トヨタ自動車(7203)の配当金推移を調べてみました

2023年11月2日 2024年3月期中間配当決定を反映

トヨタ自動車の配当金推移について2001年からさかのぼって調べてみました。数字はすべてトヨタ自動車の決算報告サイトから調べました。リンク先を張っておきます。

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2001年以降の配当金推移(表)

出典:トヨタ自動車決算報告アーカイブス資料を参考に作成
https://global.toyota/jp/ir/financial-results/archives/ 
最終更新日2023/11/2

尚、トヨタ自動車は2021年に1→5株の株式分割を実施しましたが、配当推移を分かり易く見るために2021年以前の配当も5株に分割した場合の配当を掲載しています。

伝統的に中間配当が少なめで、期末配当が多めになっています。配当支給日は例年中間が11月下旬、期末が5月下旬頃になります。

2001年3月期~2008年3月期までは毎年増配していますが、2009年3月期と2010年3月期は、赤字決算の影響で大幅な減配になっています。その後2013年3月期~2015年3月期は大幅に増配し、2014年には、配当額が赤字決算前の水準を超えています。

2011年3月期以降は減配は無く、前年配当維持か増配を続けているのは立派ですね。2023年3月期は年間で大幅60円と前期比+15%の大幅増配になりました。引き続き2024年度の中間配当も25円⇒30円と増配です。

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2001年以降の配当金推移(グラフ)

出典:トヨタ自動車決算報告アーカイブス資料を参考に作成
https://global.toyota/jp/ir/financial-results/archives/
最終更新日2023/11/2

2009年3月期~2013年3月期が配当低迷期ですね。それ以外は前年水準維持もしくは増配しているので、比較的配当が安定している会社と言えるかと思います。2010年3月期以降は10年以上減配がなく、前年配当維持か増配を続けています。

2018年3月期~2020年3月期は3年連続で前年配当維持だったのですね。近年は増配に慎重だったわけですが、そうなるとコロナショックにもかかわらず増配した2021年3月期が光りますね。2021年3月期以降は増配基調が続いています。

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株価チャート

TradingView提供のトヨタ自動車の週足チャート(期間2020年1月~2023年11月)

上の図は、2020~2023年5月のトヨタ自動車の週足チャート(株式分割後価格)です。コロナショックで1,200円割れまで落ちた後、順調に回復してきましたが、2022年以降は1月に高値を付けた後は下落基調が続いています。この辺は米国株の動きと似ていますね。

2023年5月を底に急上昇し株価は1800円台から2800円台まで一気に急上昇しました。ただ直近は9月に天井を付けて下落傾向でしたが、11/1に好決算を発表した結果を受けて再度上昇基調に戻れるのか?、注視していきたいと思います。

まとめ

というわけで、少しさかのぼってトヨタ自動車の配当金推移を調べてみました。

配当利回りは2023年3月期の年間配当額60円で計算した場合、2.2%なので決して高配当株とは言えないレベルですね。今期末の予想配当は未公表ですが、今期末の予想EPSの292.02円に対し、仮に配当性向30%で計算すると年間87.6円になります。これを5円単位で丸めて85円とした場合、下期配当は55円ですね。これだけ出れば嬉しいなあ・・。仮にこの年間85円で配当利回りを計算すると3.13%です。これでやや高配当と言った感じですね。でもトヨタは配当向上と株価上昇の両方を狙える株だと思いますので今後も長期保有していきたいと思います。

たーぼうはこの株を2018年に1235円(分割前だったので実際は6175円)で一般NISA枠で購入したのですが、この買値で2023年期配当実績の60円で配当利回りを計算すると約4.8%となります。この水準なら高配当株と言っていいレベルかと思います。今後も配当が増えるならもの買値ベースでの配当利回りが増えていきます。個人的にはこの「買値ベースでの配当利回り」の増加を重視したいと思います。

やはり長期保有するなら、株価も配当も両方成長するような株を持っていたいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。投資につきましては自己責任、自己判断にてお願いいたします。