2022/3/2 2022年3月12日ダイヤ改正に対応
たーぼうです。2022年も「北海道&東日本パス」が発売されることが2/17に発表されました。
「北海道&東日本パス」の詳細は以下のPDFファイルをご参照ください
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220217_KO_HokkaidoEastPass.pdf
今回はこの「北海道&東日本パス」をフル活用する旅行プランを作ってみました。ちなみに3/2に2022年3月12日ダイヤ改正に対応した計画に更新しました。※よって3/11までの旅行には使わないでくださいね。
「北海道&東日本パス」の簡単な概要
「北海道&東日本パス」は、JR北海道とJR東日本の普通列車が連続7日間乗り放題となる切符で、料金は大人11,300円(小児5,660円)です。
青春18きっぷに近い性格の切符ですが、特に「北海道&東日本パス」が青春18きっぷと異なるのは、「IGRいわて銀河鉄道」「青い森鉄道」「北越急行」も利用できるのと、別に特定特急券を買うことで北海道新幹線の新青森ー新函館北斗間も利用可能な点です。また「北海道特急オプション券」を買うことで道内の特急に6110円の追加料金で1日乗れるのも青春18きっぷにはない強みです。
尚、発売期間・利用期間が限られている点は青春18きっぷと同様です。
東北北海道を普通列車メインで旅行する場合、今のダイヤだと正直、青春18きっぷでのはかなり制約がきついので、「北海道&東日本パス」の方がずっと便利だと思います。
「北海道&東日本パス」をフル活用する紹介旅行プランの紹介
「北海道&東日本パス」をフル活用するのがコンセプトなので、基本早朝から深夜まで列車に乗り通す日々を送ることになりますw。
いわて銀河鉄道や青い森鉄道も乗るし、新青森ー新函館北斗間の特定特急券も活用、さらには北海道特急オプション券も活用します。
それではいってみましょう!
1日目 上野ー新青森
上野発6:08分でスタートです。この電車だったら東京周辺に住んでいる人なら結構乗れるのではないでしょうか。ひたすら東北本線といわて銀河鉄道・青い森鉄道で北上する1日になります。
12回の乗り換えが発生します。昔に比べて普通列車の運行区間が短くなってきてますね。閑散区間の本数を極力絞りたいのでしょうね。
いわて銀河鉄道と青い森鉄道を使えるのが「北海道&東日本パス」のメリットですよね。ちなみに新青森で宿泊する予定になっていますが、青森で宿泊しても翌日の北海道新幹線に乗ることは可能です。ただその場合は翌日に青森5:41発の電車に乗る必要があり、その分早起きする必要があります。
2日目 新青森ー旭川
新青森で始発の北海道新幹線「はやて91号」に乗車します。新青森ー新函館北斗間は特定特急券(\4,000)を購入する必要があります。
新函館北斗で1時間ちょっと待ち時間がありますが、その間に函館に行くことも可能ではあります。ただ函館駅の滞在時間は10分ですがw。函館に行った場合は821Dを始発駅から乗れるメリットはあります。
長万部で約2時間待ち時間があります。昼食べたり、ちょっとぶらぶらするのにちょうどいいかもしれません。
今日のハイライトは長万部ー小樽間の函館本線の山線区間です。天気が良ければ羊蹄山もバッチリ見えるでしょう。北海道新幹線が札幌まで延伸されたらこの区間は廃止になりそうなので、ぜひ乗っておきたい区間ですね。
滝川ー旭川駅の普通列車の本数が極端に少なく、滝川駅で2時間以上待ち時間があります。尚、小樽駅18:36発の滝川行の電車でも2239Mに乗り継ぎ可能です。小樽で観光したい場合はその方がいいでしょう。
3日目 旭川ー釧路
早朝を利用して富良野往復を行います。旭川→富良野行(721D)は休日運休なので要注意です。一応富良野で朝食が取れる位の時間はありますが、朝だとコンビニくらいしかやってないような気もします。富良野に行かなければ朝は旭川でゆっくりすることもできます。
上川ー白滝間の普通列車が1日2本しかないので石北本線の始発で出ても、結局は上川で待つことになるのですね。ただこのプランだと石北本線~釧網本線の乗り継ぎは奇跡的に乗り換え時間待ちが少ないですね。強いて言えば上川で40分位待ち時間があります。
網走で釧網本線に乗り換えですが、釧網本線はほとんど夜の移動になってしまいましたね・・。やむなしですね。
4日目 釧路ー函館
4日目にしてついに根室本線の末端まで行きます。
根室駅で3時間位時間があり、別料金になりますがバスで納沙布岬にも行けます(根室駅前発8:20→納沙布岬着9:04/9:55発→根室駅着10:39)。※念のため最新のバス時刻表をご確認ください。リンクはこちら。
