SSD高騰直前にPCのSSDをSATAからNVMeに交換した感想

2018年に組んだ自作PCをパーツをちょこちょこ変えながら、かれこれ8年使い続けている。今まで交換したパーツは、マザーボード、CPU、メモリ、グラボを交換した。ほとんどすべてじゃねーかって突っ込みたくなりますよね。でもストレージは2018年当時からずっと256GBのM.2SATA_SSDをずっと使い続けていたんですよね。

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SSD高騰直前に遂に購入を決断

まあ次替える部品はストレージだろうなと漠然と考えていましたが、特に現状で困っているわけでもなく、ずるずると使い続けておりました。こんな状況に転機が訪れたのは正に今2025年12月。AI需要の高まりの影響?でメモリが高騰。SSDもあおりを受けて高騰し始めていました。

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2025年12月、PC業界で最大の話題になっているのが“メモリとストレージの高騰”だ。11月の時点で大幅に値上がりしたのは大容量メモリが中心だったが、12月に入ってその状況は悪くなったと言える。在庫がさらに少なくなったことで値上がりしたパー...

僕が欲しいSSDはM.2_NVMeのSSD(500GB)も値上がりし始めていましたが、まずは、現状のストレージの状況を調べてみました。

ドライブの健全性は78%。一応正常だがこれが70%を下回ると注意喚起が出てくるようだ。ストレージの使用率は68%位。空き容量が20%を切ると影響が出始めるからまだ少し余裕はある。(次買うなら500GBだな。)価格.comで価格を調べると11月頃からじりじりと価格が上がり始めているが現状は極端な値上げはまだ起きていない。ただこれは値上げ前の価格で仕入れた在庫がまだあるからだろう。その在庫が切れたら一気に高騰するはずだ。

現状のSSDでもしばらくは使えそうだが、今後しばらくはSSDが高騰することを考えれば、今のSSDが不調になった時に高い買い物を余儀なくされる可能性がある。少し悩んだがさすがにSSDも8年使えば更新してもいい時期だろうと思い、買うことにした。

僕が今まで使ってきたのはウエスタンデジタルのSATA_SSDだが、8年間何事もなく正常動作してくれたので、次もウエスタンデジタルでいきたい。あとウエスタンデジタルならデータのクローンソフトも無料で使うことが出来るのもメリット。と言う訳でウエスタンデジタル(今はSANDISKと言う会社名になったんですね)のSN5100というNVMe_SSDを購入することにした。

価格コムサイトより価格推移グラフを引用。

価格は12/16時点で¥8,450だった。でも3日後の今日12/19だと最安値は\10,780に跳ね上がっている。恐ろしや・・。何はともあれ値上がり直前ギリギリのタイミングで買えたのではないだろうか。

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交換作業

今回交換するのはOSが入ったCドライブになる。Cドライブのデータを新しいSSDに移す必要がある。これをするにはクローンソフトが必要だ。

あとマザーボードにM.2の空きスロットがあればそこに新しいSSDをセットすればクローンを作ることが出来るが、無い場合はSSDのUSBケースを使ってクローンを作る必要がある。僕のPCのマザーボード(Asrock B550M Pro4)は幸いM.2の空きスロットがあったのでUSBケースを準備する必要は無かった。

クローンソフトをインストール

Western DigitalのSSDがクローン元かクローン先のどちらかに使われていれば、「Acronis True Image for Western Digital」を無料で使うことが出来る。ただしUSBケースを使用した場合は使えないという報告もあるので要注意ですね。

Acronis | Western Digital
Western Digitalは、システム、HDD、フラッシュSSD、メモリ、個人データソリューションなどのデータストレージソリューションを提供し、お客様が貴重なデータを取得し保存できるようにお手伝いします。

新しいSSDをマザーボードに設置。

さて、久しぶりにパソコンの中を開けてSSDを設置した。のだが、最初M.2の空きスロットが見つからなくてちょっと焦った。よく見るとグラフィックボードの下に隠れてました(笑)。

グラボに隠れてメインのM.2スロットは見えない。

と言う訳でグラボを外さないとM.2スロットにアクセスできないんですね。めんどくせーと思ったけど、まあ意外に簡単に外れた。マザーボード付属のヒートシンクを外してM.2スロットにSSDをセットして、その上にヒートシンクかぶせてねじ止めした。これで放熱効果も多少はあるでしょうね。

