5年ほど前から「トラッカー」や「活動量計」と言われる時計型のデバイスを装着して生活している。これは何かと言うと、心拍数や歩数、カロリー消費量などを常時記録してくれるデバイスだ。筆者は、2024年の6月末に、FitbitのInspire 3をいうトラッカーを購入して3か月ほど使ってみたので使用感などをレビューしていきたいと思う。
生活に無くてはならない物ではないけど、あると手放せなくなる。トラッカーもそんなデバイスだと思う。
筆者がこの「トラッカー」や「活動量計」なるものを使い始めたのは、2020年の冬、恐らく社員の健康維持のために会社から支給されたものだ。まあその直後に会社を退職したんですけどね(笑)・・・。
支給されたトラッカーはエプソン製で、心拍数、歩数、睡眠量と言ったものを記録してパソコンやスマホで確認することができた。もちろん時計代わりにもなった。これを4年ほど愛用していたのだけど、ある日突然、記録をパソコンにアップロードできなくなってしまった。日々、心拍数、歩数、睡眠量と言ったものをパソコンにアップロードしてチェックするのを楽しみにしていた僕は、突然、楽しみを奪われたようなちょっと寂しい気分になった。さて、どうするか?
ちょっと考えたけど、やはりトラッカーの無い生活は寂しいということで新たにトラッカーを買うことにした。昨今この種のデバイスは多種多様な物が有る。多機能なものは「スマートウォッチ」と言われ、SUICAを入れたり決済も出来たりもするんだけど、そこそこ高いし、重くなる。僕にはそこまでの高機能は要らない。「トラッカー」で十分だ。
Fitbitのトラッカーを選んだのは僕がAndroidのスマホユーザーだから。Fitbitは2021年にグーグルが買収した会社なので、Android端末との親和性が高いだろうと思ったから。やはりグーグル系列の安心感はあるよね。
その中でFitbit Inspire 3を選んだのは、価格が1万円ちょっとでお手頃に感じたから。あと重さも17.69gと非常に軽い。運動中装着して使う物だから軽いのは非常にメリットだ。
どんな端末?
本体は18g弱しかないので非常に軽量で装着感はよい。本体色はブラックのみだが、バンドの色は黒、ライラックブリスという淡い紫色、モーニンググロウというオレンジっぽい色の3色から選べる。なおバンドはこれ上記3色以外のデザインの物も別売りのアクセサリーとして販売されている。
充電は付属の充電ケーブルをトラッカー本体の裏側にはめてUSB充電器で充電する。1回充電すると1週間は持つ。基本入浴時以外はほぼ着けっぱなしになるので、充電頻度が少ないのはありがたい。
腕に装着したところ。きゃしゃな僕の手首にスリムなInspire3のデザインがマッチしている気がする。
トラッカー、あるいはスマートウォッチは、基本スマホとBluetoorhで接続して使うことを前提とした商品。だからスマホのBluetoorhは常時ONにしたままで使う。そうしないとデータをアプリが取得できなくなる。
Inspire3自体にはGPSは内臓されていないが、スマホのGPSから位置情報を受け取って記録することはできる。そうすることで、ウォーキング、ランニング、自転車の時にGPSログが取得できる。なのでスマホのGPSも常時ONにして使う。
このトラッカーで何が取得できるの?
このトラッカーで何が取得できるのかというと、こんなに要るんかい?って思えるほどたくさんの種類のデータが取得できる。下にInspire3で取得できるデータを挙げてみた。
・歩数、距離、消費カロリー、アクティブな心拍ゾーンなど、24時間記録されるアクティビティデータ
・血中酸素ウェルネス、呼吸数、心拍変動、皮膚温など、体調の重要な変化を知る手がかりとなる指標
・睡眠時間、深い睡眠時間、浅い睡眠時間、レム睡眠時間、起床時間、入眠時間、睡眠スコア、呼吸数、ストレスレベルなど、睡眠データとなあこんな感じ。
非常に多機能なFitbitアプリ
Inspire3はスマホにFitbitというアプリをインストールして使う。このアプリが優秀で、多種類のデータを上手く整理して見せてくれる。この辺りはさすがグーグルって感じですね。
これがアプリを立ち上げた最初の画面。歩数。ゾーン時間(運動時間)、km(距離)、消費カロリーが表示される。
消費エネルギー(カロリー)を月単位で表示させたところ。日々のカロリー消費の上下動がわかる。
昨日の心拍数を表示させてみたところ。7時~8時あたりが高くなっているのは、この時に自転車に乗っているから。
昨日の自転車の運動内容も見ることが出来る。
自転車、ウォーキング、ランニングなど、実際に走った軌跡を表示することが出来る。またどの辺りで心拍数がが高かったのかもわかる。こういう機能で運動へのモチベーションって上がるよね。
体重画面。体重計に乗った時の数値を手入力で記録しているが、Bluetooth対応の体重計なら体重計に乗るだけでスマホにデータ転送することもできるそうだ。まあそのために体重計を買い替える気にはならないけどね。7月頭に60kg前後だった体重は良い感じで減って今は59kgを割ったあたり。この辺りが自分のベスト体重かなと思う。
健康指標の画面。血中酸素が95%低めに出たのでちょっとアラートっぽく出ている。95%ってやばいのか?全然自覚症状ないんだけど・・・。
睡眠時間の表示画面・・・。お前寝すぎやろ!(笑)。さすがに18時前から寝てたつもりはないんだけどなw、安静にしているとInspire3が「あなた今寝てますよね」って判断することもあるような気もする。睡眠スコアは長時間寝れば良いスコアになるってもんでもないみたい。最近涼しくなってよく寝れますよね(笑)
睡眠時間は、覚醒状態(起きてるってことだと思う)、レム睡眠、浅い眠り、深い眠り、に分かれて表示される。
不具合とか
特に不具合なく使っていたが、1週間ほど前、Inspire3とスマホ(Arrows We2)の同期(Inspire3⇒スマホへのデータ転送)に失敗することがあって非常に困った。いろいろ調べて試したみたところ、スマホを再起動すると同期が始まることが判ったので、ちょっと面倒だけど同期に失敗したらスマホを再起動して使っていた。
ここ数日は、同期に失敗することも無くなって再び快適に使えるようになった。勝手に直ったような感じだけど、今でも何故不具合が起きて、そして何故治ったのかはよくわからない。
なんとなくだが最近スマホのソフトウェアアップデートをしてから調子が良くなったような気もする。同様の症状に悩んでいる人がいたらスマホのソフトウェアアップデートを試してみるのもいいかもしれない。
まとめ
ちょっと不具合はあったりもしたけど、僕はFitbit Inspire3 を基本日々満足して使っている。日々の運動へのモチベーションを後押ししてくれるアイテムだ。
あと、トラッカーとしての機能以外にも、もちろん時計代わりにもなる(目覚まし機能もある)し、メールや予定などの通知を表示して、本体の振動でも教えてくれる機能もある。意外と便利のはタイマー機能でこれ料理で煮たり焼いたりする時間を測るのに重宝している。
出来れば毎日運動することで、より健康になり、良く寝れて、起きてる時間もアクティブな気分で過ごすことが出来る。こういうことは幸せな人生を送るのに案外重要なことじゃないかなって最近特に思う。そんな好循環を後押ししてくれるアイテムだと思う。
最後までお読みいただきありがとうございました。