たーぼうです。10年以上東京都内に住んでます。今まで幸い大雨が降っても床下浸水とかになったことはありません。今回は東京の過去の大雨について、1時間雨量と24時間雨量の上位10位の記録まで調べてみました。
東京の過去の1時間降水量 上位10位
順位 | 日付 | 雨量 |
1位 | 1939年(昭和14年)7月31日 | 88.7mm |
2位 | 2000年(平成12年)7月4日 | 82.5mm |
3位 | 1960年(昭和35年)9月1日 | 78.1mm |
4位 | 1981年(昭和56年)7月22日 | 77.0mm |
5位 | 1958年(昭和33年)9月26日 | 76.0mm |
6位 | 2014年(平成26年)9月10日 | 71.5mm |
〃 | 1949年(昭和24年)8月24日 | 71.5mm |
8位 | 1935年(昭和10年)10月27日 | 70.5mm |
9位 | 2004年(平成16年)10月9日 | 69.5mm |
10位 | 1911年(明治44年)8月10日 | 69.2mm |
統計期間は1886年(明治19年)以降です。過去約140年分が統計期間になります。ただ明治の記録はわずかに1件。大正の記録はランクインしてません。でも全体的に昭和以降の記録は、戦前の記録もあったりで、比較的時代の偏りなくまんべんなく存在している感じがあります。
最も最近なのが2014年9月10日の一時間71.5mmという記録です。調べてみるとかなり広範囲で局地的に大雨が降ったことが分かります。
・上空の寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となった。このため、北海道から近畿地方に
9 月 10 日からの大雨による被害状況等について 内閣府
かけて広い範囲で局地的に雷を伴って猛烈な雨の降った所がある。
東京の過去の24時間降水量 上位10位
順位 | 日付 | 雨量 |
1位 | 1958年(昭和33年)9月26日 | 392.5mm |
2位 | 1938年(昭和13年)6月29日 | 284.2mm |
3位 | 1993年(平成5年)8月27日 | 278.0mm |
4位 | 2004年(平成16年)10月9日 | 270.5mm |
5位 | 1996年(平成8年)9月22日 | 259.5mm |
6位 | 2013年(平成25年)10月15日 | 246.0mm |
7位 | 1911年(明治44年)8月10日 | 245.6mm |
8位 | 2014年(平成26年)10月5日 | 238.5mm |
9位 | 1966年(昭和41年)6月28日 | 234.5mm |
10位 | 1991年(平成3年)9月19日 | 230.0mm |
1位の昭和33年の記録が24時間で392.5mmとダントツですね。2位以下が300mm以下の雨量であることを考えれば抜きんでています。調べてみるとこの記録は「狩野川台風」によるものだとわかります。狩野川は静岡県の伊豆半島を流れる川ですが、この時東京でもとんでもない量の雨が降ったのですね。
1時間雨量と24時間雨量が同日記録なのをピックアップすると、24時間雨量の1位・4位・7位が1時間雨量でもトップ10年入っています。
東京で10年に1度、100年の一度の大雨はどのくらいか?
上の表から見れば、東京だと24時間雨量で200~300mmの雨で10年に一度の大雨、24時間300mmを超えると100年に一度の大雨と言えるでしょう。
1時間雨量で言えば、60~80mmが10年に一度、90mm以上が100年に一度と言った感じですね。
大雨記録は6月~10月に偏在。
1時間雨量の記録も、24時間雨量の記録も6月~10月の5カ月間の記録しかありません。確かに東京は冬はあまり降水はありませんし、台風も来ませんからね。
浸水区域予想図(洪水ハザードマップ)の活用を。
東京都から出ているハザードマップ(浸水予想区域図)は「想定し得る最大規模の降雨」が降った場合に、どの場所どの位浸水するのかを予想したとのことです。上記の100年に1位の大雨よりもかなり激しい大雨を予想してますね。今住んでいる場所のリスク度を調べて、対策を考えておくと良いかと思います。
関連記事
気象や防災(地震・台風などの災害)に関連する記事
今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。