2023年の株式市場も12/29で終わりました。今年の資産運用結果をまとめてみました。総括すると株高と円安に助けられた1年でした。特にNasdaqと日本株(特に商社・金融・輸送機器)が強かったです。
2023年のパフォーマンスは?
僕(たーぼう)の2023年の実績(含み益増加+利確+配当)は+29.94%でした。日米の株価指数と比較するとNasdaq(+43.42%)についで2番目のパフォーマンスになりました。
保有株の中で主力の米国株・日本株の好調に加え、金価格も上昇し、更にはドル高(円安)もあって終わってみれば好調な1年でした。
特に11月に入ってからのアメリカ株が強かったですね。今まで利上げに怯えて来た米国の株価でしたがインフレも落ち着きFRBの利上げも終わりで、来年には利下げの観測も出てきた結果息を吹き返しています。ここからどうなるのかが難しいですね。これだけ上がったのですから警戒感も出て当然ではあります。
2020年-2023年のパフォーマンスを日米の株価指数と比較した結果
2023年はNASDAQには劣ったものの、株高と円安の影響で他の株価指数比でも比較的好調なパフォーマンスでした。では自分が本格的に投資に取り組み始めた2020年以降の年間パフォーマンスの推移はどうだったのかを調べたのが下の図です。
赤い太線がたーぼう(自分)のポートフェリオの年毎のパフォーマンスで、その他の日米の主要株価指数と為替(ドル円)の年間パフォーマンス推移になります。
自分は2020年はやや低調でしたが、2021年は結構いい線を行ってました。2022年はマイナスに沈みましたが、他の株価指数は更に低迷しています。2023年は好調でした。
このグラフには為替の推移も載せてますが、2021~2023年にかけてドル高が進行しています。このことで自分のポートフェリオはかなりのプラスの影響を受けています。(※たーぼうのパフォーマンスは円建てで計算しています)
2020-2023年のパフォーマンスの平均値を出すと自分のポートフェリオはNASDAQに次いで2位でした。
2021年以降、NASDAQには負けましたが、自分のポートフェリオが他の株価指数に比べて比較的好調だったのはドル高の影響が大きいですね。ということは円高が進むと一転して他の株価指数に劣後するリスクが有るわけです。もしも2023年は円高が進んだ場合、自分のポートフェリオは他の株価指数に比べて振るわない可能性が出てきます。そうなった場合どうしていくかが今後の課題と言えそうです。
何はともあれ2020年以降投資に本格的に取り組み始めて4年間で平均+14.62%のパフォーマンスを出せたのは相当ラッキーでしたね。ただ正直、自分のポートフェリオが今後も毎年+10%以上のパフォーマンスを得ること自体は、予想も期待もしておりません。長期で慣らした場合に平均+3~5%で行けたら御の字かな?と思っています。
2023年12月の資産運用結果
ここで12月の月間成績もおさらいしますが、12月は月間-0.39%と冴えない結果になりました。外国株は好調でしたが、日本株が今一冴えなかったのと、為替が5%近く円高に振れた影響を受けました。
今年が良かった一方でなんとなく来年は厳しそうな予感もしています。これだけ今年株高になったので、来年ここからさらに上昇するには相当な好材料が出てこないと難しそうな感じがしています。
個別株の月間パフォーマンス
日本株12月の結果
12月の日本株は、全体で-0.9%と不調でした。個別で見るとトヨタ自動車が-7.3%と不調が際立っていますが、これは子会社のダイハツの不正問題が大きく影響してますね。トヨタ本体の業績は相変わらず絶好調じゃないかなとは思うんですけど。
12月はGMOインターネット・全国保証・NTTデータが好調でしたね。
年間で見ると強かったのは、トヨタ・三井物産・住友商事・三菱商事・三菱UFJといったところで、この辺りが2023年の僕の日本株ポートフェリオの牽引役になっていたことが判ります。
外国株12月の結果
12月の外国株は全体的に好調でしたが、何が強かったかと言うと、ボーイング、ゴールドマンサックス・GEヘルスケアあたりです。
