日本において投資に対するイメージが良くない理由を考えてみた

 日本人って投資や個人投資家に対して良くないイメージを持つ人が多いと思いませんか?
たーぼう自身、今まで、特に酒の席などで自分が投資をやっていることを明かすことには、なんとなくためらいを感じておりました。本当はもっといろんな人とオープンに投資について話をする機会があればいいのになと思うのだけど。

下の図のように、欧米に比べると日本人の家計金融資産構成は、株式・投信が極端に低く、現金・預金が極端に多いです。

出典:資金循環の日米欧比較 2020年8月21日 日本銀行調査統計局 より引用


というわけで今回は日本人の投資に対するイメージが良くない理由を4つ考えてみました。

スポンサーリンク

日本人の投資に対するイメージが良くない理由


1、勤勉や忍耐を美徳とする価値観
 → 汗水たらして働いて得たお金は尊い。逆に苦労せずに得たお金はよくないものと考える。そして投資で得たお金を「苦労せずに得たよくないもの」と捉える風潮がある。

2、バブル崩壊後の日本の株価長期低迷
 → バブル崩壊後、日本の株価は暴落して長期低迷を余儀なくされた。その結果、株は儲からないというイメージが定着してしまった。最近日経平均が30000円を突破して話題になったが実に30年ぶりであった。

3、投資教育の不足。
 → 投資教育が不足しているため(全く無いと言ってもよい。)、基本的に投資に関する知識が不足している。投資に興味があっても何から始めていいかわからない。多くの人は独学で初めざるを得ないので、いきなりリスクの高い金融商品やぼったくり投資商品に手を出すはめになり、大損こいて早々に市場から退場してしまうパターンも多い気がする。

4、バブル崩壊後物価上昇率が低かった。
 → インフレがないので銀行に預金してても資産の目減りが少なく、預金に対するデメリットが顕在化しにくかった。たとえ金利がほとんどつかなくてもインフレが起きないのであまり気にならなかった。

スポンサーリンク

上記に関する考察



1、「勤勉や忍耐を美徳とする価値観」について
 投資は・・・特に下落時は忍耐は必要ですよね(笑)。まあ勤労における忍耐と質は異なる気はしますが。あと、少なくとも積極的に投資にかかわろうとすると、やっぱり企業分析、金融商品の研究、世界情勢などについて勉強も必要ですよね。あと、苦労することそのものに価値があるわけではないので、それ自体が目的化するとおかしなことになってしまうかと思います。

2、「バブル崩壊後の日本の株価長期低迷」について
 確かに日本株は長期低迷しましたが、今は投資=日本株という時代でもないので、日本株がだめなら米国株もあるし、さらには欧州株、新興国株への投資も今は簡単にできる時代です。今は成長国や成長企業に投資すれば日本にいても利益を享受できる時代だと思います。

3、「投資教育の不足」について
 人は「わからないもの」に対して良いイメージは持ちません。そもそもわからないから良いイメージを持てない面もあるかと思います。ようやく2022年から高校で金融教育が行われているようですね。今後、若い世代から投資に理解のある人が増えるいくといいですね。

2022年、投資を高校で学ぶ時代が到来!? | Money VIVA(マネービバ)
「学習指導要領」の改訂により、2022年度から高校の家庭科の授業で金融教育が行われます。これから投資は学校で学ぶ時代。どのような内容になるのか、概要を知っておきましょう。

でも昨今証券会社の業績が急上昇しているところを見ても、コロナでステイホーム中に投資を始めた人もそれなりにいるのでしょうね。投資に対して理解のある日本人が増えるといいなと思います。

4、「バブル崩壊後物価上昇率が低かった。」
 幸い、バブル崩壊後の30年は物価上昇率が低かったですが、今後もそうなるかはわからないですよね。今後インフレが起きて預金しているとどんどん資産が目減りしていくなんて可能性もないとは言い切れないですし、インフレが起きなくても投資で資産を増やす重要性は変わらないかと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?ご意見や感想があれば、コメントいただければと思います。