たーぼうです。家でSynologyのDS119jというNASを運用しています。前回NASの負荷が異常に高い状況が続き、アクセスもコントロールもできない状況に陥ったと書きましたが、今回その後のNASの状況や対応について書いていきます。
ついにOS再インストールを決意
7/21夜に DS119j のOSをDSM6.2→DSM7.0に更新にしたところ、更新自体は成功したが、高負荷によるメモリ不足の為、DSMへのアクセスもNASのコントロールもできない状況に陥ったたーぼうのNASですが、当面は負荷が高い要因をインデックス生成処理の為と推測して、とりあえず処理完了を待ってみることにしました。しかし7/26日まで5日間待てども、負荷が異常に高い状況は終わらず。困った・・。
こんな時にどういう手が取れるのか調べてみました。 Synology にはNASのリセット方法に3つのモードがあることがわかりました。
モード1:管理者ログイン資格情報とネットワーク設定をデフォルトにリセット
モード2:Synology NASをリセットしてDSMを再インストールする(NASのデータは残る)
モード3:システムリセット (NASのデータは消去される)
NASのデータは消えると困るのでたーぼうは”モード2”をやってみることにしました。以下に手順を記載します(Synologyのサイトより引用)。
・Synology NASの[ RESET ]ボタンを探します。
シノロジーナレッジセンター https://kb.synology.com/ja-jp/DSM/tutorial/How_to_reset_my_Synology_NAS_7 より引用
・RESETボタンをビープ音が聞こえるまで約4秒間押し続けます。ボタンをすぐに離します。
・RESETボタンを4秒間、さらに3回ビープ音が聞こえるまで押し続けます。
・Synology NASのSTATUSライトがオレンジ色に点滅するまで約2分間待ちます。 Synology NASは正常にリセットされ、システム構成は消去されました。
・ウェブブラウザの検索バーにfind.synology.comと入力し、Synology NASを探します。 Synology NASのステータスは[構成が失われました]になっているはずです。
・Synology NASをダブルクリックします。ウィザードに従って再インストール処理を完了します。
実際のリセット方法は上記のYouTubeチャンネルとサイトに記載されている。
結果は?
再インストールは成功。うれしいことに再インストール後、DSMの管理画面からNASコントロールできるようになった!。
まず高負荷の原因と推測していたインデックス生成処理を深夜だけ行うように設定を変更。もちろんNASへのアクセスもできるようになった。まあNASに出来て当たり前のことができるようになっただけなのだが。それでも嬉しい。もっと早くやっておけばよかったな。
今回のトラブル原因の推測
恐らくDS119Jのスペックに余裕がなさ過ぎて、インデックス生成処理でメモリ不足を起こしてしまい、それが原因でアクセスやコントロールが不能になっていたことが考えられる。
実はDS119Jってメモリを256MBしか積んていないので、今販売中のモデルは最低でもメモリを512MB積んでいるので今回のようなトラブルは起こしにくいかと思われる。
あとOS更新前には10個くらいパッケージを入れていたのだが、このパッケージを更新前に出来るだけアンインストールしておけばトラブルは回避できたかもしれない。
もっとパワーのあるNASが欲しくなりを新たにNASを購入した。
OS再インストール後は、結構普通にサクサク動く。もちろんバックアップ処理とかインデックス生成処理中は激重になるんだけど、何も処理が動いていなければ以前のように普通に使える。ただDS119Jはスペックに余裕がなさ過ぎなのと1ベイなのでハードディスクの故障があると困るので、この機会に2ベイの新しいNASを購入することにした。
というわけでNASの便利さと楽しさと怖さを教えてくれたDS119Jはお役御免いただくことにした。
メーカーはDSMのUIに慣れているので今回もSynologyにした。DS220jとDS220+で迷ったが、特にメモリがDS220jは512MBに対して、DS220+が2GBでしかも追加可能と違いがあるんだよな・・ 値段も倍近く違うのだが今回は奮発してDS220+に決定。
HDDはWestern Digitalの赤いNAS用の2TBを2個購入。あとバックアップ用にポータブルUSBHDDも購入。 DS220+には末永く活躍してくれることを期待したい。
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今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。