2023/1/26 東京の過去の低温記録(1~10位)[1990年(平成2年)以降]を更新
たーぼうです。最近めっきり寒くなってきましたね。12月も中旬ですもんね。週間予報を見ると来週東京では最低気温が1℃になる日もあるようです。でも東京の過去の低温記録っていったいどのくらいの気温だったのでしょうか?多分1℃とか0度くらいではまだまだ序の口だったのかな・・?。と言う訳で、気象庁のサイトで東京の過去の低温記録を調べてみました。
記録については気象庁サイトの「過去の気象データ検索」ページで調べました。こういう時に気象庁のサイトは過去の記録が調べられてとっても便利ですね。
東京の過去の低温記録(1~10位)[1875年(明治8年)以降]
順位 | 日付 | 気温 |
1位 | 1876年(明治9年)1月13日 | -9.2℃ |
2位 | 1885年(明治18年)1月14日 | -9.1℃ |
3位 | 1927年(昭和2年)1月24日 | -8.6℃ |
4位 | 1876年(明治9年)1月12日 | -8.6℃ |
5位 | 1881年(明治14年)1月13日 | -8.4℃ |
6位 | 1918年(大正7年)1月9日 | -8.2℃ |
7位 | 1885年(明治18年)1月21日 | -8.2℃ |
8位 | 1922年(大正11年)1月22日 | -8.1℃ |
9位 | 1918年(大正7年)1月8日 | -8.1℃ |
10位 | 1889年(明治22年)1月20日 | -8.1℃ |
明治大正時代のオンパレード。昭和ですら辛うじて昭和2年の記録が1件ランクインしているのみで、平成・令和はもちろんのこと昭和でも戦後以降は、10位以内には全くランクインしていません。恐らく当時は今ほど都市化が進んでいなかったこととか、都市に熱源が少なかったことが影響しているのでは?と推測します。車とかもほとんど走ってなかったでしょうし。
ちなみに統計期間は1875年(明治8年)以降になります。多分江戸時代以前にはもっとすごい記録があったに違いないと思うのですが。
10位以内に入るにはマイナス8度を下回らなくちゃいけないのですが、マイナス5℃すら下回ることが無くなった現代の東京では恐らく無さそう。もし現代に上表にランクインするような低温が東京を襲ったら、道路は凍るわ水道管は凍結するわで、間違いなくパニックになるでしょうね・・。
東京の過去の低温記録(1~10位)[1990年(平成2年)以降]
明治大正時代の記録が現代とあまりにもかけ離れているので1990年(平成2年)以降に絞って低温記録を出してみました。
順位 | 日付 | 気温 |
1位 | 2018年(平成30年)1月25日 | -4.0℃ |
2位 | 2022年(令和 4年)1月 7日 | -3.5℃ |
3位 | 2023年(令和 5年)1月26日 | -3.4℃ |
4位 | 2018年(平成30年)1月26日 | -3.1℃ |
5位 | 2023年(令和 5年)1月25日 | -2.9℃ |
6位 | 2016年(平成28年)1月25日 | -2.6℃ |
7位 | 2001年(平成13年)1月15日 | -2.4℃ |
〃 | 2015年(平成27年)2月10日 | -2.4℃ |
〃 | 2021年(令和 3年)1月10日 | -2.4℃ |
10位 | 1994年(平成 6年)2月14日 | -2.3℃ |
〃 | 2017年(平成29年)1月15日 | -2.3℃ |
明治大正時代より低温記録のハードルが5℃程度上昇しています。-2.3℃以下になればランクインできますね。2022年の記録も2位にランクインしています。さらには2023年でも2件のランクインが。やはり今年の冬は寒いですね。
観測地点移転の影響もありそう。
尚比較的2015年以降の記録のランクインが多いのは、2014年12月2日に、気象庁の東京の観測地点が大手町の本庁舎から北の丸公園に移転していることが影響しているものと思われます。
気象庁は3日、東京・大手町の同庁本庁舎に置いている気象観測地点を12月2日から北の丸公園(千代田区)に移すと発表した。移転に伴い過去のデータをもとにした気温などの平年値も変更。年間の最低気温はこれまでより1.4度低くなる。
現在の大手町の観測点は1964年から現在の場所に置かれている。
日本経済新聞「東京の気象観測地点、北の丸公園に 最低気温1.4度低く」2014年10月3日 より引用
まとめ
調べていて結構面白かったですね。特に明治大正時代と現代の気温レベルのギャップに驚きました。現代の東京はそれだけ都市化、温暖化が進んでいるということなのでしょうね。
関連記事
気象や防災(地震・台風などの災害)に関連する記事
最後までお読みいただきありがとうございました。