いやあ・・。なんかいい意味で「出会ってしまった」って感じ。音楽でこんなに感動したのは久しぶりだ。個人的には「BABYMETAL」「朝倉さや」以来かな?。
”TOMOO”さんって言うのですが、最初は「トムー」と読んでいました・・。実は素直に「ともお」と読むんですね。
Ginger
きっかけは、youtubeでおすすめ動画に「Ginger」が上がっていて、なんか可愛い女性がフライ返しをマイク代わりに歌っているようなサムネイルがあって、「なんか可愛いな。アイドルかなんかの曲かな?」と思ってなんとなく再生してみたのだけど、一聴して衝撃を受けてしまった。
もちろんルックスも最強なのですが、明るく乗りの良いpopな感じの曲調が聴いてる人みんなに幸福感をもたらすような楽しい曲。難解じゃないのがいいですね。The Jackson 5 の「 I Want You Back」辺りの雰囲気に似てるかな(とおっさんは思いましたね。)
Youtubeの再生回数が一番多く、この曲が ”Welcome to TOMOO world” の入口の役割を担っているのかと思います。(※2024/2/19時点ではSuper BallがGingerの再生回数を抜いていました)
詩がまたまた良いんですよね。久々に詩でも聴かせるアーティストに出会った感じ。曲の再生中思わず詩を追ってしまうみたいな。
ただこの歌の歌詞の主人公って「猫」なのか「人」なのか?が最初よくわからなかったのですが、やはり「人」ですね。「しっぽが見えているよ」とか「ケージの中に閉じ込めていられないのさ」は比喩だと解釈すれば腑に落ちました。
詩の内容は、猫飼ったことのがある人は共感しまくりじゃないでしょうか?基本的に猫って自由を愛する生き物なんですよね。うちにも2匹いるのでよくわかります(笑)猫愛を感じるなあと思っていたらやはり飼ってらしたんですね。
サムネイルの見た目からはもっと高めでキュートな感じの声質を予想していたのですが、実際の声はずっと大人っぽくてパワーもあってそれも魅力になっています。あと要所で出てくる抜けるような高音がまたエモーショナルでグッときますね。
要は一言で言って、ルックス、声、メロディ、コード進行、詩、サウンド、全てが良いのですね。さすがにサウンドやアレンジ面はいろいろと協力者がいるかとは思うのですが、とすればその方々の才能も素晴らしい。
この曲でノックアウトされたおっさんは、Youtubeで他の曲をひたすら聴きあさるようになりました。他の曲も聴くと「Ginger」だけだと彼女の魅力のほんの一面を知っただけに過ぎない事に気づかされます。
Cinderella
イントロの低く美しいピアノの旋律にまずやられました。これだけでも”名曲確定”みたいな感じ。
詩が凄いとしか言えない。「変われないままの私を許して」という悲痛な叫び。胸にずきずきと刺さって来る。
「道玄坂」とか固有の地名が出てくるせいもあるのだけど、物語の情景がありありと浮かんでくる。歌詞の物語の世界に入り込んでしまって、自分が20代だった頃の記憶とシンクロして、その頃に引き戻されたような感覚になった。
AメロBメロは静かに始まるのですが、やはり圧巻はサビ。壮大なサウンドをバックに爆発する感情にただ圧倒される。
この曲みたいに心の痛みを表現する曲こそ、この人の真骨頂ではないだろうか。
HONEY BOY
ひとことで言うと「胸キュン」SONGですね。(「胸キュン」なんて言葉使うと年がバレるかな?)