クローンソフトを実行

新しいSSDをマザーボードに設置したらPCを起動する。念のためBIOS画面に入ってみたらとりあえず新しいSSDを認識してくれていてホッとした。

BIOSで認識されてほっとする。

まず新しいSSDをフォーマットしてみる。スタートボタン右クリックからディスクの管理を選択してディスクの初期化を行う。(このとき絶対に間違ってシステムディスクをフォーマットしないでくださいね・・・)

フォーマットが完了したら「Acronis True Image for Western Digital」を実行する。ウイザード形式になっていてわかり易かった。最初にソースディスク(クローン元のシステムドライブ)を指定して、次にターゲットディスク(クローン先の新しいSSDのドライブ)を指定して実行。クローン処理が始まる。僕の場合で12分程かかって無事終了した。

古いSSDを外して起動成功!

果たしてちゃんとクローンされたのかな?半信半疑状態で、とりあえずパソコンを終了して中を開けて、8年間お世話になったSSDを外した。再度起動したらあっさりを起動した。どうやら成功したみたい。尚クローン作製時は新しいSSDはDドライブだったのが、もとのCドライブのSSDを外したら、自動的に新しいSSDがCドライブに変わっていた。もともと入っていたサンディスクのツールでもちゃんと認識された。

個人的にこのクローン作製と言う作業が初めてだったので緊張しながらやったのですが終わってみれば、そんなに難しいことなく完了しました。とりあえずよかった。

古いSSDはどうしようか。とりあえず新しいSSDで万一不具合があった場合は元のSSDに戻す可能性も無くは無いのでしばらくはそのままにしておこうと思う。問題なさそうならM.2SSDをUSBメモリ化するケースを買ってUSBメモリとしてストレージ余生?を送っていただこうかな?

↓例えばこういうやつ買って。

注意点としては、SATAのM.2 SSDをケース化する場合は、SATAに対応したUSBケースを買わなくてはならないですね。

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ベンチマーク

ストレージの定番ベンチマークソフトのCrystalDiskMarkの計測結果を比較したみた。

結果は圧倒的にNVMeが速い。特に上2つのシーケンシャル(連続データの読み書き)は、大体10倍位の速度差がある。ただ下2つのランダム(ランダムに配置されたデータの読み書き)は、そんなに差が開いていない。まあでも、NVMeが劣っている項目は1つもないのだから文句なしですよね。

ただ、実際使ってみた感想は、なんとなく動作がキビキビしている感じはするけど、Windowsの起動時間もあまり変わらないし、よくプレイしている信長の野望の起動時間もあまり変わらなかった。

もう一つFF15ベンチもやってみたがスコアは5383だった。以前は5289だったので僅かに(2%程度)スコアがアップした。このベンチでスコアを伸ばすなら基本的にはグラボをなんとかしなくちゃいけないでしょうね。

感想

高騰直前に駆け込みでSSDをかってみましたが、交換作業も上手くいって良かったです。自作PCは作業が上手くいけば楽しいですが、上手くいかない時は地獄ですよね。不具合があった時に、どのパーツの何が悪いのか、自分で調べて何とかしなくてはいけないんですよね。

そうは言っても自作PCは古くなったパーツをちょっとずつ交換しながら使い続けることが出来るのは、やっぱり魅力ですよね。エコでリーズナブルだと思うし。今の時代中古パーツもたくさんありますしね。

今の自分のPCも8年物にしては結構最新のそこそこのPC位のスペックはあると思うんですけどね。

次パソコンを買うときは自作で行くのかBTOで行くのか迷う所ですが、しばらくは今のPCをちょっとずつパーツ交換しながら使って行こうと思っています。(それが永遠に続く可能性もありか?)

と言う訳で今のパソコンの構成はこんな感じです。

パーツ名メーカー品名備考
マザーボードAsrockB550M Pro4BIOS P3.90
CPUAMDRyzen 5 36003.6GHz、6コア12スレッド、TDP65w
GPUMSIRadeon™ RX 6400 AERO ITX 4G
メモリCrucialCT2K8G4DFRA32ADDR4-3200 8GB x 2
ストレージSANDISKWD Blue SN5100 500GB
電源CyonicAU-450X450W 80PLUS GOLD認証
ケースCORSAIR88RMATX規格
OSMicrosoftWindows11

パーツ交換が上手く行くと、交換欲が高まるのが困る(笑)。次交換するとしたら、CPUかな?Ryzen7 5700Xあたりに交換出来れば幸せになれそうですよね。電源も8年使えばそろそろ交換を検討してもいい時期なのかも。

最後までお読みいただきありがとうございました。