東京の水不足は大丈夫か?現在の水源の状況を調べてみた(2023年8月26日時点)

たーぼうです。今年(2023年)は関東で雨が少ない夏になっています。台風7号も西に逸れたし、今後しばらく貯水量が急激に復活することも無さそうです。

果たして東京の貯水量は大丈夫なのでしょうか?8/26時点の状況を調べてみました。

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東京の水源の貯水量の状況は?

さて東京の水源の3水系の貯水状況は、2024年8月26日現在はどうなのでしょうか?

利根川水系の貯水率は?

利根川ダム統合管理事務所サイトより引用

2024/8/14時点の貯水量は利根川水系9ダムの合計で67%です。前回確認時(2023/8/14)は60%だったので、7%回復しました♪。

相変わらず、ダムによって結構貯水量にばらつきがあります。八ッ場・藤原・草木ダムは100%、下久保ダム(73%)は比較的貯水率が高い。

だが有効貯水量の大きい矢木沢ダムの貯水率が38%(前回34%)と相変わらず低いですね・・。

ただ前回より貯水量が増えているのは朗報ですね。今年も取水制限なしで乗り切れるのでしょうか?

利根川水系の貯水量は?

利根川水系の貯水量推移を見てみます。

利根川ダム統合管理事務所サイトより引用

今年(2023年)の貯水量は赤線で表示されています。注目は赤い楕円で囲った部分ですね。8月10日頃を底に貯水率がやや上昇しています。ここ最近は利根川上流で雷雨があったりしたことが効いているかと思います。9月中旬を過ぎると例年貯水量は上向くのでそれまであと少しですね。

グラフで太字になっている部分は過去に取水制限のあった時期になります。概ね貯水量が200,000(千㎥)を割ると取水制限を開始するようですが、今のところは約250,000(千㎥)あるので大丈夫そうです。

荒川水系の貯水率は?

さて次に荒川水系の貯水率を見てみます。

荒川水系のダム(浦山ダム・滝沢ダム)の貯水率(荒川ダム総合管理所より引用)

貯水率は、浦山ダムが98.4%、滝沢ダムが95.3%とかなり高いです。ただこの2つのダムは、やや小さめのダムなので、やはり利根川水系の貯水量がないとやや心もとないことは確かなのですが、それでもありがたいですよね。

多摩川水系の貯水率は?

東京都水道局のサイトより引用

多摩川水系、小河内ダムの貯水量は82%で平年の97%とほぼ平年に近い貯水量があります。ここ最近ダム上流で結構雷雨があったので貯水量が若干復活しました。

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まとめ(この先の雨量次第だが、取水制限なしで乗り切れるか?)

前回8/15日は利根川水系はこれ以上減るとそろそろ10%の取水制限開始?というところでしたが、貯水量が一時的に回復したので、取水制限開始は遠のいた感じです。

荒川・多摩川水系の貯水率も高いので、今のところは、東京の渇水状況が急に深刻な状況になることは無さそうです。

とはいえ今後もしばらく晴れて雨の少ない状況が続きそうなので、今後も雨の少ない状況が続けば、ひょっとすると厳しい状況になる可能性もありますね。下は東京地方の週間予報です。相変わらず少雨傾向が続きそう。ただ降水確率は20-30%あるので雷雨の可能性はあるかもしれません。

台風通過後はまたしばらく晴れて雨の少ない日が続きそうだ 気象庁サイトより引用

少雨もきついのですが、もう9月になろうとしているのに相変わらずの猛暑が続くのはもういい加減勘弁してほしいですね・・・(汗)

まあ東京の23区で降雨があってもほとんど海に流れてしまうので上流の週間天気もチエックしてみましょうか

気象庁サイトより引用

上流の前橋の週間予報も東京都とほとんど変わらないですね。こちらも雷雨に期待と言ったところでしょうか。

まとめると、今のところしばらくは取水制限が必要な状況ではないですね。矢木沢ダム上流に纏まった降雨があるとより安心できるかな?といったところです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。