ヤマハ発動機が2021/5/14に2021年12月期の第一四半期決算を発表しましたので、内容をチェックしてみました。なおヤマハ発動機のIR資料はここにアップされていますので詳細につきましてはこちらをご参照くださいませ。
ヤマハ発動機とは
オートバイが有名ですが、ほかにも4輪バギー、スノーモビル、船外機、電動アシスト車など、いろいろな乗り物を作っている会社です。私のような乗り物好きにはたまらない会社ですね(笑)細かなセグメントと事業は下に記載しています。
事業・セグメント概要
セグメント | 主な事業 | 売上構成比 |
ランドモビリティ | 二輪車、中間部品、海外生産用部品、四輪バギー、 レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル、 スノーモビル、電動アシスト自転車、 自動車用エンジン、自動車用コンポーネントなど | 64.3% |
マリン | 船外機、ウォータービークル、ボート、 プール、漁船・和船 | 22.3% |
ロボティクス | サーフェスマウンター、半導体製造装置、 産業用ロボット、産業用無人ヘリコプターなど | 5.6% |
金融 | ヤマハ発動機の製品に関わる販売金融及びリース | 3.1% |
その他 | ゴルフカー、発電機、除雪機、汎用エンジン、電動車いす | 4.7% |
ものすごくいろんなものを作ってますね(笑)売り上げ構成的にはランドモビリティとマリンがメインですね。
地域別売上比率
地域 | 国内 | 北米 | 欧州 | アジア | その他 |
比率 | 10.4% | 24.3% | 14.7% | 40.0% | 10.6% |
日本国内の売上比率は10%しかありません。特にアジアの売上比率が高いところが、今後の成長を期待させますね。
2021年12月期第1四半期決算
2021年の第一四半期は、売上、営業利益、当期純利益ともに、2020年のみならず2019年の数字もクリアしています。素晴らしいですね!。
事業別売上高(2021年第一四半期)
特徴的なのはマリン事業が売り上げに対して利益率が非常に高いところです。特に2019年、2020年はマリンがランドモビリティを抜いて稼ぎ頭になっています。今期は特にランドモビリティの復調が全体の利益を押し上げているところが読み取れます。
2021年12月期決算(年間予想)
第一四半期決算の好調を受けて今期予想も上方修正しています!。素晴らしい。
配当・優待
配当
コロナ禍で減配した2020年を除き、近年は概ね年間配当90円で推移しています。グラフを作ってみたのですが、年間配当90円でかなり大きな壁を作っている感じを受けました。
・配当性向は2021年予想ベースで35%になります。
・配当利回りは3.3%です。(5/14終値2725円を前提とした場合)
特に今期は業績好調ですので、是非「年間配当90円の壁」を突破してほしいなと、株主としては思います。
優待
ヤマハ発動機には株主優待制度もあります。詳細はこちらのサイトへ。
例えば、100-500株で3年未満保有の場合年間約1000円分、100-500株で3年以上保有で年間約2000円分の優待がもらえます。優待品もいろいろ選べるので使い勝手の良い株主優待制度だと思います。私は今年1000ポイントでしたが「熊本ラーメン(くまモンロゴ入り(5食 ))」を選んでみました。もう既に完食してしまいましたが、なかなかおいしかったですよ!
これらの優待を配当に加味するとトータルの利回りは以下のようになります。
・100-500株保有かつ保有3年未満 → 配当+優待利回り:3.67%
・100-500株保有かつ3年以上保有 → 配当+優待利回り:4.04%
となかなかの高配当になります。
株価チャート(2021/5/14時点)
2018年1月に3900円付近でピークを付けた後、株価は長らく下落基調でした。2020年3月にコロナショックで1200円を割れでボトムを付けた後、概ね順調に上昇しています。直近の2021/5/14時点終値は、2725円と2019年以降で最も高い水準になっています。最新決算発表が市場クローズ後だったのでまだ決算結果は株価に織り込んでいませんが、月曜日の株価が楽しみですね。
まとめ
コロナ禍で、一時的に減収減益減配になりましたが、その後業績が急回復していますね。たーぼう的には安心して長期保有でき、かつ配当・優待も魅力的な銘柄として、今後もガチホしていきたいと思います。
なお、当ブログでは個別の株式や金融商品について言及はしておりますが、投資を推奨しているものではありません。投資はつきましては自己判断でお願いいたします。
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