【意外と簡単】築13年で初めて自宅の火災警報器を交換してみたお話。【10年毎に交換を】

今住んでいるのは2010年に新築した戸建て住宅。さすがの新築戸建も13年経つといろいろメンテナンスする必要が出てくる。

新築時から火災警報器が設置されていることを知ってはいたのだけど、ずっと点検もせずに14年近くほったらかしにしていた。さすがに良くないと思って、家の中の火災警報器を調べてみると、我が家には4箇所設置されていることが判った。一つは台所付近の天井と、1階各部屋に計2個、リビングの吹き抜けの壁に1個設置されていた。

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家にある4箇所の火災警報器が、動いていたのかすら知らなかった・・。

そもそもこの火災警報器、電池で動いているのかコンセント電源で動いているのかよく知らなかった。本体にスイッチらしきものはあるものの、下手に触っても警報音が爆音で鳴り始めたら止め方もわからないので、なんとなく怖くて触らずにいた。そもそも天井とか触りにくい場所に設置してあるし。

機器の品番を調べて取扱説明書を探して操作方法を調べてみることにした。探したら取説が出て来た。台所の火災警報器はホーチキのSS-FH-10HCP(熱式)その他の3カ所はセコムのSM-D0200(煙式)だった。

この火災警報器、設置してから13年以上も経つが、幸い今まで警報音が鳴ったことは無い。でも、もしかしたら単に電池切れで動いていないだけの可能性もあるよな。もし乾電池で動いていたとしたら、とっくの昔に電池が切れているだろう。さらにはもし電源が乾電池だったらかなり古くなっているので液漏れしていないか心配だ。

こちら1階に設置していたセコムの火災警報器(SM-D0200)
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なんと火災警報器は13年以上黙々と働いてくれていた!

取説探して調べたら我が家の火災警報器はいずれも電池式だったが、よくある単3とかの乾電池ではなく、リチウム一次電池というあまり見慣れない電池を使っていることがわかった。あと取説見てびっくりしたのはこの電池が10年間以上取り換え不要で持つらしいことだ。ということは13年以上ほったらかしのこれらの火災警報器、もしかして今でもまだ動いるのか・・?。

 意を決して恐る恐る本体のテストボタンを押したら「ピピ、ピーピーピー」とけたたましい音が鳴り響いた!。調べたらとこの音は正常動作していることを意味する音だったのだ。これで明らかになったのは、この火災警報器は何と13年以上365日24時間不眠不休で火災が起きていないかを随時見守ってくれていたことだった。

黙々とけなげに働いてくれていた機器に感謝したい気持ちになった。と同時に凄いタフな電池だなと思ったし、あと13年以上点検もせずにほったらかしにしていたことは、やや申し訳なくも感じた。

13年以上黙々と火災を監視してくれた台所の火災警報器(ホーチキ:SS-FH-10HCP)
プラスチック本体は経年劣化でちょっと黄ばんでいる。
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電池交換できなくもなさそうだが・・機器本体ごと買い換えることにした理由は?

これら我が家に設置された4台の火災警報器は、消防庁通達により10年毎に本体交換することが推奨されている。確かに10年も使うとセンサー類も劣化するだろうし、電池交換してさらに10年使うとなれば、計20年以上使うことになるのでそれもさすがに怖い。いざというときに働いてくれないのが一番怖いと思う。

ネットでは交換用の電池も売ってはいるけど、消防庁の通達通り機器本体ごと交換することにした。

東京消防庁<安全・安心><鳴りますか?住宅用火災警報器>

火災警報器には「熱式」「煙式」の2種類がある。どちらを選ぶべきか?