さて根室から釧路に戻り、釧路からは「北海道&東日本パス」の売りである、「北海道線特急オプション券」(¥6,110)を活用します。ここで一気に釧路から札幌まで「特急おおぞら」でワープします。さらには札幌から函館まで「特急北斗」で移動。函館泊となります。尚札幌まで戻らずに南千歳で「特急北斗」に乗り換えることも出来ますが、早い列車に乗れる訳では無いです。
北海道特急オプション券を使わないプランも考えたのですが、その場合は当日どうしても新夕張で泊まる必要が出てきます。新夕張ー追分間は1日3本しか普通列車が無いのがネックになってきます。
5日目 函館ー気仙沼
5日目で北海道を後にしますがまだまだ旅は続きます。
弘前9:02発大館行きは6/30まで運転の注釈があります。仮にこの電車が無くなると以降の予定を大幅変更する必要があるので要注意ですね。
この日のハイライトは花輪線ですね。全長106.9km長大ローカル線です。大館から3時間以上かけて盛岡に着きます。好摩ー盛岡間はいわて銀河鉄道なのですが、北海道&東日本パスなので追加料金を払う必要はありません。
この日は気仙沼泊です。ぜひおいしい海の幸を食べたいところですね。
6日目 気仙沼ー会津若松
気仙沼でBRTに乗り(北海道&東日本パスでBRTも乗車可能)、柳津で列車に乗り換える。小牛田から陸羽東線に乗り換え。鳴子温泉では約1時間待ち時間があるので温泉に入れますね。
新庄から4時間以上かけて奥羽本線で福島へ行く。新庄ー福島間は「つばさ」を使えば2時間弱なのでやはり時間がかかりますね。山形で1時間待ち時間があるのが大きいかな。
その後は郡山を経由して会津若松泊になります。翌朝只見線に乗るためにぜひ会津若松まで行っておく必要があるのです。
7日目 会津若松ー東京
いよいよ最終日です。本州屈指の秘境路線と言ってもいい只見線に乗ります。現在会津川口ー只見間は災害の為、代行バスで結んでいますが。2022年内にはこの区間が復旧するようです。代行バスに乗るというのもなかなか貴重な経験になるのかもしれませんね。特に18きっぷ期間中は18キッパーで混むこともありそうです。
小出からは上越線で高崎に向かいます。普通列車は越後湯沢ー水上間の本数が少ないですが、幸運にも待ち時間少なく行けますね。高崎で時間があったので、間に信越線の高崎ー横川間の往復を突っ込んでみました。最後は首都圏では珍しくローカル色の強い八高線を全線走破します。
東京には19:17に着きます。まだまだ乗り足りない!という方は京葉線を往復するとか、横須賀線を完全走破するとかやってもいいのではないでしょうかw。
旅行費用の概算
種別 | 項目 | 費用 | 備考 |
切符代 | 北海道&東日本パス | ¥11,330 | |
〃 | 特定特急券代(新青森ー新函館北斗間) | ¥8,000 | 片道\4,000×2回分 |
〃 | 北海道線特急オプション券 | ¥6,110 | 1回分(4日目に使用) |
宿泊代 | 6泊分の宿泊代 | ¥30,000 | 1泊5000円計算 |
食費 | 7日間の食事代 | \21,000 | 1日3000円計算 |
合計 | ¥76,440 |
ざっと旅行費用を計算してみました。約8万円と言ったところですが宿泊代、食事代は人によって差が出るところですよね。もちろん、いくらか予備費も見積もった方がいいと思います。土産とか温泉とかもあるでしょうし。
東北、北海道では夜行列車も絶滅してしまったので、特に安旅で宿泊をどうするかは重要なテーマになりそうですね。昔はライダーハウスやツーリングトレインなんてのもあったけど今はなくなっちゃったのかな。特にコロナ禍ではそういうものも成立しにくいですよね。
まあ今は、代わりになりそうなものとして、ネットカフェやカプセルホテルなどもありますよね。安宿と言ってもそれなりにプライバシーが重視されるのが現代なのでしょうね。
学生時代はよく無人駅で駅寝とかしたものですが、さすがに50代になるとそんなことする気にならない・・(笑)。というか2020年代の今でも、駅寝が1990年代同様に許容されるのかはよくわからないけど。
まとめ
いやはや計画組むの大変だったけど楽しいですよね。作った時点で半分旅行に行ったような気分になりました(笑)。
まあ緻密に計画を作っても、仮に列車の遅延や運休が発生したら一瞬にして計画が破綻してしまうものでもあるので、そんな時でも臨機応変に計画を組み替えられるスキルも必要になるかもしれません。
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今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。