GIANTの2026年モデルが発表されましたが、個人的にちょっとびっくりしたのは、今までGIANTのロードバイクラインナップ中最廉価モデルだったContend 2 より、さらに廉価のモデルとしてContend 3 が追加されたことです。

価格はContend 2 が¥129,800、Contend 3 が¥110,000と約2万円の差があります。この2モデルは一体何が異なるのか?スペックを比較してみました。
Contend 2 と Contend 3 のスペック比較表
項目 | Contend 2 | Contend 3 | 備考 |
---|---|---|---|
価格 | ¥129,800(税込) | ¥110,000(税込) | |
サイズ | XS, S, M, M/L | ← | |
カラー | コールドアイアン, ナイトシールド, キャンディレッド | コールドアイアン、ナイトシールド、リッチホワイト | コールドアイアン、ナイトシールドは共通。3色目のみ異なる |
フレーム | ALUXX-grade aluminum ※リアエンド型番:RECL | ← | |
フロントフォーク | Advanced-grade composite, full-composite OverDrive steerer | alloy, OverDrive steerer | Contend2:カーボン Contend2:アルミ合金か? |
ハンドルバー | Giant Connect XS:40cm, S:40cm, M:42cm, M/L:42cm | ← | |
バーテープ | Velo cork tape | ← | |
ハンドルステム | Giant Sport XS:80mm, S:90mm, M:100mm, M/L:100mm | ← | |
シートポスト | Giant D-Fuse, alloy, 14mm offset | Giant D-Fuse, alloy, 14mm offset XS:300mm,S:350mm,M:350mm,M/L:350mm | Contend2と3で同じかも? |
サドル | Giant Approach | Giant Grit Core | |
ペダル | PedalsPedal with Toe clips/straps | 記載なし | Contend3はペダルレスか? |
シフター | ShiftersShimano Claris | ← | |
Fディレーラー | Front DerailleurShimano Claris | ← | |
Rディレーラー | Rear DerailleurShimano Claris | ← | |
ブレーキ | BrakesTektro TK-B177 | ← | |
ブレーキレバー | Brake LeversShimano Claris | ← | |
カセット | CassetteShimano CS-HG50, 11×34 | ← | |
チェーン | KMC X9 | KMC Z83 | |
クランク | FSA Tempo, 34/50 XS:170mm, S:170mm, M:172.5mm, M/L:172.5mm | FSA Tempo, 34/50 XS:165mm, S:165mm, M:170mm, M/L:170mm | クランク長さが異なる |
ボトムブラケット | Cartridge, 122.5-68mm | cartridge | Contend2と3で同じかも? |
リム | Giant S-R3 wheelset, alloy | ← | |
ハブ | Giant alloy | ← | |
スポーク | SpokesStainless | ← | |
タイヤ | CST Sprint, 700x28c | ← | |
付属品 | Extrasベル | ← | |
タイヤクリアランス上限 | 28mm | ← | |
重量 | 9.4kg (S) ※重量はペダル未装着時 | 9.9kg (S) ※重量はペダル未装着時 |
※引用元 CONTEND2:https://www.giant-bicycles.com/jp/contend-2
CONTEND3:https://www.giant-bicycles.com/jp/contend-3-2026
Contend 2 と Contend 3 の相違点は?
価格
Contend 2:¥129,800(税込)
Contend 3:¥110,000(税込)
約2万円の差があるのですが、フロントフォーク、サドル、ペダル(Contend3はペダルレスか)、チェーンが異なっており、その差が価格差になっているのではと思われます。
カラー
Contend 2:コールドアイアン, ナイトシールド, キャンディレッド
Contend 3:コールドアイアン、ナイトシールド、リッチホワイト
となっていて3色目のみ異なっています。このリッチホワイトは明るくていい色ですね。個人的には展開色の中で一番好きな色ですね。
フロントフォーク
Contend 2:フルカーボン
Contend 3:アルミ(多分)
Contend 3は「alloy」と記載されていますが、alloy自体は合金の意味ですが、多分アルミ合金だと思います。
サドル
Contend 2:Giant Approach
Contend 3:Giant Grit Core
サドルはContend 2のGiant Approachが若干上級品のようです。
ペダル
Contend 2:トゥークリップ、ストラップ付ペダル
Contend 3:記載なし(ペダルレス?)
Contend 3にはスペック表にペダルの記載が無いのでペダルレスの可能性があります。ペダルレスのほうが好みのペダルを付けられるので好ましいと感じる人もいるかもしれません。
クランク
Contend 2:FSA Tempo, 34/50 XS:170mm, S:170mm, M:172.5mm, M/L:172.5mm
Contend 3:FSA Tempo, 34/50 XS:165mm, S:165mm, M:170mm , M/L:170mm
クランク自体はFSA Tempoで一緒で、チェーンリングの歯数も一緒ですが、Contend 3の方がクランク長が若干短めになっています。
チェーン
Contend 2:KMC X9
Contend 3:KMC Z83
チェーンの品番が異なっています。若干Contend 2の方が上級品になっているのかもしれません。
重量
Contend 2:9.4kg
Contend 3:9.9kg
0.5kgの差異があります。重量差はフロントフォークの違いが大きいのかもしれませんね。
その他
スペック表では、シートポストとボトムブラケットの記載が異なってるのですが、記載方法が違うだけで同一品を使っているのではないかと思います。
まとめ
Contend 3は価格面でなかなか魅力的な商品に感じました。特にロードバイクの入門車は永らく10万円前後というイメージが定着してきたかと思うのですが、コロナ禍以降の値上がりで10万円近辺で入手できるまともなロードバイクがほとんど無くなってきた感があります。ただ同時に以前より売れにくくもなっていたんじゃないかと思います。そんな中でContend 3は10万円に近い値段で出てきたことで、大分売りやすい価格帯ゾーンに入るモデルが出て来たことは、歓迎すべきことではないでしょうか?
特にリッチホワイトのカラーは明るくていいですね。僕が今この2車種の中から選ぶならContend 3のリッチホワイトを選ぶと思います。
ただContend 3が出てきたことで、今までロードバイク最廉価を担ってきたContend 2の存在意義が微妙になったような気もします。特にこの辺のロードバイクを買う層って価格にシビアでしょうから、Contend 2を選ぶユーザーがかなり減るような気もしますね。2021年モデルのContend 2乗り的には、来年あたりContend 2がカタログ落ちに・・・なんてことがないことを祈っております(笑)。
特にリッチホワイトのカラーは明るくていいですね。僕が今この2車種の中から選ぶならContend 3のリッチホワイトを選ぶと思います。

こちらは、僕の愛車、Contend 2 2021年モデル。2025年8月現在約1万5千キロを走行。
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2021年10月に購入したロードバイク(GIANT CONTEND 2)や、自転車用品、ツーリング記録等。
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