火災警報器は「熱式」「煙式」の2種類がある。熱式は熱を検知して警報を出し、煙式は煙を感知して警報を出す点に違いがある。

今まで我が家には台所に「熱式」が、その他の部屋には「煙式」がそれぞれ設置されていた。台所に熱式が設置されていた理由は、恐らく調理で煙が出た時に誤作動して警報機が鳴ならないようにする為と思われる。

ただ現在は基本的には台所でも「煙式」の設置が推奨されていて、その理由は「煙式」の方が火災の早期発見に有効な為だそうだ。

火災警報器の選び方|住宅用火災警報器 早わかりガイド|セコム株式会社
住宅用火災警報器には煙式(光電式)と熱式(定温式)があります。それぞれの警報器の特長、検出原理、作動要因、適応場所や適した火災などを解説します。

まあでも、台所に煙式を設置して、肉焼いただけでも警報機が鳴りだしても面倒だよな・・とも思ったのだけど、ちょっと考えたが良い子の私は、今回は推奨通り、台所にも「煙式」を取り付けることにした。まあ換気扇回していれば、警報機が鳴ることも無いだろう。多分・・ということで。誤作動が多発するようならまた考えることにする。

火災警報器の選定はどうしたか?

今まで火災警報器は、台所にはホーチキ製が、その他の3カ所はセコム製が設置されていた。今回もメーカーを変えずに台所にはホーチキ製を、その他の3カ所はセコム製を設置することにした。

基本火災警報器は、壁か天井に2カ所ねじ止めで設置するようになっているのだが、ねじ穴の間隔がメーカーによって異なるようで、メーカーを変えると最悪ねじ穴の間隔も変わって、新たに天井や壁に穴の空け直しが必要になるかもしれないと思ったから、その意味ではもともと設置されていたのと同じメーカー製の火災警報器を取り付けるのが無難ではあると思う。

台所にはホーチキのSS-2LT-10HCC(煙式)を取り付けた。

残りの3カ所にはセコムのSM-D0610(煙式)を取り付けた。

価格は、ホーチキ製が約¥2,700、セコム製が1個あたり¥4,150とセコム製がやや高かった。但し保証期間に違いがありセコム製は10年保証が付いている。※ホーチキ製は1年保証。

セコム製がやや高いのだが、価格の違いは保証期間の違いと言えなくもないかもしれないかな?。まあそうそう壊れるものでもないとは思うけど。

交換作業は意外と簡単。ただ設置場所によっては難儀するかもしれない。

交換作業は意外と簡単で、本体は手で外れるし、ベースのねじ穴の間隔もぴったりだった。ただ設置場所自体天井とか高い場所に設置してあることが多いので、場所によってはハシゴや椅子を使う必要がある。

設置が完了したら、テストボタンを押して取扱説明書通りに鳴ったら作業完了だ。

古い火災警報器の電池は本体から外して不燃ごみとして捨てることにした。うちの区だと残った本体も不燃ごみになるようだ。その辺は各自治体のルールに従って捨てましょう。

今回取り付ける火災警報器。左がSECOM(SM-D0610)、右がホーチキのSS-2LT-10HCC、古いモデルに比べて
真ん中の出っ張りが無くなって本体デザインが良くなっている。
新たに交換した火災警報器(ホーチキ:SS-2LT-10HCC)。デザインも洗練されておしゃれになった

まとめ

(知らなかったけど)実は火災警報器の設置は2011年以降全ての住宅で義務付けられており、設置すべき場所も決まっている。(但し設置していなくても罰則は無い。)でも古い家だと火災警報器が付いていない家も多いのではないだろうか?うちの実家とか築50年位だと思うのだけど果たして付いていたっけ?今度確認しておこうかな?。

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いろいろ調べて詳しくなった火災警報器には詳しくなったので、これからはちゃんと定期的に点検していこうと思う。取説には1ヶ月に1回点検するよう書いてあったのだけど、さすがに月1は多すぎじゃないかと思う。

消防庁では年2回の点検を呼び掛けている。まあこの位が点検頻度的に妥当な気はするのでとりあえず半年ごとに点検することにしました。6/2に設置したから、毎年6/1と12/1に点検するようにグーグルカレンダーに入れておこうと思う。入れないと絶対忘れる自信がある(笑)

消防庁:住宅用火災警報器の点検・交換!より引用

最後までお読みいただきありがとうございました。