イントロを聴いて、SPARKLE(山下達郎)だ~!って思った方居ませんか? サウンドは80年代っぽさがプンプンしてますね。
MVもアレンジもレトロっぽくて、そういえばTOMOOさんの着てるシャツもなんか昭和っぽいな。でも車は80年代と言うより60年代位に見えるな。それにしてもバニラ色の車を良く見つけてきましたね。
これらの要素がすべて1970年生まれのおっさんにはど真ん中に刺さるわけです。おっさんキラーだわ。この曲。
詩は、”友達以上恋人未満” みたいな、いけそうでいけなさそうな、もどかしい微妙な関係の男女を描いているのだけど、この甘酸っぱい感じがまたいいじゃないですか。なんか遠い昔を思い出してしまうような・・。
「運命共同体」とか言葉も洒落てていいですね。普通だったら「恋人同士」とかにしちゃうと思うんだけど、安易にそういう直球な言葉を使わないのがいい。
王道ポップソングって感じのサウンドがまた素晴らしい。20年経っても普通に聴ける曲と思う。
Super Ball
この曲むちゃくちゃかっこいい。特にサビ直前に声を張り上げるところなんか鳥肌物。この曲自体のジャンルはロックじゃないかもしれないけど、この人ロックもいけると思う。
特に最初はCoolな曲調で静かに始まるのだけど、次第に盛り上がって、サビで爆発するような感じがまた最高だったりします。強弱のつけかた、曲の盛り上げ方が上手いんですよね。
詩にもメッセージを感じますね。「成りたくても成れない物(=四角)になろうとするより、今のまま(=丸)を貫いていこう!」そんな風に解釈しました。
「スーパーボール」をキーワードに持ってくる所がまた面白いですね。 50代おっさんのイメージ的にはルービックキューブみたいに「子供の頃流行った懐かしのアイテム」って感じなのですが、今でもあるんですね。
他にも良曲のオンパレード。
今、正にドハマり中で、Youtubeに上がっている曲を片っ端から聴いているのですが、特に上に挙げた4曲だけが突出している訳でも無く、他にも凄い曲がごろごろとあるのですよ。と言うかどの曲もクオリティ高くて、聴いていてつまらないと思う曲が1つもない。稀代のメロディメーカーだと思う。
歌詞も、それぞれの曲の歌詞にメッセージが込められていて、考えさせられるというか深いんですよ。一聴しただけでは歌詞の意味がよく分からない曲も結構あるのだけど、この歌詞はこういうことを言いたかったのかな?とかあれこれ考えながら聴くのも面白かったりもする。そんでもって聴きこんでいくうちに更にまた違う発見があったりして、結果的に延々とリピートしてしまうような魅力を持っている。
こういうのスルメ曲っていうのかもしれないけど、スルメ曲って得てして最初は分かりにくかったりするじゃないですか。TOMOOさんの音楽は決してとっつきにくい訳では無いし、それていて飽きさせない深みがあるんだよな。
コンサートチケット当選しました! 2024/6/20 Zepp Haneda
やはりどうしてもコンサートに行きたいので一晩考えた上でFCに入会しました(2024/1/31入会済)。大体50代のおっさんが行くと浮くとか気にしてる場合じゃないわこれ。コンサート始まったら客席なんか暗くなっちゃうんだし、コンサート会場で周りの人が自分を気にするはずもないよな。BABYMETALなんか意外と客層年齢高かったしな。
そもそもTOMOOさんの音楽って若者だけでなく幅広い年代層の心に刺さる音楽だと思う。アレンジもことさら最先端を狙っているというよりかは、一見オーソドックスだけど、生音主体でこの先末永く聴き続けられることを狙ったアレンジになっているんじゃないかな。
そして2024/6/20 Zepp Hanedaのチケット当選しました!。1Fのスタンディング席です。コンサートは何年ぶりだろう?多分2016年9月のBABYMETAL東京ドーム公演以来だな。
収容人数3000弱なので良く見えるでしょうね。スタンディングなので足を鍛えなくちゃ(笑)まだあと4カ月先なので鍛える時間は十分ありますねw。残念ながら3月のSHIBUYA PLEASURE PLEASUREの公演は外れてしまったが・・。まあここ収容人数300人ちょっとなのでさすがに厳しいですよね。
公式Youtubeチャンネルへのリンクを貼っておきますね。
メジャーデビューアルバム「TWO MOON」も購入しました
メジャーデビューアルバム「TWO MOON」購入させていただきました。
実は「TWO MOON」のCD収録曲全13曲がYoutubeで視聴できるので、曲を聴きたいだけならCDを買う必要はないのですが、個人的にはどうしてもBlu-ray収録のコンサート動画の方を観たくて(CD+Bluray)を購入しました。在庫が無かったようなので到着に時間がかかるみたいだけど楽しみだー。
アルバムは一言で言うと全曲名曲ですね。ベスト盤か?みたいに思わなくもない。実際にかなり昔に作られた曲もあるようです。曲も弾き語りあり、ロック調もあり、スローな曲もありと多彩で、13曲一気に聴ける。最後の「夜明けの君へ」がまたいい曲なんだよな。特にサビの部分でじわーっと感動が来るんだ。
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