東京の水不足は大丈夫か?現在の水源の状況を調べてみた(2025年)

たーぼうです。普段なら梅雨真っただ中なのに、既に梅雨明けしたかのような晴天と猛暑が続いている東京ですが、2025年の東京の水源の貯水量は十分あるのでしょうか?

東京都の水源の80%は利根川水系と荒川水系が占めています。残りがほぼ多摩川水系と言った感じです。

2025/8/1更新

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2025年8月1日時点の水源の状況【台風9号はそれてしまいましたね】

結局7月中はあまり雨の降らなかった東京。7月の月間降水量は74.5mmで平年値(156.2mm)の半分以下の降水量でした。台風9号も東に逸れてしまったので、あまり本格的な恵みの雨とはならなそうな感じですが、それでもちょっとでも雨が降ってくれるとありがたいですけどね。

利根川水系の貯水量は引き続き平年以上あるものの・・・

8/1時点の利根川水系の貯水量は平年比105%と相変わらず平年を上回っているがグラフを見ていると、いよいよ本格的に貯水率が下がり始めています。今後1ヶ月以上少雨が続いて200,000千㎥を割ると、渇水の懸念が出始めそうですね。


利根川ダム統合管理事務所サイトの水源メータより引用(2025/8/1時点)

荒川水系の平年以上の貯水量をキープ。

荒川水系も平年比106%と平年以上の貯水量を維持しています。今後の降水次第と言ったところですね。

国土交通省関東地方整備局サイトより引用https://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000113.html(2025/8/1時点)

多摩川水系は引き続き平年より少ない。

小河内ダムは平年比74%と平年よりは少ないですが、貯水率が急激に減少しているわけではないようです。

国土交通省関東地方整備局サイトより引用https://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000114.html(2025/7/18時点)

2025/8月1日の東京都の水源の貯水量状況まとめ

利根川・荒川・多摩川の3水系の貯水量は、8/1時点では直ちに渇水の懸念がある状況ではないものの、今後1カ月以上少雨傾向が続くと、渇水懸念が出てきそうです。引き続き定期的にチェックしていきたいと思います。

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2025年7月19日時点の水源の状況【遂に梅雨明け!】

今年の梅雨は変な感じだった。梅雨明けする前から真夏並みの猛暑だった日が続いた時期があって、正直梅雨明け!と言われても全くぴんと来ないというか。梅雨期間中の平年より降水量も少なかったのではないだろうか。・・・という訳で7/19時点の利根川・荒川・多摩川の3水系の貯水率をチェックしてみた。

利根川水系の貯水量は引き続き平年以上あり

7/19時点の利根川水系の貯水量は相変わらず平年を上回っている(平年比116%)

今のところ直ちに渇水になる恐れはないですが、ただ今後1ヶ月間以上利根川上流域で少雨が続いたら、渇水の懸念が出てくるかもしれません。今後の降水次第と言ったところですね。

荒川水系も7/19時点では平年以上

荒川水系の貯水率は7/18時点で平年比105%で平年を上回っています。

国土交通省関東地方整備局サイトより引用https://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000113.html(2025/7/18時点)

多摩川は平年以下

多摩川水系は平年比77%と平年以下です。


国土交通省関東地方整備局サイトより引用https://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000114.html(2025/7/18時点)

2025/7月の東京都の水源の貯水量状況まとめ

今のところ主力の利根川水系と荒川水系が平年以上の貯水量があり、多摩川水系もそこそこあるのでるのでまずは問題なしと言ったところです。今後1ヶ月以上流域で少雨が続かない限りは、渇水で取水制限みたいなことにはならないでしょう。

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2025年6月19日時点の水源の状況

利根川水系の貯水量は平年以上だが・・

利根川ダム統合管理事務所サイトの水源メータより引用(2025/6/19時点)

利根川水系の9ダムの貯水量推移ですが現在のところ平年比124%で、平年以上の貯水量がありますね。現状はひとまずは安心と言ったところです。ただ例年ですと普通に梅雨の降水があれば、7月に入った頃から貯水量の減少具合も落ち着いて来るのですが、今年の天気を見てるとちょっと心配にはなってきます。

もし今後も雨が降らないで今の勢いで、ずっと貯水量が減っていくと、8月あたりで深刻な状況になる可能性も無くはない感じですね。渇水の有無は今後の降水量にかかっている感じです。

気象庁サイトより引用https://www.jma.go.jp/bosai/forecast/#area_type=class20s&area_code=1044900

群馬県の週間予報を見ると23日辺りから梅雨っぽい天気になってきそうですね。今後の降水に期待です。

東京都では今夏4か月間、水道料金の基本料金を無償は水道需要に影響するか?

猛暑から都民の命と健康と暮らしを守るため今夏4か月間、水道料金の基本料金を無償とし、都民の熱中症対策を支援します|6月|東京都水道局
東京都水道局の公式ホームページです。東京都の水道に関する手続きや料金、東京都水道局の事業や取組、事業者の方向けの情報などをご紹介しています。

東京都では今年6~9月か7~10月に選挙対策で、都民の光熱水費の負担軽減を目的として、水道料金の基本料金が無料になりますが、これがもしかしたら水道需要にはプラスに働くかもしれません。実際はどのくらい水需要に影響するんでしょうかね?。水道料金安いからじゃぶじゃぶ洗車するぞーって人も中には居るかもしれませんね。渇水になっても基本料金無料は継続されるのでしょうか・・?

荒川水系は貯水率は平年の104%(6/19時点)。

国土交通省関東地方整備局サイトより引用https://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000113.html(2025/6/19時点)

荒川水系の貯水率は6/19時点で平年の104%とほぼ平年並みと言ったところですが、利根川水系同様、今後、空梅雨になったら要注意かもしれません。

多摩川水系は平年以下

国土交通省関東地方整備局サイトより引用https://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000114.html(2025/6/19時点)

多摩川水系の貯水率は平年の86%とよくあまりありません。小河内ダムは他の水系の渇水時に使う運用のようなので今後もしばらくは貯水率は減らないかと思いますが・・・。ここの貯水量が本格的に減りだすといよいよヤバイですね。

2025/6月の東京の貯水量状況まとめ

6/19日時点では、利根川水系・荒川水系は平年以上の貯水量があり、問題ない状況とは言えますが、今後も今みたいに梅雨時期なのに猛暑と晴天が続いて空梅雨になった場合は要注意かもしれませんね。

自宅の水源が気になった場合は?

東京都の水源ですが、場所によって利根川水系だったり、荒川水系だったり、多摩川水系だったり、あとは複数の水系が混ざっていたりします。

東京都水道局サイトより引用https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suigen/map

字が小さくて見にくい場合は以下のリンク(東京都水道局サイト)で拡大図が表示されます。

https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/waterworks/102023-02

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