たーぼうです。2024年の東京の水源の貯水量は十分あるのでしょうか?3月時点の状況をチェックしてみました。2024年3月時点ではあまり芳しくない状況と思われます。
2024年3月21日の水源の状況
東京都の水源の80%は利根川水系と荒川水系が占めています。残りがほぼ多摩川水系と言った感じです。
利根川水系の貯水量は平年以上だが・・
利根川水系の10ダムの貯水量推移ですが現在のところ、平年以上の貯水量がありますね。まずは安心と言ったところです。ただ今年は2月中旬を境に貯水量がグンと上向きになっているのは何故でしょうか?
利根川水系の上流の積雪量は平年以下。季節外れの融雪があったか?
ただダム上流の積雪量をみると気がかりな点もでてきます。積雪量がいずれも平年以下なのです。藤原ダムに至っては平年の20%しか積雪がありません。グラフを見ると平年では2月は積雪量が増えているはずなのに今年は2月に一旦積雪量が落ちているんですよね。3月には藤原ダム以外は積雪が復活してはいますが、それでも平年以下の状況です。
2月にダム貯水量が増えたのは暖冬の影響で2月に季節外れの雪解けが進んで貯水量が増えた為かと思われます。
荒川水系は貯水率は平年の72%。
荒川水系の貯水率は平年の72%しかありません。
多摩川水系も平年以下
多摩川水系の貯水率も平年の81%とよくありません。
2024/3月の東京の貯水量状況まとめ
全体的に見ると芳しくないと言うのが2024/3月の東京の貯水量状況です。利根川水系は平年以上の貯水量ですがこれは2月に季節外れの融雪があったかと思われる為で、上流の積雪量は平年以下です。荒川水系は平年比72%、多摩川水系は平年比81%でいずれも平年を下回っています。
もちろん今すぐ取水制限が必要な状況ではないとは思いますが、今後少雨が続けば、取水制限が必要な状況になる可能性があります。引き続き定期的にチェックしたいと思います。
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