「今の株価はバブルだから株を売って暴落に備えるべき」という人に聞いてみたいこと

「今の株価はバブルです。そう遠くない将来に株価は暴落するはずです。今株で資産を持つことは極めて危険です。株を売って暴落に備えるべきです。暴落したときこそ買いのチャンスです。その時こそ、貯めていた現金でしこたま株を買いましょう」という人がいます。

例えば、日経平均が3万円を超えたからバブルだとか、S&P500指数の予想PERが20倍を超えているからバブルだと思うだとか、具体的な根拠をデータで説明してくれるなら、個人的に同意できるとか、同意できないの判断ができるのですが、こういうこという人に限って具体的な根拠を説明してくれない気がします。

今回は「今の株価はバブルだから株を売って暴落に備えるべき」という人に聞いてみたいことを、ピックアップしてたーぼうの見解をまとめてみました。

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「今はバブルだ」という人に聞いてみたいこと。

あなたは株価暴落をどう定義しますか?

株式市場では、短期間で10%程度の下落は結構頻繁に発生します。でもそんなのはバブル崩壊とか暴落とか言わないですよね。なので暴落って何パーセント以上の下落を指すのかの定義があるはずです。個人的には、米国株ならS&P500指数において30%以上の下落を暴落と定義したい。

”株価が暴落するそう遠くない将来”とは具体的にいつなのか?

可能であれば何年何月に暴落が始まる位のレベルで情報が欲しいですね。それが1年後なのか?5年後なのか?、はたまた20年後なのか? それによって取るべき投資戦略も大きく変わるはずです。

”株価が暴落するそう遠くない将来”までに株価はどれだけ上昇するのか?

資産を現金で持った場合、株価上昇に取り残されるリスクがあります。株価暴落のリスクは、株価上昇に取り残されるリスクと天秤にかけて考えるべきだと思います。例えば暴落で35%下落するとしても、暴落開始までに40%上昇するなら、株を持たざるリスクの方が大きいということになります。

暴落で株価は何パーセント下落するのか?

もちろんこれを一番聞いてみたい。ちなみにコロナショックにおいては、米国S&P500指数は34%下落しました。

暴落後の株価が暴落前のピークに戻るまでどのくらいの時間がかかるのか?

これも聞きたいですね。コロナショックのように半年後に株価が元に戻るのであれば、別にそのまま持っててもよかったんじゃないでしょうか。

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まとめ

上のような質問したら、「そんなことわかるわけないだろ」って言われそうですね(笑)

確かに今の株価はバブルなのかもしれませんが、そうではないのかもしれません。未来のことなんて誰にもわからないです。断定はできないと思います。個人的には未知なはずの未来に対して断定的な見解を述べる意見は鵜呑みにせず、気を付けたいなと思います。

大体、暴落を察知して直前で売り抜けて、その後の底値でしこたま買うなんて凡人の私には到底できない芸当ですね。

TradingView提供のS&P500指数月足チャートを使用、コメントはたーぼうが追記

上の図は、2000年以降のS&P500指数チャートに、暴落局面を追記したものです。コロナショックのように暴落期間が2カ月程度と短く、わずか半年後に元の株価に戻るパターンだけではないのですよね。リーマンショックやITバブル崩壊の時の方が、長い時間をかけて下落して、底打ち後もかなり長い時間をかけて元の株価に戻っています。

歴史的には、数年から10年位のサイクルで株価暴落は発生しているので、「将来株価は暴落するはず」とずっと言っておけば、いつかは当たる可能性が高いです。

単にその時に「それ見たことか」と言いたいだけなのではないだろうか?もしくは現金を多めに持っているけど、今の株価水準では買いたくないとか。