たーぼうです。オスメス計2匹の猫を飼っているのですが、メスの「りり」が先日(9/14)に肥満細胞腫の切除手術を受けました。実は手術後から抜糸までの期間がかなり大変であることを正に今実感しております。そのことについて書いていきたいと思います。
抜糸まで猫が傷口を舐めないようにエリザベスカラーと服を着なければならない。
猫はほっとくと体の表面を舐めまくる生き物である。でも手術後の縫合部を舐められるとその部分の回復が遅れて場合によっては抜糸できなくなってしまう。それを避けるために首回りにエリザベスカラーを巻き、体には服を着せる。でも普段何も着ていない猫からするとこれがかなりのストレスになるらしい。エリザベスカラーと服を着せられたりりは明らかに元気がなくなった。病院で術後に装着したエリザベスカラーはプラスチック製でかなり堅い。これを付けて歩くとあちこちぶつかりまくって、ぶつかるたびに衝撃が強そうで見ていてかわいそうだった。
急遽フェルトを張り合わせてエリザベスカラーを作って翌日から使用開始。堅いプラスチック製に比べるとストレスはかなり軽減されたと思う。ただカラー自体が小さめなので傷口を舐めてしまうリスクも多少はあった。念のため大きめで柔らかいカラーも買ったけど、大きすぎてりりが大変そうに見えたので、当面フェルトのカラーと服で抜糸までを耐え抜く方針で行くことにした。
術後服を買ったのだが・・・
エリザベスカラーとチューブ状の包帯に手足部分に穴をあけた服を着させていた。ただこの服が結構厄介だった。服自体が体にフィットしていないのですぐ脱げる。また使っていくうちに糸がほつれてだんだんボロボロになっていった。このままでは抜糸までもたないと思い、術後服を注文した。
↑口コミもよさそうだったのでこれを注文した。注文翌日には届いたので助かった。早速着せたけど結構かわいい。りりの体にもフィットして脱げない。これで脱げた服を再度着せる手間から解放されるし、りりもこっちの服の方が気に入るに違いないと思っていたのだが・・・。実際はこの服がりりにはさらなるストレスだったらしく、りりはさらに元気がなくなった。ほとんど寝たきり状態。
おしっこをしなくなり病院へ
心配だったのが服を変えてからりりがおしっこをしなくなったことだ。むりやりトイレの近くに連れて行ってもおしっこをしないし、服が煩わしいからおしっこしないのかと思って一時的に服を脱がしたけどやっぱりおしっこをしない。おしっこをしたくても出来ないのではなく、そもそもする気がないように見える。猫は1日以上おしっこをしないと場合によっては命に係わる危険な状態になることもあるらしく、どうするか悩んだけど、最後におしっこしてから30時間程度が経ったと思われる時に、思い切って獣医さんに電話で相談したところ、病院で診たほうが良いとの事だったので、すぐにりりを動物病院に連れて行った。
病院でエコー検査をしたら膀胱がパンパンらしい。尿道にカテーテルという細い管を通して尿の通り道を確保する処置を行おうとして、なかなか管が通らなくて四苦八苦しているときに突然濃い目のおしっこが勢いよく大量に出てきた。ホッとした。ついでに何故かうんこまで出てきた。
先生によると尿道が詰まっていたのではなく、りりがおしっこを我慢していたのではないか?と言う。獣医さん曰く、ちゃんとしたカラーを付けていれば服は着せなくてもいいですよとのことだったので今はカラーのみを着けている。ただカラーを着けたままだと水も飲みにくいのでたまに外してあげている。もちろんカラーを外しているときは縫合部を舐めないように見守っている。
あと術後の縫合部の状態も良好とのことでこのままいけば9/24には抜糸できそうだという。よかった。
エリザベスカラーのみの装着で元気に。
エリザベスカラーのみ装着したりりは以前より明らかに元気になり、今朝はおしっこもしてくれた。撫でるとゴロゴロと喉を鳴らしてくれる。これが普段のりりが戻ってきているようで嬉しい。食欲はまだ戻っていなくて普段の半分程度しか食べないけど、まあ食べれてもいるしダイエットにもなるのでこれでよしとする。9/24の抜糸が待ち遠しい。
まとめ 教訓など
・りりのように術後服を非常に嫌がる猫もいるのでその場合は、獣医さんと相談のうえでエリザベスカラーのみの装着も検討する。
・「おしっこをしない」など、猫に問題があったら必要以上に悩むよりかは早めに獣医に相談したほうが良い。
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今日はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。