猫の血尿について

2021/5/4 公開
2021/5/8追記・修正
2021/5/9・5/10・5/17・5/19 追記

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症状は2年前と酷似

2021/4/29(木) 朝からメス猫の”りり”の様子がおかしい。そわそわして落ち着かない。変だなと思ってたら、トイレ以外の場所でおしっこをし始めた。それも何カ所かで少量ずつ。おしっこをよく見るとピンクっぽい。


↑赤丸で囲ったのがりりがしたおしっこ。うっすらピンクになっている。また普段りりはこんな所でおしっこはしない。

実は約2年前、”りり”は同様の症状になり診てもらったところ、その時は膀胱に石があってその石が膀胱を傷つけて出血していると診断された。その時は処方された薬を飲ませてえさをユリナリーケア(結石を予防し、溶かしてくれる餌)に切り替えた。その時は症状は2日位で治まった。今回もこの病気だとしたら万一尿の排出ができなくなると命の危険にかかわる。なので早く獣医に診てもらわなければ。

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動物病院で診察 ~ 帰宅まで

 あいにく祝日で休診日だったが、動物病院に電話すると診察してくれるとのこと。よかった~。幸いなんとか尿の排出はできているようだ。床に落ちた尿をシリンジで吸い取って病院に持参した。(たまたまシリンジが家になったのも幸いだった)病院で尿検査、血液検査を実施。止血剤と抗生物質を注射。エコー検査でモニターに膀胱に石が写っているのが確認された。どうやらりりの膀胱の石はユリナリーケアの餌でも溶けない成分の石らしい。なんか残念。
 この病気を根本的に治すには外科的な手術で石を取り除くしかなく、また11歳と高齢なので手術するなら早めが良いと言われた。また手術するなら今の症状が収まってからとのこと。薬は抗生物質と止血剤・尿石サプリを薬を処方された。
 家に帰り妻と手術するか相談し、症状が落ち着いたら手術をしようということになった。

 帰宅後、ららとりりがお互い「うー」「シャー」と威嚇しあいがはじまった。(いつも病院から帰るとこうなる。)りりは帰宅後もしばらくそわそわしていたが、夕方には正常に排尿するようになった。食欲も普通にある。それから2日後にはららとりりは以前のように仲良く一緒に寝るようになった。5/4時点経過は良好。薬が終わったら尿を採取して検査してもらう予定。

今回の教訓としては、血尿が出たら、尿を採取して早めに動物病院へ行くべきということかな。
(尿を採取する器具は醤油さしで良いので常備しておくのが良い。)


↑帰宅後のりり。心なしか疲れているようにも見える。お疲れ様でした。

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その後の経過など

5/8 追記

5/7(金) 再度の尿検査とその結果

5/7(金)尿を採取し、動物病院にて尿検査をしてもらう。尿の見た目上は問題なし。検査の結果は、、、まだ尿に血が混じっているそうだ。ショック・・膀胱の粘膜を強くするサプリメントを処方された。これを一週間飲ませてから再度尿検査し、結果が問題無ければ手術の日程を決める段取りとなった。

5/8のりり。見た目は元気で食欲もある。いつものりりだ。

5/9(日) りりの様子が再びおかしい

 5/10 追記

また朝からりりがあちこちで少しずつおしっこをしている。排尿しずらいみたい。りりが調子悪いときは決まって休診日なんだよなあ。一応尿を採取したけど。さてどうしようか。少し様子をみてみることにした。
 昼は落ち着いていたが、夜になりまた落ち着かなくなった。やはり排尿しにくいときがあるようだ。様子を見てずっと落ち着かなければ病院に連れて行こうかと思っていたが、しばらくすると落ち着くので今のところは家で様子を見ている。手術で膀胱から石を取り出すまでは、こんな日々が続くのだろうか。

5/16(土) また採尿して動物病院へ

5/17追記

 あれから一週間、膀胱の粘膜を強くするサプリメントを飲ませたが、3~4日に一回くらい、尿が出にくそうにしていることがある。その場合決まってトイレ以外の場所で少量のおしっこをしている。とりあえず食欲はあり、排尿はできているようなので、都度病院に連れて行くことはしていない。サプリメントもなくなったので、5/16にまた採尿して動物病院に持って行き尿検査してもらった。結果は・・まだ尿に血が混じっているそうだ。おしっこの見た目は黄色いので大丈夫かと思ったんだけど。最初は膀胱内の出血が収まってから手術する予定だったが、ずっと出血が収まらないので、出血が止まるのを待たずに、膀胱内の石を取り出す手術をすることになった。とりあえず早めに手術してほしいと思っていたので、ちょっとほっとした。月曜日に手術前の(膀胱内のどの辺に石があるかを前もって調べるための)検査を行うことになった。その後手術日程を決める段取りになっている。

5/17(月) レントゲン検査

5/19追記

検査の為、りりを動物病院に連れて行った。レントゲンを撮ってもらったところ、腎臓内に小さな石(3-5mmくらい?)が写っていた。獣医さんによれば、これくらいなら手術せず、様子見したほうがいいのでは?と言われた。いろいろ相談の上、とりあえずサプリメントを飲ませながら様子見することにした。猫が排尿しにくそうなときに飲ませる薬も処方された。手術を見送ったことについては残念なような、ほっとしたような複雑な気分だった。

 あとは、とにかく水を飲ませたほうが良いとのことで、水飲み場を5カ所に増やすように言われた。ちょっと大変だけど水飲み場を増やすことにした。あとトイレ以外の場所であちこちおしっこしたときは、膀胱の炎症を抑える薬を飲んでくださいと言われた。これが猫にとってはとてもおいしいらしい。

 手術を見送ったことで、今後もりりと結石との付き合いは今後も長い付き合いになりそうだ。血尿が出た時は病院に連れていくことにした。とりあえず問題が解決したわけではないのだが、当面の対応方針が固まったので、このページは一旦FIXさせたいと思う。

処方されたサプリメント。効果があるとよいのだが・・・
膀胱の炎症を抑える薬。猫にとってオイシイらしい。

(おまけ)猫に錠剤を飲ませる方法

5/8 手順を修正

 猫を飼っているおうちでは、猫が処方された薬(錠剤)を猫が飲んでくれず、苦労した経験はないでしょうか?うちで試行錯誤の後に、以下の方法に落ち着いたので簡単にご紹介します。

手順

1、包丁で錠剤を粉々に砕く
2、普段のエサ(ドライフード)に水を少量加えて全体を混ぜる
3、薬を餌に(ふりかけのように)かける

ポイント

 水を加えて混ぜることでカリカリに薬が引っ付いてくれるので猫が薬を食べざるを得なくなる。水を加えないと皿の底に薬がたまり猫が薬を残してしまう。なおウエットフードなら水を加えなくても薬が餌に絡んでくれる。
※ 単に餌と薬を混ぜるより、薬を餌に(ふりかけのように)かけたほうが、薬が残る量が少なかったので手順を修正しました。

今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。