年間で見ると2023年に最も強かったのはインテル・amazon・グーグル・マイクロソフト・SMH(半導体セクターETF)・QQQ(Nasdaq100ETF)でした。これらの株は概ね2022年は不調だったんですよね。ただ不調だった2022でもほとんどこれらの株は売らなかったので2023年の好結果に繋がったと思います。
マイクロソフト、次いでQQQ(Nasdaq100ETF)
インテル、ブラックロックが月間で+20%以上の上昇。マイクロソフト、アップル、ゴールドマンサックス、QQQ(Nasdaq100ETF)、RWR(米国リートETF)、SMH(米国半導体関連ETF)が10%以上の上昇でした。
2023年12月の売買実績
売却:三井物産・三菱UFJ・ENEOS・e-maxis-slimバランス・ニッセイ外国株式インデックスファンド
購入:三井物産・三菱UFJ
12月に売却したのは、年末で非課税期限切れになる株や投信で一般NISAの2019年購入分をすべて売却しました。その上で三井物産・三菱UFJは新NISA枠で新たに買い直しています。
今後数年に渡り、旧NISAで保有していた株・投信を非課税期限が切れる前に売って、新NISA枠で買い直す作業を粛々を進めていくつもりです。これが何気に面倒くさいんですよねw。自動的に旧NISA枠から新NISA枠に振り替えてくれると助かるんですけどね。
個人的に新NISAは非常にありがたい制度だと思っていて、少なくとも新NISAについては岸田政権を非常に評価しています。新NISA枠で買った株や投信を売っても枠自体は復活するのですが、売却益が非課税である点を最大限生かすにはむやみに売らずに長期保有するのがベストと考えています。新NISAは最大1800万円の枠ですが、もし枠内の株や投信が上昇すれば、2000万円とか3000万円分の株や投信を新NISA枠で保有することも不可能ではないでしょう。そういう状態に持って行くにはむやみに売買せずに長期保有するのがいいかと考えています。
ちなみに新NISAの積立投資枠は全部e-maxis-slim米国株式(S&P500)で埋めて、成長投資枠も、e-maxis-slim米国株式(S&P500)と日本株(高配当株メイン)で埋めるつもりです。
2023年12月末の資産構成・ポートフォリオ
12月末の資産構成です。
資産構成(アセット・アロケーション)
12月末の資産構成です。株だけで約84%を占めています。残りは債券が9%、コモディティが7%と言ったところです。
ポートフォリオ(日本株)
ENEOSがポートフェリオから外れています。代わりに三菱UFJを買い増ししました。
ポートフォリオ(外国株)
外国株で一番保有比率が高いのはeMAXIS-slim S&P500で外国株の約31%を占めていますが、2024年の新NISAの積み立て枠はこのeMAXIS-slim S&P500で埋める予定です。よって今後はeMAXIS-slim S&P500の保有割合がさらに高まる予定です。
ポートフォリオ(債券、コモディティ)
12月は特に債券やコモデティは売買しませんでした。
まとめ
2023年株高と円安で好調でしたが、直近では逆に円高に振れています。自分の今のポートフェリオだと円高になればそれだけ円換算ではマイナス要因になります。
2024年は円高が更に進みそうな気もするんですよね。そうなると日本株も好調ではないかな・・・。少なくとも2023年みたいに「結果的に楽勝でしたね♪~」なんてことになる気は全くしません。
2024年は米大統領選挙が行われるので選挙の年はアメリカの株価は強いらしいのでそれに一縷の望みを持ちたいなと思います。それにしても誰が新大統領になるのでしょうか?
引き続き、いつも通りに、上昇しても舞い上がらず、下落してもパニックにならず、人生を楽しみながら、淡々と投資を続けていきたいと思います。
関連記事
資産運用結果や資産構成に関する記事を中心に掲載しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。 投資は自己責任、自己判断にてお願いいたします。