第二種電気工事士の学科試験に一発合格したので、今後の受験者へのアドバイスをしてみることにした。

たーぼうです。55歳にして第二種電気工事士という国家資格に挑戦中です。この資格、学科試験と技能試験の2つの試験にそれぞれ合格する必要があるのですが、今日2025/10/6が学科試験の日でした。結果はめでたく合格!(正答数は44問/50問中)1問2点なので得点は88点でした。※尚合格ラインは60点です。

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学科試験はCBT方式か筆記方式か?個人的にはCBT方式がおすすめ

2025年(令和7年度)下期の第二種電気工事士学科試験は、CBT方式が9/19~10/6、筆記試験方式が10/26と日程がかなり異なります。上期受験者数でみるとCBT方式を選択した人は全体の2割程度だったみたいです。(意外と少ないですね)

学科試験はCBT方式か筆記方式のどちらを選択するべきか?悩むかと思いますが、個人的にはCBT方式がおすすめします。理由は以下の通りです。

CBT法式のほうが日程、時間、会場選択の自由度が高い

まず、CBT方式の方が受験会場、試験日、開始時間の選択の幅が大きかった。おかげで家から30分程度の近さの会場を選ぶことができました。筆記方式だと試験地(大体都道府県レベル)は選べるけど、試験会場は選べないので、かなり遠い場所になってしまう可能性があるんですよね。

CBT方式はかなり日程が早いので準備が間に合う人に向いている

あとは日程ですね。CBT方式は9/19~10/6とかなり日程が早い。筆記方式は10/26と遅いのですよね。なので、学科試験の準備に時間が欲しい人は筆記方式が選んだ方が良いでしょう。CBT方式での日程でも受験の準備が間に合いそうならCBT方式がお勧めですね。

あとCBT方式で受けるメリットがもう一つあって、試験日程が早いその分、12/13・12/14の技能試験対策の時間を多くとれるのですよ。これは大きなメリットですね。僕も今日10/6に学科試験が完了したので、12/13~14の技能試験日まで、対策時間を2か月以上取れることになります。

試験完了するとすぐに結果がわかる

(これある意味恐怖でもあるのですが)CBT方式だと試験終了後すぐに結果がわかるんですよ。現在僕は88点だったので合格した気になっていますが、正式には2週間後に試験センターHP上で「合格者一覧検索サービス」で受験番号から確認が可能だそうです。

これで2週間後検索サービスで自分の番号が無かったらショックだろうな・・・。でもそんなことってあるんだろうか?

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学科試験の勉強方法

1、まずはテキストを買って読んでみた

多分いきなり過去問を解いても撃沈することは目に見えてたので、まずは基礎から!ということで、テキストを買って初めから読んでみた。電気の勉強をしたのはおそらくは高校生以来で40年近いブランクがある。

下の「ぜんぶ絵で覚える 第2種電気工事士学科試験 すい~っと合格」を買って最初から丁寧に読んでみた。この本買うと電子ブック版も無料で読めるのだが、老眼の僕には自宅のPCモニター画面(31.5インチ)でも読めたのがだいぶ助かった。

読んだ感想は暗記すべき項目(配線図の記号とか、ケーブルの種類とか)がかなり多いと言うこと。あと「電気の基礎理論」で出てくる計算問題が非常に苦手に感じた。オームの法則をはじめとしていろんな公式が出てきて特にはじめの頃はちんぷんかんぷんだったっけ。

計算問題を解くにはルート計算や、いろんな公式も覚える必要がある。あとは試験中は電卓等の使用は禁止なので、小学校で習ったような九九や四則計算を紙に書いて計算する必要が出てくる。こういうことは久しくやってなかったけどやり始めると意外と覚えているもんですね。人間の記憶力って凄いなと思いました。

2、苦手な計算問題はYouTubeで学んでみた。

計算問題が結構大変だなあとか、いっそ計算問題捨てちゃおうか?と悩んでいた所、YouTubeに救世主とも言うべきチャンネルを発見しました。それがこの「ガミデンキちゃんねる」でした。このチャンネルは電工2種受験者にとっては神ですね。本当助かりました。

ガミデンキちゃんねる
※※※再生リストに【R7年第二種電気工事士実技試験対策】を作成しています※※※R7年念願のガミデンキショップオープン👏主に実技試験セットの販売を実施しております!電気科講師歴7年、第二種電気工事士合格者300名以上輩出。授業満足度99%超。...

