たーぼうです。日経の記事で「日本株を買わない日本人」と言うタイトルの記事がありました。有料会員でなくては全部読めない記事(実際たーぼうも記事を無料部分しか読んでいません)ですが、米株と日本株双方に投資している自分みたいな人からすると、まあ日本人が日本株を買わなくなったのは当たり前だよなと思います。
高いと言われながら上昇し続けるアメリカ株、割安と言われながら上昇しない日本株
理由は簡単で、「日本株の株価が上がらない」からです。下に2018年末から2021/12/20までの上昇率のチャートを掲載します。
2018年末からの日米株指数を比較してみると・・
指数 | 2018年末から2021/12/20までの上昇率 |
Nasdaq | +152.26% |
S&P500 | +67.70% |
日経平均 | +18.85% |
TOPIX | +4.16% |
水色がNasdaq、緑色がS&P500、青が日経平均、橙色がTOPIXです。2018年から2021年12月21現在のまでの株価指数上昇率は日本とアメリカで大きな差があります。TOPIXなんか約3年間で+4.16%しか上がっていないし。
日銀が日本株のETFを買っているのに上がらない
上の記事をみると日銀は2020年に約7兆円も日本株のETFを買っています。もっとも2021年は現在まで1兆円位しか買っていないみたいですが。
逆に言えば日銀がこれだけ日本株を買っているにもかかわらず、日本株の上昇がこれだけ鈍いのであれば、日銀が日本株買うのをやめたらどうなっちゃうんでしょうかね。特に今年後半はほとんど買っていないみたいですが。だから今年後半は日本株が停滞しているのでしょうか?
今後の日本株との付き合い方を考えてみる
これだけ見ると、米国株に日本人が流れていくのはごく自然な行動に思えます。もちろん中には日本株の個別株で上昇しているものもありますが、そんな株を見つけるのも結構至難の業ですよね。だったら米国のS&P500連動やNasdaq100連動の投信やETFを買う方が簡単ですよね。
たーぼうの現在のポートフォリオ内訳は大雑把に米国株50%日本株30%債券10%コモデティ10%と言う感じです。去年夏頃は日本株と米国株の比率は半々でしたが、米国株が株価上昇して、買い増しも米国株中心にやってきた結果、今では結構な差がついています。今後も基本方針に変わりはないので、たーぼうのポートフォリオに占める日本株比率は今後も徐々に低下していくでしょう。
日本株はNisaで高配当株を中心に持っています。高配当株なら株価が上昇しなくても配当もらえるからまあいいかなと思えますからね。たーぼうのポートフォリオを詳しく知りたい方は以下の記事を見てくださいね。
もう一つ日本株と付き合うのなら数カ月単位で売買を繰り返す手もありますね。比較的日本株はボラティリティはあるので、底っぽい所で買って天井っぽい所で売れば上手い人なら稼げるでしょう。まあこれこそプロ向きの投資方法になるわけですが。そうでもしない限り現状は日本株で米国株より稼ぐことは不可能じゃないかな。
とはいえ、高いと言われつつこれまで上昇してきた米国株も、最近の動きを見るといよいよそろそろ大きな調整が入りそうにも見えます。まあ大きな調整が入った時は買いのチャンスでもあるわけですが。
今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。投資は自己責任、自己判断でお願いいたします。