たーぼうです。唐突ですが、表題の通り、55歳にして第二種電気工事士の資格取得にチャレンジしてみることにしました。そう思った理由を書いてみました。
第二種電気工事士ってどんな資格?
第二種電気工事士は一般住宅や店舗など、小規模施設の電気工事に携われます。 具体的には、屋内の配線や照明の工事、コンセントの設置や交換、エアコン設置工事など600V以下で受電する設備の電気工事を行えます。 また規定内であれば、自宅のリフォームやDIYで電気設備の設置や工事が可能です。
住宅の電圧は100Vか200Vなので第二種電気工事士は600V以下という事なので持っていれば住宅内の電気工事はOKですよね。
第二種電気工事士は家の電気工事をDIYでやろうとすると必要になって来る資格である。
我が家は築15年の戸建てなんだけど、15年も経つとそろそろ特に電気機器でいろいろと交換が必要するものが出てくる感じ。
24時間換気の換気扇の交換
例えば、24時間換気の換気扇、うちには1階と2階のトイレにそれぞれ設置してあるのだが、メーカーによれば15年が設計上の使用期限だそうだが、とうとううちの換気扇もその15年が経ってしまった・・。
ただ現状特に異音がするわけでもなく普通に動いているので、しばらくは交換しないでいいかなと思うけど。(^^;


テレビドアホンの交換も
あと、テレビドアホン。一般的には10~15年が交換の目安だそう。我が家のテレビドアホンもめでたく15年経ってしまった。まあでも、今現在正常動作しているものをわざわざ交換するものもったいないよね。調子悪くなったら交換するでいいかな(笑)と思っている。

第二種電気工事士の資格が必要な場合は?
これらの製品はもしコンセントから電気を取っていれば無資格で交換OKですが、コンセントを介さずに分電盤から直接配線で本体に給電している場合は、第二種電気工事士の資格が必要になってくる。
ちなみに我が家の換気扇とテレビドアホンは、どちらも第二種電気工事士の資格が必要な配線状態だった。
他にも第二種電気工事士の資格があれば、コンセントやスイッチ類の交換、新設等も出来るようになります。
つまりはこの資格をとっておけば家で出来るDIYの範囲がめちゃくちゃ広がるわけなのです。
無資格工事の罰則は?
逆に言うとこういう行為を無資格を行うと「3万円以下の罰金、または3カ月以下の懲役」罰則があります(怖い・・・)。
まあ無資格で電気工事を行っても密告者がいなければ普通は逮捕されることもないでしょうけど(というか意外とやってる人多そう)。
でも例えば、無資格での電気工事を行った結果、万一ミスって火事になってしまったとか、そうなっちゃったら、警察も入って来て罰則が適用されてもおかしくないですよね。

業者に頼むと意外と高い電気工事
例えばこういう工事を業者に頼むと高いんですよね。例えば換気扇交換。
これ換気扇自体はネット通販で1万位で買えそうなものでも、工賃とダクト清掃もやってもらうと総額5万円を超える。もしこれをDIYでできれば1箇所で4万円浮く計算だ。
テレビドアホン交換も本体代と別に取り付け工賃が2万~4万かかるようだ。でも取り付け業者にしてみれば、わざわざ自宅に訪問して取り付けるのだから、この位取らないとやってられないのが本音じゃないかな?
では、第二種電気工事士の資格取得にはどのくらいの費用が必要なのか?
第二種電気工事士取得に必要な費用を試算してみた
もちろん、どうやって試験に備えるかによっても費用は変わって来るが、僕なりに最も安く資格取得が出来そうな方法を調べた結果、大体5万円弱といった感じ。
1:参考書「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士・・・」・・・・・¥2,090
2:第二種電気工事士 基本セット (工具の配線材料のセット)・・・¥37,300
3:受験手数料(インターネット申込みの場合)・・・・・・・・・・・¥9,300
————————————————————————————–
合計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥48,690
でももし5万円で資格が取れたとした場合、換気扇交換をDIYで2箇所できたら、節約できた工賃で元が取れる計算だ。これってコスパ最強の資格じゃないですか。
もちろんこれは1発合格した場合なので、これ以上のお金がかかるリスクもあるのだけど。
ちなみに、必要費用に、工具の配線材料セットがあるのは、学科試験に加え、技能試験があるからだ。
試験準備に必要な時間は、学科試験で100時間、技能試験で100時間くらいが目安みたい。これはもちろん個人差があるだろう。僕の場合は、基礎的な電気の知識も無いので、ほぼゼロからのスタートになるし、50代で物覚えも悪くなっているだろうから、もっと時間がかかる可能性があるだろう。
合格率は、学科で60%、技能で70%くらいだそうだ。国家資格の中では割合取りやすい資格と言われているみたいだ。
試験は年2回、翌年春の試験をターゲットに準備する予定
第二種電気工事士の試験は年2回あり、次回の試験は、学科が9~10月、技能試験が12月にあるけど、さすがに間に合わないかな?
その次の試験は翌年になり、学科が3~4月、技能試験が7月なのでこれをターゲットに準備をしてみようと考えている。
まとめ
というわけでいろいろ調べてみると、僕的には第二種電気工事士ってコスパ最強の資格だよなと思ったので、資格取得にチャレンジすることにしました。資格取得にチャレンジするのは33歳の時にバイクの中型免許を取って以来22年ぶりだ(笑)
僕は自宅のDIYを目的に取得するつもりだけど、万一株価が暴落して働く必要が出た時は、もしかしたらこの資格が就職面で役立つ時がくる可能性があるかもしれない。
まあただ合格してとしても、合法的に工事が出来るようになったと言うだけなので、実際に工事を出来るだけのスキルや道具があるかどうかはまた別の話ということになりますね。この辺はYouTubeなとで先輩方の工事施工の様子を見ながら、実際に自分でもやってみて経験を積んで、併せて必要な材料や道具も揃えて行くと言うことになるのでしょう。

実はこの資格はかなり多方面で必要とされる資格みたいだ。例えば、電気工事をはじめ、通信工事、太陽光発電工事、消防設備工事、計装工事、工事現場での仮設電気工事、ビルメンテナンス、サービスエンジニア等々・・・。まあ結構、頭も体力を両方使う必要がありそうで大変な仕事が多いかもしれない。
でもこれからは、AIの急速な進化でホワイトカラーの求人が減り、ブルーカラーは逆に重宝される時代が来そうな気もするんですよね。
例えば、マイクロソフトは業績絶好調にもかかわらず、AIを活用して業務効率化を進めていて人員削減を行ったそう。

AIが進化するとこういうことが起こるんですよね。いままで会社のオフィスでエクセルやパワポで資料を作っていた人は、今後真っ先に人員削減の対象になってゆく未来が待っているのだろうか?。
じゃあ逆にどういう職種が残るのかというと、多分現場で作業する人。だっていくらAIが進化しても、現状AIにはまだ、換気扇の交換や、テレビドアホンの交換は直接は出来ないから。(交換方法・手順を生成することはできても、交換作業そのものは出来ない)
まあ、AIもかなり進化すれば、そのうちロボットが換気扇やテレビドアホンを交換してくれる未来が待っているのかもしれませんが、それは少なくともまだまだ先の話のような気がする。
最後までお読みいただきありがとうございました。