個人的には苦手な計算問題を体系的に順序だててわかりやすく教えてくれたこのシリーズを見てからほとんど解けなかった計算問題が大方解けるようになりました。

少なくともこのチャンネル見れば、学科試験については資格の学校とか講座に行く必要は無いと個人的には思いますね。

3,基礎的な学力が付いたと感じたらひたすら過去問を解いた。

ある程度学力が付いたなと思ったらひたすら過去問を解いた。1ヶ月くらいで過去10年の過去問全問題を2回程度やってみた。最初は52点しか取れなかった(合格ラインは60点なので不合格ですね)けど、最終的には90点前後を安定して出せるようになった。

過去問を解いてみると大体毎年いつもこんな問題が出るよなあとかわかってきます。なので過去10年分くらいをやれば試験に出る問題は大方どこかでやったような問題が多くを占めるようになってきます。もちろん新傾向の問題も中にはあるにはありますが。

過去問ページの紹介

第二種電気工事士試験の問題と解答 | 第二種電気工事士 | 電気工事士 | 一般財団法人 電気技術者試験センター

上のリンクは電気技術者試験センターの過去問ページ。2009年以降の過去問と回答が掲載されている。

第二種電工試験の虎【HOZAN】 ホーザン株式会社
第二種電気工事士試験の対策の進め方から学科試験対策や技能試験対策まで解説動画を中心に豊富なコンテンツで合格までの道のりをサポートします。独学の方でも電工試験の虎だけで十分な対策を行えます。試験に役立つホーザンの便利な工具もたくさんラインナッ...

ホーザンの「第ニ種電工試験の虎」サイト、CBT方式に近い環境で過去問を受験できる。試験完了すると自動採点してくれて、問題解説動画へのリンクがあるのでとても便利だった。

4、まとめ

こんな感じで、今日CBT方式で学科試験を受けたのですが、試験なんて受けたの20年以上前にバイクの中免試験受けて以来のことで、そのせいか非常に緊張しました。心臓がバクバクなってた気がします。そんな中で88点取れたのはほぼ実力を出せたのかなと思ってます。とりあえずは良かった。

学科試験の時間は2時間ありますが、大体1時間もあればOKですね。

勉強方法や順序も今思えばそんなに間違いじゃ無かったんじゃないかと思います。比較的最短ルートで試験をクリアできる知識が付いたんじゃないかと思います。

個人的には学科試験よりも12月に控える技能試験の方が手強い気がしています。試験時間も40分と短く、焦ると手元が狂ってミスしそうな気がしてならないです。幸い技能試験まであと2か月以上あるのでじっくりと準備に時間をかけたいと思います。

参考:勉強時間は?

・8/20頃、テキストが到着。1週間くらいかけてテキストを読んだ。→(20時間位)
・ガミデンキちゃんねる等の動画で苦手な計算問題を勉強。→(10時間位)
・主に過去10年間の過去問を2回程度解いて、間違い箇所の再確認を実施。→(90時間位)

試験日は10月6日だったので準備期間は1ヶ月半程度になります。最終的には過去問でも90点前後は採れるようになったけど、さらにその上を目指すには新たな壁を感じました。まあ合格ラインは60点なので特に満点を目指す必要もないですけどね。

と言う訳でざっとトータルで120時間くらいですかね。文系で電気の基礎知識もない55歳の僕でだいたいこんな感じだったわけですね。参考になれば幸いです。

学科試験合格のお祝い?としてささやかに赤飯を食べてみた。ちょうど期限切れ間近の非常食に赤飯があったので・・・(^^;
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最後までお読みいただきありがとうございました。