鉄・近鉄・南海・京阪・阪神・阪急・西鉄」です。(東京メトロが入るなら民営化された大阪メトロは何故大手私鉄じゃないのかな・・・?)

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相鉄は日本一地味な大手私鉄?

さて、この中で一番地味な私鉄は何処でしょう?と問われれば、個人的には「相鉄」と答えるでしょう。その理由は大きく3つあるかと思います。

・沿線にこれと言った観光地・集客施設が無く、乗客のほとんどが沿線住民である。
・鉄道の看板となるような特急専用車両がない。

関東の大手私鉄の中で唯一東京都内に路線を有していない。

沿線で現状で最も有名な観光施設はズーラシア?

個人的に相鉄沿線で最もメジャーな観光施設ってズーラシアという動物園かな?と思うけど、「ズーラシアと言えば相鉄で行くもの」みたいなイメージもあまりないんですよね。立地的に相鉄・横浜線の真ん中あたりに位置していて、駅からバスで行く必要があるせいもあるかなと思います。まあズーラシア自体がそんなに有名な動物園でもない気もします。(もしかしてパンダがいないからw?)

関東で唯一東京都内に路線を持っていないが最近は都内で見かける相鉄車

関東の大手私鉄の中で唯一東京都内に路線を有していないのも地味に思える理由かと。でも最近ではJR・東急と直通運転を開始したので都内でも相鉄の車両を見かけることが多くなりましたね。昔に比べれば知名度も高まったと思います。あのネイビーブルーの車両は都内では結構目立つしなかなかカッコイイ。相鉄も地味なイメージの払拭に努力してますよね。

ネイビーブルーの電車は相鉄のイメージアップに寄与していると思う
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なんと相鉄沿線にUSJ以上のテーマパークができる!?

さて、当記事では、タイトルに「日本一地味な大手私鉄」と書いてしまいましたが、もしかしたらそのイメージからの脱却に繋がるかもしれない大型テーマパークが相鉄沿線に出来ることになりました。

それが「KAMISEYA PARK(仮称)」です。(まさかこの仮称が正式採用されないですよねw)詳しくは以下資料をご覧ください。本記事でも資料からいくつか抜粋します。

施設のキャッチフレーズは以下の通りです。

~世界に誇るジャパンコンテンツとジャパンテクノロジーを活用した
ワールドクラスの次世代型テーマパーク~

何かすごいですよね・・・

ワールドクラスと言うことは世界中から集客しようとしているのでしょうね。こうなったら成田空港からJRの成田エクスプレスを相鉄線の瀬谷まで直通させた方がいいのかもしれない・・?。

横浜市記者発表資料「旧上瀬谷通信施設地区「観光・賑わい地区」
の事業予定者を決定しました!」(令和5年9月1 4 日
都市整備局上瀬谷整備推進課)より引用

資料には将来的には年間1500万人の来街者を見込むとあります。年間1500万人ということは、平均すると1日4.1万人の来訪者を見込むことになります。来場者数で言えばディズニーランド(ディズニーシー含む)が年間2200万人(2022年)、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)が年間1235万人(2022年)なので、USJ以上の来訪者を想定したテーマパークを作ろうとしているわけです。昔横浜に住んでて瀬谷の雰囲気も知る人間としては、スケール大きすぎてにわかに信じられないです。

しかも横浜の片田舎的なイメージのある瀬谷(失礼)に出来るというのが、現況と構想とのギャップをものすごく感じるのですよね・・。まあディズニーランドもUSJも出来る前は辺鄙な場所だったわけですから・・。開業後は瀬谷のイメージもがらりと変わるのかもしれませんね。

横浜市記者発表資料「旧上瀬谷通信施設地区「観光・賑わい地区」
の事業予定者を決定しました!」(令和5年9月1 4 日
都市整備局上瀬谷整備推進課)より引用

敷地面積的にはテーマパークゾーンが514,000㎡で、USJの540,000㎡より若干狭いですが、総面積706,500㎡は、USJよりかなり大きいです。ちなみにディズニーランドはディズニーシー含めて1,000,000㎡なので、それよりかは小さいですね。

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これだけの来場者をどう輸送するか?

こうなると気になるのが、これだけの来場者どう運ぶのかと言う点です。

上図の施設概要図には「新駅」と瀬谷駅方面から点線で「新たな交通」が描かれていますが、この「新たな交通」が具体的に何なのかは資料からは読み取れません。

資料には「来場者をスムーズに受け入れる交通システムを構築します。」とは書いてありますが、具体的な内容の記述はありません。

横浜市記者発表資料「旧上瀬谷通信施設地区「観光・賑わい地区」
の事業予定者を決定しました!」(令和5年9月1 4 日
都市整備局上瀬谷整備推進課)より引用

この施設の最寄り駅は、相鉄線の瀬谷駅ですが、そこから現地までは約2km近く離れています。駅から歩いて行ける距離ではないので、バス、鉄道、新交通システム等の移動手段が必要になります。年間1500万人の来場者見込みを単純に365日で割ると、4.1万人です。現実には平日1日3万人、休日は1日6万人と言った感じになるのかもしれません。仮にこの内1/3が車の来場者とすると、差し引きで平日2万人/日、休日は4万人/日の利用客を輸送可能な交通システムを構築する必要があります。

現地と瀬谷駅を鉄道で結ぶべき理由

これだけの入場者を見込むならバスの輸送力の範疇は超えている気がします。となると鉄道か新交通システムになるかと思いますが、新交通システムだと瀬谷駅での乗り換えが必須になってしまいます。利用者の立場では、鉄道で現地まで、横浜・新横浜・新宿・渋谷から直通で行けると楽で便利ですよね。

ディズニーランドやUSJも鉄道アクセスが確保されているからこそ、あれだけの入場者がスムーズに現地まで行けるわけですし。

輸送力や利便性で新交通システムより鉄道が有利と思う

相鉄の瀬谷駅から支線が分岐して現地を結べば、東急やJRとの直通線も相鉄線沿線に魅力的なテーマパークが出来ることでさらに本領発揮と言うことになるかと思います。新横浜と繋がったことで大阪名古屋方面からの客もスムーズに輸送することが出来ますよね。

と言う訳で個人的にはテーマパークまで鉄道(相鉄)で行けるような話になれば一番いいとな思います。但しあくまで本当に年間1500万人の来街者があるという前提での話ですが。

車利用面での立地は良いが渋滞が懸念される。

実は現地は東名の横浜町田ICや保土ヶ谷バイパスの上川井ICから2km程度と、車で行くのに便利な場所です。但し懸念されるのは渋滞です。この付近は神奈川県でも屈指の渋滞多発エリアです。施設開業後渋滞に拍車がかかるのは全く好ましい状況とは言えないですよね。

またインターから施設が近い分、駐車待ちの車列があっという間に保土ヶ谷バイパスや東名の本線に繋がってしまい、直接施設に用の無い車も渋滞に巻き込まれるリスクがあります。

このため、テーマパーク運営者は、特に休日は出来るだけ公共交通機関での来場を呼び掛けるべきでしょう。そのためにも公共交通機関の利便性と輸送力を高めておく必要があります。この点からも相鉄からの電車が直通できるように鉄道で瀬谷駅とテーマパークを結ぶのが望ましいと考えます。

横浜町田IC付近は交通量が多い。

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