最も移動コストの少ない乗り物は何か?調べてみた。

たーぼうです。子供の頃から乗り物好きで、いろんな乗り物に乗ったり見たりしてきました。自転車、鉄道、車、バイク・・・スキーも乗り物なのかな?。最近ふと「一番移動コストの少ない乗り物って一体なんだろうか?」と思ったので調べてみました。

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車・バイク・自転車・鉄道、それぞれ100km移動するのに必要なコストを比較

各乗り物の中から一番移動コストが少なそうな物(商品)を選んで、それぞれ「100kmを移動するのにいくらかかるか」を計算してみました。車・バイクの場合は燃料費、EVの場合は電気代、自転車の場合は食費で計算しています。鉄道の場合は最もコスパの良さそうな切符で計算しています。

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自動車

ガソリン、ハイブリッド車(WLTCモード)

国土交通省発表の令和2年(2020年)末時点の燃費ランキングでは、トヨタ・ヤリスが36km/Lで最も燃費の良い車とされています。計算すると100km走行するのに2.8L必要となります。2023/2/7時点の全国平均ガソリン価格が163円/Lなので、結果100km走行するのに必要なガソリン代は、456円となります。

電気自動車(EV)

EVの電費も調べてみました。下記のサイトによると最も電費の良いEVはBMW i3です。電費は8.5km/KWhとなっています。1KWhで8.5km走ると言うことですね。100km走行するには11.8KWh必要になります。これを電気単価(ここでは1kWhあたり30円とします)で計算すると、100km走行するには電気代が354円かかることになります。

EVの電費ってそんなにハイブリッド車の燃費と差があるわけじゃないそうな気もしますね。仮にもしここから電気代が30%上がるとすると、ハイブリッド車と移動コストが変わらなくなるし・・。EVの高い車両価格を考えると自宅に太陽光パネルでも載せない限りはペイしないかもしれません。

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バイク

恐らく、車よりバイクの方が燃費は良いですよね~。ということでバイクの燃費も調べました。燃費は以下のサイトで調べました。

バイク(WMTCモード)

ホンダ・スーパーカブ(50cc)69.4km/Lという驚異的な燃費が出ています。100km走るのにわずか1.4L(228円)しか必要としません。車やEVを完全に凌駕しています。すごいですね。車に比べて車重が軽いからこんな好燃費が出るのでしょうね。

ホンダ・スーパーカブは日本が世界に誇る偉大な乗り物だ。

50ccだと高速乗れないよ・・という声もあるかもしれません。スズキ・ジクサー(154cc)なら高速に乗れて燃費は50km/Lです。100km走るのに2L(326円)です。バイクで遠出するならジクサーのほうが便利ですね。

自転車(ロードバイク)

自転車の中で最も効率的に移動できる乗り物はロードバイクでしょう。人力で走行する乗り物の中で最速と言っていいかと思います。

そもそも自転車って燃料要らないじゃないか?っていう人もいるかもしれませんが、燃料要らない代わりに腹が減るんですよね・・・。と言う訳でロードバイクで100km移動するのに必要なカロリーを計算して、それを個人的にコスパ最強補給食と考える「ブラックサンダー」の価格で換算することにしました(笑)。

まず自転車で100km走行するのに必要な移動コストをどう計算するか?ですが、下のサイトによれば体重60kgの人が、時速20km/hで移動した場合、1時間当たり504kcal消費します、100km走行するのに時速20kmで5時間走行した場合、必要カロリーは2520kcalになります。これなんとブラックサンダー換算で22.5本(608円分)必要になるんですよね。ちなみにブラックサンダーはダイソーで4本108円で売っているもので計算しました(ちなみにブラックサンダーは2023年春に値上げ予定です)。

自分で漕がなくちゃいけないのに、ロードバイクの移動コストは意外にかかるものなんですね・・・。100km移動するのにブラックサンダーばかり食べたくないですし(笑)、でも他の物を食べるともっと移動コストがかかってしまう・・。

自転車移動コスト面ではあまり良くない結果に。でも愛すべき乗り物だと思う

鉄道(青春18きっぷ)

さて、鉄道の移動コストはどのくらいなるのかも計算してみました。下記サイトによれば青春18きっぷで、東京から西に行った場合、東京4時41分始発の京浜東北線大船行きに乗ってひたすら西に行くと、新山口に00:02に着くことが出来ます。青春18きっぷ1日分のコストは2,410円です。つまり1日で東京-新山口間1,027kmをたった2,410円で移動することが出来ます。これは100km換算だと235円になります。

スーパーカブにはわずかに負けましたが、他の交通手段みたいに自分で運転しなくても良いことを考慮すれば、100kmの移動が235円で済むのは驚異的なコスパと言えそうです。(というかスーパーカブ凄いですね。)

ただ青春18きっぷの欠点は利用期間が限定されている点で、これは他の移動手段にはない弱点と言えます。また新幹線はおろか特急に乗ることも出来ません。そういう制約を”ポジティブ”に感じる人向けのややマニアックな商品ですね。

結果まとめ

結果を表とグラフにまとめてみました。

順位乗り物種類100km移動に必要なコスト
バイクホンダ・スーパーカブ(50cc)228円
鉄道青春18きっぷ(東京ー新山口間)235円
電気自動車(EV)BMW・i3354円
ハイブリッド自動車トヨタ・ヤリス456円
自転車ロードバイク(ブラックサンダー換算)608円

こう考えるとスーパーカブは偉大ですね。個人的には、自転車乗りの”はしくれ”としては、もっと自転車に頑張って欲しかったですが・・。こう考えると自転車って意外とぜいたくな乗り物なのかもしれませんね。

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東京から札幌へ格安旅行した際のコストや時間を比較した記事です。ここでもコストでは18きっぷが圧勝でした。

https://taabohsroom.com/category/hobby/

最後までお読みいただきありがとうございました。